サービス開始日: 2017-06-27 (3362日目)
いきなりエースのあんこうチームが撃破されてしまった大洗。だけど、みほを失っても大洗が崩れなかったのは、追い詰められてからの起死回生を狙う「あんこう割れ鍋作戦」を離脱した会長から引き継ぎ、さらにスナイパーのKV1追跡戦のために隊を二つに分ける英断を決めた澤ちゃんがいたからだった。
彼女は知波単戦の時にも既にそのリーダーシップの片鱗を見せてはいた。だけど、そういう力をただ持っているだけでなくて、次なる隊長として大洗チーム全員にその姿を見せたことが、今回みほというチームの支柱を失っても、変わらず戦い続けることができた要因だったように見えていた。
とはいえ、継続高校の隊長・ミカはリーダーとしてはもちろん、特に単騎でも恐ろしい粘り強さを携えているあたりに何枚も上手だと思わされるばかりだった。大洗を不意打ちでゲレンデに誘い込んで自分の得意な高速機動戦に持ち込んだり、仲間があらかた撃破されても冷静に雪崩を誘発させることで数的不利を飄々と脱したりと、ミカの熟練した手腕は圧巻だった。
そんなチームを率いながらも、同時に単騎でも強さを見せられるカリスマ性のようなものを持っていることが、やはりみほやミカのようなリーダーの条件であり、まだ澤ちゃんにはないものとして感じさせられた。
だけど、ゲレンデ滑走戦でフラッグ車が撃破されそうな間際に自ら壁として撃破され、「あとはお願いします!」という言葉を残す澤ちゃんも、それはそれで一つのリーダー像を示しているように思えた。だから、澤ちゃんの「健気に頑張る!」というイメージは「隊長のために!」と仲間を奮闘させて強さを引き出すリーダー像であり、それは特にミカにはない強さの資質のように思えた。
乃木若葉と対比される郡千景という勇者は、ただただフツーの女の子なんだと思う。
完全無欠の勇者である若葉は、ただ人類の復讐のためという教科書通りの使命を胸に、時に仲間の犠牲さえ戦いには付き物として毅然に乗り越えることができる。
だけど、千景にはそんなことできない。市民の勇者の犠牲に対する心無い反応にいちいち怒りと憎しみを募らせてしまうし、何よりも世間から勇者である自分たちが英雄として認められないことに苛立ちを抱えていた。勇者になってまでなんて小さな人間だと思えるかもしれないけれど、でもそれは人ならばフツーに抱える感情なのだと思う。
それに、千景には故郷の村で疎外され、迫害された過去があった。これがますます千景の世間への怒りを加速させて、あろうことか市民を攻撃してしまう。すると、今度は彼女の認められない心が余計に深くなり、千景を罪悪感と自己嫌悪が蝕む。
そうやって、徐々に千景の居場所は消えていく。そして、フツーの少女である千景の「本当に大切な人、私を愛してくれる人とずっと一緒にいたい」という素朴な願いすら脅かされてしまっていた。
だから、ただでさえ人類の敵・バーテックスがどうとかに信念を持たない千景にとっての本当の敵は、乃木若葉なんだと思う。世間から英雄として認められ、千景にとっての大切な存在である高嶋友奈の傍にいるという若葉は、何よりも千景の居場所をこの世界から奪うもの。千景にとって、彼女以上の敵などこの世にはないのかもしれないようにさえ思えてしまっていた。
そして、今度はさらに過去の話。300年前の最初の勇者の一人・乃木若葉の残した勇者御記という記録に秘められた回想。
それは、かつてこの世界には西暦という時代があったということ。そして、そんな中に突如バーテックスが現れて、人類は四国に逃げ込むことになったということが記されていた。
そこに思うのは、大赦は外の世界という物理的な秘密だけではなく、時代という人類の記憶や魂といったものまで覆い隠していたということへの不信感だった。
そして、そんな大赦は「勇者」たちに命を賭してバーテックスから街を守らせる。さらに、その果てに、乃木若葉を「復讐のため」と仲間の死に涙も流さないような人間にしてしまったことは、人類に対する神の罪のようにしか思うことができなかった。
お役目の真実と恐怖に一人また一人と去っていく防人の少女たちだけど、大赦からはまるで使い捨てを見越していたかのように次々と人員が補充されていく。そこに、浮かび上がるのは楠芽吹の違和感。
ただでさえ、誠実でストイックな彼女の行き着く先は、そんな大赦の不倫理を許さないということ。防人たちも勇者のように使い捨てではないと認めさせることだった。
しかし、そんな芽吹の意気込みをいなすかのようにして、大赦は国土亜耶が生贄として必要だと召し上げて、今まで外界に植えてきた神樹さまの苗も回収しなければならないと告げる。
そんな今までの努力と犠牲が全て無に帰るかのような現実は不条理ではあるが、良くも悪くもと常に目の前のことに全力な楠芽吹と符号するかのような運命にも見えていた。
フツーにゲームを楽しんでどうするんだよ……、視聴者も楽しませてくれよ……
しかし、最後の引きがちょっと気になったので、とりあえず2話までは引っ張る
報われない過去に頑張り方を忘れてきてしまったカメラマンの主人公・眞賀孝哉と、楽しいだけで頑張れて次こそは行ける!と信じてレースに参加するF4レーサーたち。そんな冷めた空気と燃えるような熱のコントラストが、グッと交わる瞬間が印象的な物語の幕開けでした。
この物語でフューチャーされる小牧モータースは、中でも金のない信念と渇望だけでやってるようなもの。だから、きっとレーサーの浅雛悠の一つハンドルを切る手にも全部の思いを懸けるような集中力があって、それ故の「応援なんていらない、一人で走るんで」というツンとした発言だったのかと後から振り返ると思ったりもする。
でも、そんなに本気だからこそ、ミスってバーストしてしまった悔しさも本気のものになって、心を打たれるとかそういう前に「美しい……」「綺麗……」という感情が前に出てくるような彼の泣き姿だったように思う。
一人で文化祭の料理の準備をしようとする民子は、もう完全に意地を張ってしまっていた。ところが、緒花たちもやってくると、なんだかんだと揉め事の発端であるオムライスをお昼に作ることに…。
そして、緒花たちみんながアイディアを出して作ったオムライスを食べてみると、民子の舌にも美味しい味。すると、それなら何とか教室の設備でも美味しくオムライスを作ってやろう!と途端に民子もやる気も出したようだった。そして、そんな民子の姿は、不可能を可能にするまさに彼女の目指すプロの料理人の姿に見えていた。
そして、これらの文化祭を巡るクラスメイトとの衝突と仲直り、恋愛、将来の夢はまさに青春の光る1ページを刻んでいた。
やはり古賀葵さんの突っ込みは良すぎるし、水樹奈々さんの子供っぽいキャラが新鮮すぎて楽しい
そして、フェニックスの放つ異彩さよ
EDでサビ前に次回予告入るのもめっちゃ好き