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毎クール4~10本程度のアニメを視聴。見たアニメの感想は出来るだけ書いていきたいけれど、5分枠の作品とかはあまり書かないかも

サービス開始日: 2016-03-14 (3187日目)

視聴状況

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とても良い

一人暮らし少年の家に突然メイドがやって来るとか、それどんなご都合展開…と思ったらむしろメイドさんにとって都合の良すぎる相手だったというね…
人好もメイドさんも誰かと一緒に居られる温もりを求めていた。二人の出会いは互いに良すぎる相手となったけど、条件など求めていなかった筈のメイドさんにとって何よりも破格の主となったような

一般人の人好には暗殺術が得意なメイドなんて不必要、雇う余地は無い
けれど、掃除を一緒にしてくれる人という条件なら彼女を引き止められる。それは言葉の言い換え。でも1人じゃ掃除が出来ない人好やメイドさんにとって、二人が一緒に居る最上の理由になる
ここでもメイドさんの方が得る量が多いのは面白い。美味しく味わって欲しいとの想いが詰められた豚カツはメイドさんにかつて無い温もりを与えるものになるね

だからって夜中にソース舐めてるのはちょっと酷いけど(笑)
ただ、ここでも人好は分け合う遣り方を選んでいるね。夜中に起きて夜食なんて駄目生活を美味しい食事を共にする時間とした
メイドさんは人好から食事も夢も温かい物を与えられている。だからこそ、自分がそのような想いをしている時に人好がそれを分かち合えていない点を気にしたのだろうね

与えられてばかりで暗殺だけが得意なメイドさんが人好に返せるものは少ない。だからこの身一つで与えられる膝枕は格好。でも、受け取って貰えなかったら…というタイミングで人好の飛び込みはとても良かった……
二人が分かち合ったとても尊い温もり。それがどのように家族となり、与え合っていくのか。興味をそそられる初回でしたよ



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とても良い

まるで絵画を見ているかのような気分にさせる素晴らしい作品…
好きになった人は高嶺の花、告白以前に名前を覚えて貰うのすら一大事。そのような境遇だからこそ、一歩一歩彼女に近付いていく工程がとても尊く感じられる
それは話の展開だけでなく、一つ一つのシーンがとても緻密に描かれているからなのだろうね

大喜と千夏の接点はせいぜい朝練の時間くらいで遠くから見遣るしか出来ない。だから彼女が監督と何か話していても内容を知れやしない
大喜の恋がきらめきを失わないのは、スポーツ選手らしく挑戦心を保ち続けるから。その感情が千夏のくしゃみに接した際に過剰な行動をさせる原動力になった
それは確かな一歩だね

大きな変化の一歩となったのは1on1で向き合った時かな
相手の挙動に注視する競技は大喜がどれだけ千夏を見ているかを示すものになるね。また、千夏に大喜の人となりを教えるものともなっている
本作が良いのはここで大喜が知らず知らずして千夏に最も大切な事を知らせている、思い出させている点だろうね

一歩ずつ踏みしめていた大喜が大きく駆け出すのは千夏が遠くに行ってしまうと思い込んだから。でも、それだって告白できないという理由でなく彼女が遣りたい事を出来なくなる虞から
結局勘違いだったそれは、けれど千夏に大喜という人となりをアピールする最高のシーンになったような
そのように綺麗なオチが付いた後にまさかの同居エンドとか吃驚させられたよ……
この事態に今回は活躍が控え目だった雛がどう絡んでくるのか楽しみすぎる…!



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良い

これは童話的と云うか、一昔前の少女向けアニメのような雰囲気を持つ作品だね
けれど、落としてから上げていたり、緊張感有るシーンを高いレベルで描くものだから誰でも楽しめる作品になっている
魔法使いに憧れていたのに落第してしまったクルミが夢を諦めない中でどのように彼女だけの魔法を手にするのか楽しみですよ

さらっと描かされていたけど、どうやらクルミは努力家タイプのようで。小さな頃の憧れを胸に日夜勉学を熟してきた彼女は夢を叶える側の人間であるように思える。なのにマ組不合格…
不思議なのは他にも理由が見えない不合格者が居る点か
穿った見方をすれば、不合格には何か理由があるかもしれなくて、それは夢を叶える道へと繋がっているのかもしれない

普通科とマ組は住む世界が違うかのよう。クラスは分けられ、輝きも異なる。その状態で歓迎会を見ても自分には関係ない世界
だからこそマ組の騒動を収めたミナミが担任として普通科にやってきた挙げ句、生徒を魔法使いにさせるというのは世界が引っ繰り返るような話
これから彼女らの学園生活はどうなるのかな?



