あくまでも空魚と鳥子の二人の関係性を軸に進み、ほっこりさせられる。
怪異が、人の心の問題ならそれも有り得る話。
うるまさつきのことも残ったままだし、続編もぜひ見てみたいと思う。
原作勢なので空魚や鳥子がぬるぬる動くのが楽しかったしオリジナル話も良かっただけに、オチが弱かったのが残念
<視聴日>
視聴2024.6.12
<評価:B+>
放送時に見始めて止まってたのを最近最後まで見た。
やっぱり怪異が映像化されてしまうと怖くないので、その点ではアニメ < 漫画 < 小説という感じがする(これを見たことで全部見てることになった)。
いつも夜中に見るせいかもしれないが地味に(かなり)怖かった。各話に少なくとも1シーンは背筋がひんやりする場面があった。
最初は描写の美しさや独特の雰囲気に引き込まれて、
その後は若干の怖いもの見たさと展開の読めない怪異(ネットロアよく知らない私にとっては)にどう対処するんだろうという新鮮なワクワク感があって、楽しんで見ていた。
ストーリー的な収束感は薄かったかもしれないが個人的には気にならなかった。この作品を見るにあたってストーリーや真相に重きをおいていなかったのかもしれない。
ネットロアに詳しければ知識と重ねて楽しめそう。
でも知らない私も知らないなりに、読めない展開にハラハラできて良かった。
メモ
Date:2021/1/6-2021/4/1
Score:69
Ranking:
女子大生二人が裏世界を探検する話。
オリジナルのオカルト話を知っていれば楽しめる度合いが高くなりそう。
基本ネットロア、都市伝説については説明があんまりなされないので、その元ネタを知っていればもっと楽しめたんだろうなぁって思う。その点は自分が悪いなぁ。
1話やキービジュから結構美しい世界を駆け回るのかと思ってたけど、ネットロアが根底にあるから、基本暗い感じだった。
原作の良さを活かしきれていない感じはあったけどこれはこれで良かった
キャラクターについては対照的で惹かれ合う2人の関係、そしてカラテカ回ではもう1組の関係を楽しめたので満足
小桜の境遇をもう少し知りたかったかな
音響は音色が面白いだけに音量のバランスが悪いのが残念
アニメ化できたことで私を含めて原作を知る人が増えたのだと思うけれどあと少し足りないなぁという感じ
鳥子と小桜がかわいい。
空魚が好きになれないことで物語を楽しめなかった部分が多少ある。
期待しすぎた。
「映像化されると白けてしまうものがある」ということを知れたアニメ。
鳥子の顔が良すぎる。
小桜はかわいい。
最初はホラー的な要素と果敢な美少女、臆病な美少女という要素が楽しかったが、裏世界という物が何か特に明かされるわけでも無く、雰囲気だけで終わってしまった感じ。
よく考えればそれでも別にかまわないのだけど、裏世界とは何かがそのうち明かされるのかと勝手に思い込んでいて、それに対するガッカリ感はあった。
何となくストーリーが良くて見始め、途中からダレて何となく見なくなり、気づいたら終わっていました...
全体的に設定がソラオの妄想感があってちと都合がよすぎないかという感じもあるが、憎めない鳥子にみんな巻き込まれてるところがまあ見どころ。作者は結構ミリタリー好きなのかな? もうちょっとネットロア(というのか? 都市伝説?)を掘り下げて恐怖をあおってくれてもよかったかも。
元ネタがそういうもんだから仕方ないけど怪奇現象について特に「起きた」以上のことがないのがなんとも.....
毎回裏世界での話がなんか怖いものに会うという似たような話で間延び感があった
裏世界の画も地味でおもしろくなかった
二人の関係が1話からほとんど進展せず最終話で突然互いの気持ちを再確認するのはとりあえず感があってイマイチ
徐々に変化していく描写があれば毎話同じようなことをやっていても二人の気持ちを軸にして見れたかも
ネットロアという題材がおもしろそうだっただけに活かせていなかったのが惜しい
やっぱり元ネタ分からない人間には厳しかったです。
最後までながら見案件でした。
いつの間にか終わってた感じ。
ちなみに、何か解決しましたっけ?米軍帰しただけ?
女子大生2人が裏世界というホラーでオカルトな別世界を探検したり、現実世界でそれにまつわる出来事に巻き込まれたりする話。
ネット上の都市伝説をもとにしてそれを裏世界に登場させるという発想は面白いものの、結局どの怪談を元ネタにしてても出てくるのは似たり寄ったりの化け物だというのは微妙だと思うし、何より冴月の件があるとはいえ、毎度毎度一歩間違えてたら死んでいたレベルの危険なところに探検に行こうとなる2人の気持ちが分からず、あまり登場人物に感情移入できなかった。
裏世界や裏世界の物品に関わると、それが現実の生活や人体にまで影響を及ぼすのなら、八尺様の帽子とか気軽に居酒屋なんかに持っていっていいのかとも思うし…。
そんなこんなであまり話の本筋の良さがわからなかったものの、"共犯者"という言葉の響きや空魚が意外と逞しい人間だったこと、花守ゆみりさんの演技などは良かったです。
怪談にそんなに関心がなかった。OP/EDはすき。
「3話くらいかなあ」って思ってるうちに終わってしまった。
出てきた怪談の中できさらぎ駅くらいしか知らなかった自分の知識不足も当然あるけど、裏世界で出会う敵が「なんか怖いもの」くらいにしか思えず、イマイチ緊張感に欠けた。
現実世界においても鳥子と空魚の関係性が進展したり目立ったストーリー展開がある訳でもなく、正直退屈だった。
ただ音に関しては、BGMだけでなく一つ一つの効果音で不気味な雰囲気を演出しようとしてるのが分かるくらい良かった。
OP、EDの曲も良い為、"ホラー要素のある日常系アニメ"くらいに捉えておけばもしかしたらもっと楽しめたかもしれないと思った。
可もなく不可もなくって感じかな
ネットミームとか洒落怖とかその辺を題材にしてたので、オカルト系好きな人はハマる作風かもしれない。自分はあまりその辺に明るくないのでいまいちピンと来ない回も多かった。
題材としては上記の通りだが、一貫して主人公の女子2人の対比性やお互いへの興味、関係性を描いているので百合まで脳内で昇華できると楽しみが広がったかもしれない。個人的に全く2人ともタイプではなかったのであまりハマれはしなかった。
脚本的にもワンパターンな展開も多く、アニメとしての出来はまさに”普通”といった感じだったが決して悪くはないと思う。
ホラー要素を含め独特の質感が印象的な作品で、空魚鳥子の共犯という特別な関係と漫才のような二人の掛け合いの心地良さ、未知や理解不能な事に対する恐怖やドキドキ感の楽しさ、そしてなんと言っても小桜さんというリアクション王の可愛らしさが心に残る作品でした。
空魚鳥子の関係は、共犯関係というべったりではないけど特別感のある絶妙の距離感が、濃厚な百合がやや苦手な自分には合っていて良かったです。
ホラー要素では、中間領域の不穏さ、意味不明な電話、理解不能な異形の姿をした者など、わからない事への恐怖を誘う演出が好きでした。
一方で作品の作りがやや淡泊な印象で、回を追う毎に新鮮さが薄れ飽きを感じ始めたのも事実。それが作品の独特の雰囲気の演出に一役買っていた気もしますが、裏世界探検もしくは二人の関係性どちらかは物語として深掘りして欲しかったな、との思いもあります。
同業者に対して非礼極まりない、原作者のインタビュー記事は必読。