すごい…すごい良かった
メッサーが命がけで守ってくれたものと、ワルキューレたちが歌で届けてくれる命も覚悟も想いが伝わって…もういっぱいいっぱいで、泣くのが止められない
高揚感と共に歌に込められた激情に想いを巡らせると命がけの覚悟とか永遠の絆とかを感じられずにいられない
歌も全部全部すごい良くて、3Dライブとかパフュームみたいなオシャレさとカッコよさで圧倒的…
再構成総集編なんだけど、もうそれ以上の同じだけど全く別のストーリーで、改変の仕方も、メッサーの最期とかズルすぎるよ…
総集編としての切り方と繋げ合わせ方は本当に逸脱、2クール分を満足できるように圧縮するだけでもすごいのに…
さらに既存のストーリーの延長線上の新規映像と、それに加えて新たな文脈も描いた場面もたくさんあって圧巻の出来だった
希望を振りまく魔法少女と絶望を振りまく魔女
自分は命と引き換えに叶えたい奇跡なんて思い付かない程に幸せバカでもっと救われなきゃいけない人がいるなんてさやかは言ってたけど、世界の上で幸福と不幸の総量はどう釣り合ってるんだろうね
5年ぶり
相変わらず、日常コメディ調と暁美ほむらやイヌカレー空間の不気味さのコントラストが印象強い
だけど、前には意識してなかった「最悪な結末を迎える運命を変えなければいけない、そしてまどかはそのための力を持っている」って冒頭のメッセージも重く伝わってきた
全く嫌味がないくらいにクールでひたすら暗殺に忠実なルーグ様の存在が大きかったなぁ
正統派にかわいくて主人公に懐いてるヒロインと、なんか抜けてるようなヒロインとでハーレムだけど単調なただの主人公についてのアイコンじゃなくて楽しかった
久々にこんなおれたたエンドを見たけど、毎話の満足感はかなり高かった
自分だけ時間がどんどん進んで、大人になっていくのが怖くてちさきは変われない、変わることを認められなかった
みんなの止まった時間のように、自分の想いもあの頃から針を進めることができなかった…
だけど、紡との5年という月日の経過に抗えない気持ちもあって、ちさきの気持ちは漂っている
好きな人はいつも自分以外の人を見ていて、自分は大好きな誰かと幸せなみんなの中で一人ぼっちな要の寂しさと、
そんな風に思って自分の好きに気づいてくれない要へのさゆの怒りにも似た好きの発露にどうしようもないくらい泣いてる
好きを失ってもほっとできるかもと言うちさきやかなめだけど、さゆは知らなくてもいいなんて大人ぶるなと激昂する。
触れれば痛い程大切なのに、それを失って平気な顔をしていられることが許せないし、好きの欠けた心はきっと寂しいと泣いてる。
好きにならなければ苦しくならずにいられるかもしれない。だけど、好きがあったから今の幸せな居場所があって、好きになる気持ちが私を私にしてくれる。
そして、そうやってなりふり構わず見っともないくらいに誰かが好きなちさきに紡は惹かれた。
シュークリームとコーヒーゼリー、そしてミカン
いつの間にかちかきにとっては4人の輪よりも、紡との方が居心地良く感じるようになっていて、だけどそれもまた離れていってしまう…
モチーフに沿った繊細な表現が綺麗で切ない
この回が今の所、一番好きだなぁ
眠っているまなかに声をかけ続ける光、それをひっそりと見つめる美海を目にするちさきはまるでebb and flowの「ただの傍観者 『同じね』にぎる手が痛い」に重なるようで胸の張り裂けるくらいに感極まってしまう
身体は大人になったけれど、制服を着てみればあの頃と何も変わりはしないまま
だけど、好きに一生懸命でいることの痛みも知っていて、そんな痛みを誤魔化して言い訳するように大人ぶってお酒を飲んでみたり、美海のことを他人事のように言ってみたりする
それでもやっぱり忘れられないお酒の味に勝るものが恋にはあるってちさきは気付いてしまう
尺の都合上か、キャラの掘り下げが足りなさすぎた感
主人公もぶっ飛びすぎなとこあってしんどかった…
スピンオフ2作のアニメは良かったのに
変わったり変わらなかったり…、新たに芽生えた想いとあの日のまま溶け出した気持ちが複雑に入り組んだ景色
そして、思い出したのは何も良いことばかりじゃなくて、あの頃のもやもやした痛みも伴う
だけど、今の自分の気持ちをなかったことにしてあげないで欲しい
好きだって想いを本当になかったことになんてできっこないし、そんなの辛いし悲しいじゃん…ね
光は、5年前は一昨日なのに何もかもが変わってしまった景色に追い付けず…
ちさきは、気持ちだけはあの日に置いてきたままに自分が変わってしまったことを突き付けられて…
ずっと育んできたものだから変化の波には容易に付いていくことができない、もうあの頃には戻れないと知ってしまう
だけど、絆とか笑顔とかあの日から変わらないものもある、そういうものが本当に守りたいものなのかもしれない
全てを飲み込む海のような運命からは逃れられないの…?
眩しく照らして、体を熱くさせてくれる太陽はいつも手が届かないもの
ようやくおふね曳きまで漕ぎ付けたけど、海神様は許さない
みんな誰かの大切な人、愛する二人を引き離さないでいて…そんな儚い願いすらも波の如く打ち砕かれてしまう…
送り出したいのか、ずっと一緒にいたいのか
追いかけて欲しいのか、振り向いて欲しいのか
自分は本当は誰のことが好きなのか…
答えのない葛藤の狭間で揺れている
「優しくなりたい」っていうのはそうやってどっちつかずに揺れる心の内の矛が生み出す嫌な自分への盾なのかもしれない
だけど、光にまなかを追いかけて欲しくないってちさきの想いも良いんだよ、だって誰かを好きだって気持ちが悪いわけないもん、そんなの辛すぎるよ
安定したおもしろさがやっぱ強い、ここにかけては今期屈指
1期から広がった人間関係とかもあったりと楽しかった
あとアレッタちゃんが相変わらずかわいすぎた
「地上はもう私の大切な場所なの、一緒に同じ場所、同じ時を生きていたい」
過酷な選択だから想いも涙も溢れてくる…
そして、ちさきはみんなが変わって周りも変えていく姿を見て、変えられない運命の中で少しでも抗う背中を見て、自分も変わらないままで終わらせたくないと決意する