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良い

逃若党の未来は絶対ではなく、時行の逃げ上手も絶対ではない。だからこそ、そこには命懸けの駆け引きが生じるし、常に以前の自分を乗り越える成長が求められる
今回は保科達や狐次郎にその点が求められた形となり、同時に生きる為の逃げ力が試される戦ともなったのかな

相手が兵力は上でこちらは寡兵なら、どうしたって効率的な戦法が必要。そこで玄蕃や狐次郎は上手く動き回ったね
特に狐次郎は奮戦と評するのが相応しい働き。けれどそこで彼が反省点としたのは仲間の名前を覚えていなかった点。今回は時行の逃げを広める戦であった事を思えば、彼だけが皆を活かすのではなく、皆が皆を活かす逃げへの仕組みが必要だったわけだ

時行による逃げて生きるという信念に真っ先に影響されたのは保科だね
前回はあれだけ死こそ全て!な感じだった彼が生きるを覚悟して戦う様は将としてとても気持ちの良いもの
将が変化を遂げているから諏訪神党の者達も同様。狐次郎が生きるに必要な助けをし、敵の将に助からない道を用意した彼らの変化は逃若党があの戦いに参加した最高の褒美に思えたよ

一方で逃げ生きる事を不利な結果とさせたのが吹雪の策か
清原の無能を見抜き、彼が生きる為に逃げるよう仕向けた。それは逃げが必ずしも良い未来を導くとは限らないと示すもの
だとしたら、保科に気持ち良い負け戦を教え、諏訪明神の力になると宣言させた今回の負け戦は良い未来を引き当てた逃げだったと言える
この経験は鎌倉奪還に役立つものになる、そう思える回でしたよ



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まこと祖父のお洒落具合には驚かされたよ。あの小さな家に展開されていたのは彼が作った夢の国だね
でも、それは家族からの理解を諦めた空間。その極地たる光景は揺らぐ性別に生きるまことの目を輝かせるものとなるけど、一方でその姿はまことに自分はどう生きるべきかと考えさせるものにもなるね

若き美香が受けたショックは想像に余りある。きっと彼女にとって「可愛い」と「私」は結び付いていただけに、可愛いに踏み込んできた父親はおぞましい侵略者
なのに息子がかつての父と同じように異性装へと突き進む様はトラウマを刺激する
ただ、その瞬間に彼女は父も息子も理解の範囲から外してしまった。その人らしい生き方の先に幸福が有るかもと考えられなくなった

祖父の暮らしは可愛さに溢れている。でも大事なものを捨てたという彼の生活に寂しさがあるのは確か
不器用な言葉で娘の今を知ろうとして、まことが自分をどう思うか探って。そして別れの時には控えめにまことを留めようともした
その姿からは大事なものは捨てたと言いつつ、大事なものへの未練を感じさせてしまう

祖父の姿はまことにとって辿り着くかもしれない可能性の姿。自分の可愛いを極める在り方はまことを魅了するが、まことは1人の生活で可愛さを求めるのではなく、理解される中での可愛いを求めたわけか…
改めて勇気を持って母と向き合ったけど、このとき美香も勇気を持ってまことを理解しようと努めていたと判るね
父との最大の違いは彼女にとってまことは幸せを願う対象であった点かな

異性装を理解できない美香もまことが幸福に成るべきだとは理解している
だから異性装を身に纏う先に幸福が有るのかと疑っていたようだけど…
ここでまことが様々な衝突を経て手にした当たり前の学校生活が活きてくるなんてね
まことは皆と違う姿をしていても幸せになれるかも知れない。その可能性を示せただけでも本作には大きな意味が有ったと思えるよ

