サービス開始日: 2023-07-02 (957日目)
登場人物1人1人の歪んだ感情や片想いを丁寧に描いた作品だった。この作品における恋愛はかなり歪んだ形で表現されて、主人公の花火や麦をはじめとした登場人物達の複雑でぐちゃぐちゃな感情が痛いほど伝わってくる位に緻密に丁寧に描かれてた。感情だけでなく、登場人物達の関係性もかなり歪だった。互いが互いを片想いの相手の代わりに見立てて関係を持ち続けた花火と麦、花火に片想いしつつも花火からの恋愛感情は得られないと知りながら、自分が代わりとして利用されていることも分かった上で花火と関係を持った早苗、男性から向けられる好意に快楽を見出し、様々な男と関係に持っていた茜など、その関係性は極めて特殊でそして歪んだものだった。関係性自体はそのように歪んだものだったけど、そのきっかけになったキャラの感情自体は決して特殊なものではなく、理解もできるものだったと思う。片想いの相手に自分を見てもらいたい、その相手に求められたいという感情、寂しさ・孤独から逃れたい、人間なら誰もが抱くような当たり前の感情がその根本にあったと思う。一見すれば理解できない、歪んでいる、人によっては気持ち悪いとも思う人もいるかもしれない。特に茜は関しては、不特定多数の男と関係を持ち、男女問わず結果として弄んでいたわけだから、嫌悪感を持つ人といると思う。その裏にある登場人物の心情に目を向けて見ると違う見方ができるんじゃないかと思う。少なくとも、自分は安易に非難する気にはなれなかった。それに、個人的に、おそらく作中のキャラ達は自分達の複雑な感情との向き合い方に関しても色々と悩んでただろうし、分からないけど分からないなりに折り合いをつけようとしてたと思う。作品を通じてキャラクター達の関係性はどんどん複雑になっていったけど、それでも最終的にはそれぞれが自分の感情に一応の区切りをつけ、前に進むことになった。花火と麦は、互いの片想いが実ることはなかったけど、お互いの片想いをきっかけに出会い、片想いの相手の代わりとして関係を持ち続ける中で色々な感情を共有した。互いに前に進むきっかけになった存在だし特別な存在としても見ていたと思うけど、最後には離れることを選んだ。この2人の関係性は終わってほしくなかった、何らかの形で続いてほしかったというのが個人的な本音だけど、それまでの歪な関係や2人が進んでいくために離れることが必要だったんだということも理解できる。個人的に好きな展開ではないけど作品としては正解だったと思う。それに、ここまで重く、人間の醜い部分も強く描いてきた作品だったのに、後味の悪さをほとんど感じさせない、ある種の爽快感すらもある終わり方になってるのは見事だったと思う。登場人物の複雑で歪な心情と関係性から描かれる重く切ないラブストーリーではあったけど、見応えのある作品だった。
ありのままの自分を周りに受け入れてもらえなかったことから敵(ヴィラン)になったトガヒミコ、父親であるエンデヴァーや家族から見てもらえなかったことから敵(ヴィラン)になった荼毘、弔だけじゃない、超常社会やヒーロー達が孕んでいた歪みから生まれたと言ってもいい2人の敵(ヴィラン)と、ヒーロー達がどう戦うのか、どう向き合うのか、今まで何回も描かれてきた要素ではあるけど、最終章でもやっぱりこれは大事なポイントの1つだと思う。
運命の相手を政府に決められ、その相手と結婚するそんな世界を舞台にしているからこそ、恋をすることの難しさや苦しさが描かれていた。胸が締め付けられるけど、それでも恋をすることが美しい、素晴らしいと感じられる作品だった。まず、この作品の根幹に関わる超・少子化対策基本法、通称「ゆかり制度」は、16歳の誕生日を迎えた学生達に、政府が将来の結婚を想定した運命の相手を算出して通知するもの。本人から一応希望を取ってもいるらしいけど、結局は政府が運命の相手を決めて結婚させる。調べてみると、初めて恋人ができる平均年齢は男女共に16歳らしいから、16歳になるタイミングで相手を通知し、早くから将来を見据えた交際を促すことでトラブルもなく円滑に恋愛・結婚させることをねらった制度なんだろうなと思う。16歳になった瞬間に相手が決まるわけだから、おそらく、元々彼氏彼女がいたけど別れることになったっていう例は全体で見れば少数派だったんだろうなってことが推測できる。