サービス開始日: 2025-11-21 (219日目)
3月に映画館で観た以来、2度目の鑑賞。
簡潔に述べる。「好き。泣く。映画館でしかみたくない。」
この作品を好きになるか否かの分かれ道は、彩葉の感情曲線の変化にノれるか次第だと思っている。これは、彩葉とかぐやの関係性の変化とそれに伴う彩葉の心情変化や価値観の転換とも言い換えられるだろう。(キャラのビジュ、映像、音楽、ボカロ等々を目的で観ている人にはあまり関係ない要素かもしれないが....)
本作は視聴者側の予想を超えるスピード・テンポ感(主観)で物語が進む故、多少ご都合主義なところが散見される。また、特徴として、明確な敵・悪役との対立構造、その他”ノイズ”の排除、他の劇場アニメでみられる長回しの演出の削減が挙げられる。こういった面に対して批判が集まるのは理解できる。実際、彩葉が当初「自分一人でやりきる」ことに拘っていた背景、母との確執とその解消等の描写はもう少し尺が欲しかったというのは私自身も感じた次第である。しかしながら私の場合、前述の内容にノることができたので、そうしたある種の構成の粗さには目をつぶることができた。
そして、圧巻の映像体験ができることは言うまでもないだろう。空間を広く・深く使ったカメラワーク、発光の多い映像表現はまるで”ライブステージ”をみているかのようだった。
他にも語りたいことは色々あるがキリがないのでここで止めておく。
新海誠の自主制作アニメ。モノクロ。
ノスタルジックな雰囲気は好きだがそれ以上の感想が出てこなかった。
文字のみのカットがちょこちょこ入ってたのは印象に残ってる。
新海誠手掛ける美しいアニメーション。空間を広く使ったカメラワークや空全体の描写、光の使い方、好きです。
ほぼ新海誠一人で制作したというが、あのクオリティを一人で出してくるなんて凄まじいを超えて最早理解不能。
映像表現の掘り下げもしたいが一旦割愛。
地球の存亡のための戦いに突如駆り出される少女と、ただ待つことしかできない少年。
この2人の恋愛関係の行方が宇宙での戦いと同列に描かれる様がまさに”セカイ系”であり、俺の癖なんだよな。
25分という短編故に物語自体はハイペースで進む。世界観の説明も最低限。
ただ、そうした理不尽さがあっての”セカイ系”であり、作中の登場人物もまたそうした”どうしようもない状態”に陥っている。
”こうした状態”に妙に視聴意欲を搔き立てられるらしい。恐らく”セカイ系”でしか味わえない切なさのようなものを求めているんだと思う。
追記:なんでお前はそういう癖なん?といった質問は受け付けておりません。
Uの世界は圧倒的映像美で魅せてくれる。奥行きの使い方が上手く、没入感が凄まじい。
現実世界の描写はスタジオ地図らしさのある青々しい絵が印象的。
物語の随所で「大衆の声」をネットでの反応やAsの声を使って表現する場面が目立っていたように思う。ネットの荒波の中で揉まれる創作者の心情を表したかったのだろうか。
物語の大枠の流れはいいんだけど所々「ん?」となる点あり。なぜ母は別の子を助けるために自らを犠牲にしたのか?という彼女の長年の疑問の解消(?)の描き方、父との確執解消、「竜」に対する鈴の思い(鈴が竜に執着する行動原理がわからない)、一回観ただけでは置いてきぼり感が否めなかった。(私の理解力不足と言われたらそれまでだが。)
また、創作者のエゴが前面に出て物語の流れが”ご都合主義”で作られてる感もあったなと。竜だけがあそこまで「悪」として描かれるに足る要因なくない?等。
追記:途中、「美女と野獣」すぎて何とも言えない感情になったのは私だけ?歌姫の名前が「ベル」なのと「竜」の装束が妙に野獣っぽいとこから「まさかな...」とは思ってが。