まことの件については一定の終着を見せたけど、流石に咲や竜二の件についてはアニメで描ききるのは難しかったか…と思わせての映画化決定には本当に驚かされたよ
幾つもの諦めが複雑に絡まったこの物語にどのようなハッピーエンドを示してくれるのか、今から本当に楽しみですよ



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普通


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全体
良い
映像
良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
良い
音楽
良い

狂信者ってこういう風に作るんだ……となんか妙な納得感を覚えてしまったよ。勿論、アインズは彼女をそういう風に作り変えたかった訳じゃないんだろうけどね(笑)

直裁に表現してしまえば盛大な茶番劇が描かれていた印象
オーバーロードシリーズは圧倒的な強者集団であるアインズ・ウール・ゴウン魔導国がどのようにして普通より幾らか強い者達を蹂躙するのか、そして相対する者達はどのように滅びの道を歩むのかという点を描く作品であると認識していたりする
つまりはアインズ達が向き合った勢力は滅ぶか従属するか以外を選べない。ただし、毎回同じ方法で敗北させるのではなく、その時々で相手に合わせ最適な方法で蹂躙が行われるのだけど、聖王国で行われたそれは最高の茶番であるが為にアインズ視点で見るか、聖王国側の視点で見るかによってかなり印象の異なる内容となったね

物語の進行は殆ど聖王国で行われるだけに魔導国側の登場人物は少ない。その分、聖王国側の変化は充分に描かれているね
その変化が最も象徴的に描かれているのはアインズの従者を務める事になったネイアか。彼女は聖騎士団では不遇な立場にあった為か聖騎士団が掲げる正義には疑問を覚えていた。それだけに全く異なる信念によって行動するアインズに惹かれる要素を持ち合わせていたと言えるのだろうね

作中でネイアが段々と傾倒していった「弱者は悪」「強者且つ道徳性を備えた者こそ偉大」との考え方。聖王国側でこれに適合する人間が少しでも居れば彼女の境遇は変わったかもしれないけど、そもそも魔導国を相手取った時点で強者の側に回るなんて不可能だからなぁ…
というか、キービジュアルの中央に居るカルカが序盤であっさり退場するとは思わなかったよ。彼女って公式サイトの説明に拠ると国内最高戦力とまで謳われているのに…。そんな人物が早々に脱落する程度なら聖王国はどうやったって強者には成れない。アインズのような存在に擦り寄るしかない
強者でない時点で選択肢は絞られていく。それでも足掻こうと思えば、人質少年の父親のように戦うしかないのだけど、それだって亜人相手にすらほぼ通用しないわけで
このような聖王国の状況ではネイアが狂信に傾倒してしまうのは仕方ないように思える

滅びに突き進む聖王国において、それでも足掻こうとしたのがレメディオスと言えるのかな
ただし、彼女の考え方がネイアと両極端と言える程に異なる点が聖王国敗北までの物語を面白くしているね

レメディオスって正義の考え方がかなり凝り固まっているだけで、それ以外の点については柔軟性も有るし決断力も有る。ただ、彼女に致命的に足りていなかったのは己自身の力と強者であるアインズへの敬意か
彼我の実力差を察せずアインズを利用しようとした時点で彼女はどうしようもなく敗者。逆にネイアがアインズへの敬意から様々な加護を与えられ結果的に信仰のシンボルになった事を思うととんでも無い差である

彼女に正しさが有るとすればアインズに頼るのをヤルダバオト戦に限ろうとした点かな。その考えはすぐに瓦解するのだけど聖王国が辿った道を思えば正しかった。ただ、それを実現するだけの力がどうしようもなく足りなかっただけで
やはり本作は弱者に厳しい……

望みを叶えるには他を圧倒するだけの強さが必要。それを最も体現しているのがアインズだね。
魔導国のトップとして君臨し、強大な力を持つ階層守護者を従える彼はあらゆる望みを叶えられる立場。だから今回のような茶番を仕掛けられるし、彼自身に深い考えは無くてもデミウルゴスの計画に沿って動けば彼にとって都合の良い状況は次々と作られていく
その強さは弱者を魅了するもの。聖王国の兵士達は圧倒的な力を持つ彼に歓声を上げるように成るし、人間を苦しめる亜人の群れはアインズを阻む壁にも成りはしない