通知後も手厚いサポートをしているようだし、この制度によって結婚した夫婦も皆円満だったし、ゆかり制度は致命的になるような大きな欠点がなく多くの国民からも受け入れられていた、だから数十年に渡って続いていたんだろうね。しかし、この作品で描かれたのは、そのゆかり制度が原因でその恋路が険しいものになり、様々な困難に直面することになった男女。16歳の誕生日を目前にして、ずっと好きだった美咲と両想いであったことを知り、想いを確かめ合った由佳吏、しかし政府通知により紫の交際相手に選ばれたのは美咲ではなく真田莉々奈。ゆかり制度に従えば交際は許されないけど、由佳吏への感情が大きくなっていく美咲と、最初は由佳吏と美咲の恋を応援しようとしたものの徐々に由佳吏に対して特別な感情を抱くようになる莉々奈、莉々奈と美咲、両方に対しての想いが強くなっていく由佳吏。3人が悩み、苦しみ、時には嘘をつき、それでも恋のために必死に足掻く姿が描かれた。恋は楽しいことだけじゃないということを改めて思い知らされる内容だった。3人は恋愛感情は勿論のこと、それを差し引いても互いが互いをすごく大切な存在として考えていて、だからこそ一生懸命だったんだと思う。それぞれの複雑な感情が丁寧に描かれて、それを表現する声優さんの演技力の高さもあって、見てるこちらも胸が締め付けられるようだった。恋をすることの難しさ、「好き」とは何なのか、いろんなメッセージ性も込められてる作品だと思った。とはいえ決して辛い・切ないだけの作品ではなく、悩んだ末に答えを出し、未来に向けて進んで行く、希望が持てる作品でもあった。由佳吏、美咲、莉々奈の目指す未来への道は決して簡単なものではないし、悩んで苦しむことも沢山あると思う。けど由佳吏は3人で歩むことを選んだわけだし、美咲が好きだけど同じ位莉々奈のことも大切だという由佳吏の気持ちも個人的には尊重したいと思う。自由に恋することが難しい世界だけど、3人が幸せな未来を掴んでくれると良いなと思う。
ゲーム制作の舞台、作中で言う所の「荒野」に身を投じた高校生を描いたとても面白い作品だった。ストーリーは、基本的にはコミカルな場面が多く、ギャグの内容は勿論、会話も面白いしテンポも良かった。けどコミカルな部分だけじゃなく、ゲームの完成度に対するメンバー1人1人のこだわりや自分の能力に対する葛藤や悔しさ、メンバー同士の対立など、ゲーム制作の過程において生じる様々な困難についてもしっかり描いていた。そういう困難に直面し、特に終盤は1度メンバーがバラバラになる事態も起きたけど、それでも1人1人のゲームへの思いや「六波羅」の絆で乗り越えていて、その時はすごく感動した。六波羅のメンバーは皆個性的で楽しかった。主人公の文太郎は、性格良くてコミュニケーション能力も優れてる好青年で、それまでやりたいことがなかった中でゲーム制作に挑んでいた。シナリオの息詰まりとかもあったけどそれでも頑張っていたし、ゲーム制作や六波羅に対しての強い思いを感じ取ることができた。ヒロインの黒田さんはゲーム制作の発案者で、結構ズレた部分もあったけど仲間とのゲーム制作を楽しんでいたり、嬉しい時に1人で喜んでいる所とかすごく可愛かった。他にも、ハイテンションのムードメーカー、けど声優担当として自分の仕事には強いこだわりを持ってた有夏、まとも枠だと思いきや恋愛の話になると暴走する亜登夢、同じく比較的まとも枠かと思いきや絵を描いている時に時々変なことを言ううぐいす、メンバーとの衝突も多かったけど自分なりにゲームに対してこだわりを持っていたテルハ、6人それぞれが個性的なキャラだった。この6人のゲーム制作の日々とそれに対する熱い思い、そして六波羅としての絆を楽しむことができる面白いアニメだった。
再会したルーデウスとロキシーの絡みがめちゃくちゃ多くてありがたい。助けられたことをきっかけにルーデウスのことを意識し始めたロキシーがホントに超可愛い。
炭治郎と伊黒さんの稽古の時にアニオリで戦闘シーンが盛られたのはありがたい。作画もめちゃくちゃ良くて迫力あった。前2話程ではないけど今回もアニオリが所々挿入されてて補完もバッチリ。
長男の凶一郎が作中トップレベルでヤバいやつなのに、加えて次点でヤバそうな殺香までメイドとして夜桜家に住み込みとはね。この2人は戦闘能力も高いし、夜桜家がまた一段と恐ろしいものになってしまったような気が😅
