放送当時は小6か中1。一応リアルタイムで観てたんだけどその時の俺には「はにゃ?」という印象だったので改めて視聴。
一言でいうならば、「死生観」をメインテーマとしたアクションファンタジーアニメってところ。
決められた運命に抗うことをせず、「来る際」を待ちながら龍の歯医者として働き続ける日々を送る野々子。これに真っ向から「なぜ長く生きようとしないのか」と疑問を呈したベル。
「少女は選んでここに来た。少年は選ばれてここにいる。」というキャッチコピーからも読み取れるように二人の対比は物語全体を通じて顕著だった。
てか序盤の構成が抜群に良かったよね。減点要素0の導入だったと思う。
ただ、2話構成ということもあり、歯医者周りや世界観の掘り下げがもっと欲しかったというのが本音。
「龍」とは何なのかという問いを中心に、物語を通じて視聴者側に解釈を委ねる点が少なくなかった。
ただ、2話を通しての作品のテーマそのものは割かし明解だと感じたので、前述の通り、これだけ面白みのある世界観を作り上げているのだから、それを最大限に活かしたアニメがみたいなぁ(願望)
演出が最高に良い。音楽とか、特に。
登場人物一人一人の境遇、各々の葛藤と変化、これらを掛け合わせながら、作品を通して「生」というテーマ性を感じる取ることができた。1クールという短さ故に、疾走感が強かったが、この作品の持つメッセージに強く心打たれた。他方で、1クールだったからこそ、作品に余白が生まれ、それを自らの想像で補完することが可能だった。「もしかしたら、、」と描かれていない背景等を思い浮かべるとこみあげてくるものがある。
もう一度最初から観たいと思う。