そしてアインズの願いを叶える象徴的存在になったのはネイアだね
本作においては、階層守護者がアインズの深い考えの無い行動を「深謀遠慮だ!」なんて持て囃す事が有るのだけど、今作ではネイアがその役に就いている。でも、彼女の場合は「深い考えがある」と感心するのではなく、「これぞ強さの有るべき姿」だと狂信する
彼女の在り方は変質する聖王国を体現するものだね。だからラストで彼女がアインズの伝導者となっているのは納得の光景
まあ、その光景は視点を変えれば身の毛がよだつような代物では有るのだけど

こうまでアインズが他者を蹂躙する様を描いてしまうと、寒々しい気持ちになったって不思議ではないのだけど、本作が抜かり無いのはそんなアインズでも叶えられない願いが描かれた点か
ルーン装備を広めたいのにネイアの忠心やらシズの不器用さが邪魔をしてしまう様は面白おかしい。特に頑固なネイアの否定に時が止まって、更に酷い小芝居で負けを装うシーンには声を上げて笑いそうになったよ

他者を蹂躙する強さと間の抜けたギャグを両立させてくる本作は本当にファンを楽しませてくれる作品ですよ



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殺し合わない敵対関係、白夜もミラも辿り着いたのは敵意なんて露ほども無い穏やかな日々
白夜はミラにやられているし、ミラは白夜にやられている。互いに負け続ける関係。最終回だからといって特別な事は何も無いのだけど、それこそが二人が辿り着いた優しさに満ちた敵対関係なのだろうね

白夜とミラ、二人の視点が描かれた今回だけど、それによって描かれる内容に大差はない。言い換えれば二人共一つの場面に対して似たような事を考えている
相手の優しさに嬉しくなって、相手の笑顔に多幸感を覚えて
それはどちらが勝ったも負けたもない状況。かといって引き分けというわけでもない。互いに負けているようなもの

世界を救う魔法少女と悪の参謀が仲良くなって、行き着いた先は互いに負け合う関係。相手から得られる幸福に浸り、相手に参ってしまう二人の様子にはこれから先を期待してしまう
だからこそ、不本意な終わりを迎えてしまった原作を基に、終わらないラストを提示したアニメ版の優しさには感無量の気持ちとなってしまいましたよ



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カオスも度が過ぎれば言語化した感想が難しくなる…
そんな最終回はもはや無法状態となっていたよ。最終回詐欺に唐突な謎設定にそして全キャラ大動員。最終回あるあるななメタネタを多分に含みつつも展開されているだけに、言葉での説明が難しい…。というかせんとくんのインパクトが強すぎた(笑)

前回の前フリは何だったの?という調子で始まった今回はもう本当に好き勝手やっているなという印象
ただ、面白いのはのこが好き勝手やっているのではなく、制作側が好き勝手やって、のこが被害者になっている点。のこになら何でも有りという認識がこの最終回を作らせている
いわば、のこは自分が振り撒いたカオスにしてやられた形となったわけだ

その構図を打ち破る様が最終回の醍醐味になるわけでも無いのがまた別の意味で面白い
虎子が意識するのは部活の維持ばかり、餡子とめめはそもそも勝負に興味がない。最終回なのに全く一致団結出来てない
そんなダメダメな状況で過剰な暴走をするのこをゆるキャラ大先輩のせんとくんが強烈なダメ出しで締めてくれる様は何というか本作の終わらせ方として逆に有りだったのかも知れない…(笑)



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これまで本作は時行の逃げ上手を戦の時代において、どう活かすかという点を主題にしていたような
だとすると、今回の救援は逃げ上手を他者へ広める一歩目かな
この時代の武士らしく喜び勇んで死に向かう保科達に、生きる喜びを知る時行はどう逃げの良さを伝えるのかな

