登山シーンがないにもかかわらず、見惚れてしまうような景色の連続でした。
その景色を背景に躍動するキャラクタ達の柔らかいデザインも相まって、センチな雰囲気ましましでしたね。
コーヒーを通してひなたの心情が読み取れるようで、演出的にも楽しめました。
あおいの描くひなたのイメージと、ひなたにとっての自己像が、うまく折り合いがついてくれると良いですね。
先生の頑張りが一方通行になっていないのは、指導の手腕もありますが、先生とひかりの人柄によるものが大きいですね。
雪と町の悩みをいち早く察知していたのはおそらくはひかりでしょう。
マイノリティであることを自覚しながらも、先生に頼るだけではない振る舞いを冒頭から続けてきたのもひかりだったように思えます。
11話に至るまでスタンスがまったくぶれていないひかりの、妹との約束についての過去の話についても気になりますね。
これまでとは違うさとうの一面が見られて、俄然期待が高まります。
しょうこちゃんも無事で良かったですね。
距離を置こうとするのも、さとうなりの優しさのようにも、期待があったからこその落胆の表れとも読めると思います。
これまではさとうとしおに何かしらの危害を加えようとした相手が主でしたが、ここにきてはじめて善意を向けられることになりました。
しょうこに対する対応でさとうの愛が試されることになりそうです。が、良いことが起きる予感はしないことがこの作品らしく痺れるところではあります。
この前のポーキー作戦もでしたが、かなたはイイ性格してますね。
遥もうまくしーちゃんをその気にさせたりしていて、はるかなペアは意外と駆け引き上手だと思いました。
舞に自分の過去の姿を重ねつつも、冷静に相手を追い詰めていくひなたがカッコ良かったです。
舞もとても良いキャラクタで、試合のシーンは目が離せませんでした。
先回はコーヒー回ときて、今回はケーキ回でした。
無理してコーヒーを飲もうと背伸びする先回と、自分では気付かないうちに成長している今回。
やはりコーヒーとケーキはセットで楽しむと美味しいということですね。
山コーヒー美味しそうでした。
好きなものを好きと言えるのは良いことですが、そこそこ難しいですよね。
そういうことをひなたはあっさりと言ってのけてしまうので、かっこいいと思うと同時に羨ましいと感じてしまいます。
ちなみにコーヒーは塩をひとつまみ入れて飲むのが好きです。
ついにさとうの罪の告白が、と思いきや思ってたのと違いますね。
でも、そんな予想の出来なさがますます興味を惹きます。
罪と罰の因果関係なんて関係なく、自罰的に考えてしまう姿は、見ていて気持ちの良いものでは無いです。
今のところあんまり良い事は起こってないので、どこかで彼ら彼女らに救いがあってほしいですね。