男女のグループがワイワイ楽しくやってて、その中で青春や恋愛が描かれる作品が大好きだから、そういう好みにドンピシャのすごく面白い作品だった。メインのS・Aの日常は見ていてすごく楽しかったし、7人の友情や恋愛はすごく感動するものだった。主人公の光は男勝りでとにかく真っ直ぐで前向きな子だった。学年成績やその他色々な場面でライバルの滝島に勝負を挑み、何度負けても挑戦し続ける所が彼女の真っ直ぐさと一生懸命さを象徴している。滝島との勝負だけじゃなく、S・Aの仲間や他のキャラ達のために行動できる子でとても魅力的だった。コミカルな場面も多くて面白かったし、話が進むにつれて滝島への特別な感情に気づき、悩みながら答えを出していく恋する女の子としても面もあって可愛かった。光のライバルの滝島は、学年成績で1位をキープし、他にも大抵のことを完璧にこなすハイスペック男子だった。ホントに人間なのか疑うレベルの身体能力も持っていて、ギャグの時は勿論シリアスな場面でも時々発揮してくるから笑っちゃった。一見完璧超人だけど光に対して恋愛感情を持っていて、勝負をする中でからかったり自分なりのアプローチをしていた。けどその光はすごく鈍感だったから、そんな光の鈍感ぶりに悩まされる場面も多くて、いろんな表情を見せてくれる面白いしカッコ良いキャラだった。メインはこの光と滝島だったけど、他のS・Aメンバーの友情や恋愛もすごく面白かった。明と宙は、序盤から宙がふざけては明が制裁という夫婦漫才みたいな場面が多くて楽しかった。2人の恋愛にスポットが当たるのは2クール目で、八尋が関係した過去のことで明が悩んでる所で背を押したり、声をかけたりする宙の場面があった。明はそんな宙のことが好きで、感情の整理がつかなかったり、宙の発言に怒って拒絶したりしてしまう場面もあったけど、最終的には無事結ばれて恋人同士になれたし、その場面は最高だった。芽は2クール目後半で八尋との様子が描かれた。この八尋は、序盤はヒール役として登場してて正直好きではなかったけど、実は明や他の誰かのために自分から悪者を引き受けている根はすごく優しい奴だった。芽も最初は、八尋が明と宙の恋愛を邪魔するんじゃないかという警戒心から、友達を守るために八尋に近付いたけど、八尋の不器用な面を見て、八尋のために自分ができることをしようとするようになった。そんなにガッツリと描かれはしなかったけど、八尋の方も嫌味なことを言いつつも芽のことを気にかけてるっぽかったし、2人の関係も明るい方向に進んでいくと思う。あと恋愛とは関係ないけど、芽は基本的に筆談キャラで、言葉を発する場面はそんなに多くないけど、字の文面とかその時の表情がすごく可愛かった。この作品で1番好きなキャラ。純の相手は最初は滝島のお見合い相手だった桜。桜は純に一目惚れして以降、猛アタックを続け、純は「キスされると人格が変わる」という謎の持病のせいで、最初は桜のことも避けていたけど、桜がそのことも受け入れてくれたことから想いを寄せるようになった。その後も自分の持病のことで悩んで桜を避けていたけど、それでも最終的には桜に向き合い、結ばれることができた。あと、恋愛とは違うけど、竜は純と芽のことを弟・妹みたいに大事にしていて、純と芽の方も竜にすごく懐いていて、この3人を見るのも楽しかった。終盤では、S・A廃止・離散の危機に陥り、それを解決するために滝島がロンドンに行ってしまうけど、その滝島に会いに行くためにロンドンに行き、パーティーに乗り込んだS・Aメンバーが描かれた。7人の強い絆を存分に味わえる素晴らしい展開で感動したし、八尋や桜も力を貸す熱い展開でもあった。楽しく見れるし、恋愛見てキュンキュンできるし、そして感動もする、最高の青春を描いた素晴らしい作品だった。
嫉妬してちょっとだけ怒ってムスっとしてるとわちゃん超可愛かった。のえるがとわちゃん達が自分の友達だってことに気づいてなかったことについては、まぁこの子は多分こういうキャラだと思ってたから驚きはない。今回一緒に映画に行ってその事に気づいたこと、そして自分が森太郎に向ける感情とそれ以外の人に向ける感情が違うと気づいたことが学びだと思うし、サブタイの「勉強中」もこの事だろうね。森太郎への感情は「親友」と結論づけてた。今はそれで良い。自分にとって森太郎が特別だと気づけたことに意味がある。本当に「親友」かそれとも違う感情かってのはまだ先で良い。今回は癒やし成分全開の素晴らしい神回だった。