まず国司の横暴とそれに晒される無辜の人々の対立が描かれる事で一部を除き命の尊さを理解していると定義しているね
生きる為には稲が必要でそれが余計に取られるなら命懸けで抗議せざるを得ず、そのような者達を容易に斬るを快く思わない者も居る
頼重の救援も同じ路線の発想。だからこそ狐次郎も自身の双肩に命が懸かっていると感じる

対して保科達はキマりきっているね…
命をどう救うかよりも命をどう使い潰すかを考えている。それはナレーションが言うように恐ろしく自分勝手で挟視野的。命の尊さを知り為政者としての視点も持つ時行が許せないのは当然
ただ、視点が違い過ぎるが為に二人が会話だけで判り合うのは難しい

名誉の為に死ぬべきか、戦う為に生きるべきか
折角生き残れてもどう死ぬかばかり考えるなんて、命の使い方として間違っている。そんな相手の言い分を負かすにはそれこそ相手より自分が強いと示すしかない。
一族や故郷が皆殺しされても名誉など感じられなかった時行の強さが保科を打ち負かしたわけだ

保科の死にたがりに対しては時行の逃げが上回った
けれど次の相手は何としてもこちらを全滅させようとする殺したがりの清原信濃守
この戦こそ、いずれ尊氏と対峙し鎌倉を取り戻そうとする時行の真価が発揮されそうな
また、逃げる時行と戦う狐次郎の関係をスケールアップさせるものにも成りそうな予感



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サブがゲーマーチームから誘われても、赤猫のチームを選ぶという温かいEPから始まったのに、最終回でクソ客を出してくる本作侮れない
当たり前の日常を続ける面でもチーム力は発揮されるが、問題が発生した時こそチーム力は最も輝く
あの瞬間、バカにされていたのは珠子か店か。その認識が最終回を飾るに相応しいお題でしたよ

珠子の元上司は猫がラーメンを作るという点にまずケチを付けたけど、最も言い掛かりを付けたのは珠子に対して。だからハナも珠子に怒るよう勧める
なのに珠子が怒ったのは赤猫のため。それも有ってか他の客も助勢するし、クリシュナも表に出てくる
あの瞬間は店員も客もOne Teamを形成していたね

今の珠子は赤猫の為に動ける人間。だからこそ心配なのは雇用条件を今も満たしているか
でも、そんなの要らぬ心配であるのは先の話を見れば判る事で。佐々木の来歴を明かされた事を含め、珠子は赤猫の一員として誰もが認めている
そうしてもっと明確な証である正社員登用が待っていたというのは良かったな

以前の職場で人間扱いされなかった珠子が猫のお店で「人間で初めての社員」へと認められるまでの物語だったのだと思うと中々に感慨深いものがある
猫のラーメン屋というファンタジーな代物を、それでも時には猫が働くとはどのような問題が有るかという点も含め描いた本作。穏やかな気持ちで楽しませて頂きましたよ



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修学旅行という常とは異なるグループが形成されるイベントが描かれた今回は人の繋がりを改めて感じる内容となったかな
早乙女が近づきたいと願う早瀬はまことも近付きたいと思う相手。そんな相手と仲良くなれたのは特殊イベントに拠るものではないというのが今回の要点だったのかな

以前、友達だった相手とまた友達になるというのはかなり勇気が必要。おまけにコミカルなお邪魔虫が次から次へと現れれば更に難しくなる
でも友達ともう一度友達に成るなんて、それこそ友達らしい事をすれば済む話かもしれず。着物レンタル辺りから普通の学友らしくなり距離が近付いたまことと早瀬の様子は微笑ましいね

でも、人と人の繋がりは時に痛みだって齎す
まことを女子と勘違いした男子生徒の振る舞いはまことから繋がりを奪うものだね。まことに裏切られた自分を守る為にまことがあの姿で学校に居る事を否定しようとした。それはまことから繋がりを絶たせてしまう。早瀬もその状態では容易には近づけない

そのような壁を突破するにはやはり勇気が必要で
早瀬の勇気を見た早乙女が同じように勇気を出して彼女と友達になるシーンは良かったな
そんな二人から勇気を貰ったまことが母親に向き合ったのは良い未来へ繋がるかと思ったけど……
向き合う事を許さない母の拒絶。そのルーツには何が在るのだろうね?



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