予定調和な感じはありましたが、その分安心して視聴できる良い最終話だったと思います。
大人やマグマ燃料というよくわからないものへの依存を断ち、子供たちが主体性を獲得するまでの改定が過不足なく描かれていた作品でした。そのためのトリガーとして、ヒロのエゴイスティックにも見える愛が据えられていた点も印象的でした。
あと最終話にしてミクのジト目の魅力に気づくことができました。
唐突すぎて、詰め込みすぎて、頭で内容を理解しても、感情の面でキャラクターに寄り添えずに置いてけぼりにされている気分です。もう少し導入を緩やかに進めてほしかったです。
設定しかない、というような印象でした。
シナリオや作画、音楽のそれぞれはともかくとして、全体として作品の骨格のようなものが見えませんでした。
先回の歌の話といい未来だ過去だ現在だとややこしくなってきました。
未来と現在の監禁の黒幕が同一だとすると、どこまで仕組まれているのでしょうか。途方もない話ですね。
キョリュウとVIRMの戦いに、最初は無関心であったが、ヒロの意思もあり参戦することになった様ですね。
外の世界では生きて行くだけでも大変で、うまくいかないことだらけで、それでも生活に追われるだけになってはいけない、そうあるべきではないというメッセージのようでした。
レンとフカ次郎のコンビネーションはさすがでしたね。リアルのフカも相変わらずの調子でしたが、今回はマゾヒストさんとピトさんの強烈さの前に変人成分は霞み気味でした。
話も綺麗にまとまって、楽しく視聴できました。
なかなか賑やかで楽しかったです。
先回まででピトさんの狂気を散々描いて、今回でそれを緩和するかのようにドタバタの銃撃戦とカーチェイスでした。そのままのシリアス路線で行くよりもらしい感じはします。
オカリンが忘れているってことは、そこに何か理由があると考えても良さそうですね。
リーディングシュタイナーがオカリンに身についた?ことにもつながったりするのでしょうか。
かおす先生がとってもユニークで、印象に残る作品になりました。
シリアスになりきれないところも、かおす先生らしさがあって良いですね。
キャラクターが立っているので掛け合いの安定感がありますね。
あれこれ考えながら見ても、そうでなくても楽しめていいですね。
ユニークでありつつ、完成度も申し分ないと思います。
いくら圧倒的な実力があっても、約束通りキスしてあげる律儀さがレンらしいですね。
ピトさんのクレイジィさを見た後にこそ尚更際立つ和やかさでした。
翼の漫画のルーツはやはり実家にあるように見えました。中世ファンタジーで魔王に立ち向かう勇者は翼の理想の姿でしょうか、あこがれ王子様像でしょうか。
カオス先生のひねくれてない自虐ネタも、今回は凹みすぎることもなく安心して視聴できました。相変わらず魅力的でした。