A組やプロヒーロー達は勿論、物間くんをはじめとしたB組、サポート科、心操くん、皆が活躍してるのがホントに熱い展開でワクワクするし感動する。まさに「みんながヒーローになるまでの物語」。
第1章に続いて第2章も、目が離せない緊迫した怒涛の展開の連続でめちゃくちゃ面白かった。第2章で中心的に描かれたのはネオ・ブリタニアが保有するダモクレス&フレイヤを相手とした戦い。ロゼ達とネオ・ブリタニアの戦いは一進一退でどう転ぶか分からない、最後の最後まで見逃せないワクワクする戦いだった。映画館のスクリーンで描かれるナイトメア戦の迫力は今回も健在で、これも目が離せなくてワクワクした。特にアッシュとナラによるナイトメア戦の迫力は桁違いだった。第2章に含まれてる4話、5話ではダモクレスやフレイヤも絡んだネオ・ブリタニアとの戦いが描かれ、その戦いが一旦収まった第6話では、ナラとアッシュの関係とか謎や伏線の一部が回収され、それと同時に気になる新たな謎が多く描かれた。皇サクヤの父親を殺したのがアッシュではない可能性、ノーランドとアッシュの関係性、そしてアッシュの過去、その他にも今後のストーリー展開の上で重要な要素になってくるであろう謎が多く描かれた。ストーリー面では、今回はL.L.としてのルルーシュやC.C.、コーネリア、ニーナなど、ルルーシュのシリーズからのキャラと結構登場した。過去の作品を見た人へのファンサービスもばっちりだった。6話では早く真実が知りたいと思うような気になる情報が大量に出てきたし、次回の予告でさらに気になるシーンを大量に出してきたから第3章が早く見たい。
アニメシリーズ1話〜8話の内容をかなり綺麗にまとめてあったし、8話のシーンの一部を冒頭に持ってくるという粋な構成で、アニメの内容や印象的なシーンを思い出しながら楽しめる総集編だった。映画館の音響で聴くことによって、結束バンドの曲の魅力度もより増していた。今回の総集編のために新しく作られた曲もすごく良い曲だった。後編も楽しみにしてる。
主人公のリーシェが、過去6回のループした人生での知識や経験を活かして様々な人達と交流したり、困難に立ち向かったりする王道ストーリーがとても面白かった。タイトルには「悪役令嬢」とあるけどリーシェは悪役令嬢からは程遠い、むしろ優しい心を持つ素晴らしい人格者だった。1度目の人生以降、婚約を破棄されてから戦争に巻き込まれて死亡するまでの5年間を6回繰り返し、その中で商人、薬師、兵士と色々な境遇を経験しているキャラクターだった。今回この作品で描かれる7回目の人生では、残虐と名高いアルノルトの花嫁となったけど、それまでの6回の人生で得た知識や経験を活かして、王国や民の幸せに貢献したり、時に自分に降りかかる困難に立ち向かったりしていた。リーシェを妻として選んだアルノルトに対しても、第2王子のテオドールに対しても、王族の下で働く騎士や侍女、国の民衆に対しても、誰に対しても真摯に向き合う姿はとてもカッコ良く、美しいものだった。特に、侍女選定のために実際に彼女らと一緒に働いたり、高圧的な態度を取っていた従者を諭し、役割を与えたりしていたという部分にリーシェの慈愛に満ちた部分を感じ取ることができた。テオドールやミシェルのように、作中で間違いを犯しそうになった人物達も、リーシェの真摯な姿に触れてか、その間違いを改めたり、抱えていた闇から解放されてどこか爽やかな様子を見せたりしていた。リーシェを花嫁に選んだアルノルトは、残虐と悪名高い王子だけど実際には根は優しい人物だった。リーシェへの態度からもそれがよく分かる。この作品に登場する人物には根っからの悪人とかはいなくて、実際は優しかったり、過去の経験等から歪んだ考えを持ってしまったりした人が多かった。そういうキャラ達がリーシェと出会い、関わる中で変化していくというのも、この作品の魅力の1つだった。また、この作品は絵がすごく綺麗だった。そもそものキャラデザもめちゃくちゃ良かったし、作中の作画もかなり綺麗だった。特に3話のリーシェとアルノルトのダンスシーンは、画面映えするし演出も良くて、芸術作品のような美しさだった。12話の中で綺麗に収まってはいるけど、過去6回のリーシェの人生で起きたアルノルトによる戦争がどうなるのか、それが起きてしまった時にリーシェ達はどうするのかって言う気になる要素もあるからぜひ続きを制作してほしい。