出だしは良かったと思ったんだけどなぁ...
マギレコはやはりマギレコという感じ...
哀しくてつらい絶望とそこで浮き彫りになる幸せの描き方が本当に素晴らしかった、名作中の名作、傑作中の傑作
友奈の祟りを背負って先には死しか見えていないのに、周りのみんなは幸せを謳歌していて自分だけが一人ぼっちの世界にいるみたいに孤独で、幸せを享受することができないことを誰にも話せずただ耐えることしかできない姿が、本当に哀しくてつらくて胸が痛くていっぱい泣いた。
人として世界よりも生きたいと願った結果に、日常を取り戻せたけれど神樹様が代償となったのは驚いたけど、子どもを犠牲にしてきた落とし前としても奇跡の対価としてもすごい納得いくものだった。
物理的な理屈として足りないところは、感情の理屈と映像の理屈でちゃんと補完できていてどこまでも感情移入できた。
友だちなら助けてって言ってよ、それが友奈に必要だった言葉
本当は友奈だって死にたくない、一生懸命やって来たのになんで死ななくちゃいけないのって
友だちを捨ててまで手に入れる世界なら要らないという東郷さんの想いは破滅的でセカイ系で美しい
人としての道、ただ生きたいと願った結果に得たもの
それがいつもの空、ただの空なのにこんなにも愛おしい
そして、代償に人は神の加護を失い、資源もなく、自らの力のみで生きていかなくてはならないという子どもに犠牲を背負わせ続けてきた大人の責任
「無茶のない範囲で頑張る、そうすると未来が素敵になる」
友奈と勇者部には本当にそう教えられたよ
「そして、振り返ってみても全部が素敵だったってことになる」
友奈自身も大好きなみんながいたから勇者部で良かったと思えているんだし
神樹様との結婚という生け贄
この状況でなお勇者として自分より他人のことと叫ぶ友奈、がんばらなきゃがんばらなきゃって切羽詰まって周りが見えなくなってる姿が哀しい、なんで他に方法がないんだろう....
でも、友奈がいないとみんなは傷付いてしまうことも事実で...
勇者という自己犠牲、この不条理が日常を成り立たせている
みんな幸せになりたいだけなのに、友奈と勇者部は平行線で喧嘩になってしまって...何が正解なのか何をすればいいのかわからない...つらくて哀しくて涙
友奈の気持ちを想像すると何気ない日常の場面ですら胸が締め付けられて涙が出てくる、つらい
心配してくれて力になろうとしてくれてる友だちにも話せなくて、嘘を付くことしかできない
だけど、みんなは友奈のために真実を知る
そもそも失った身体は帰ってきた訳じゃなくて神樹様が作った身体なのか...
「また明日」って言葉最近好き
次の春を迎えられないだろう友奈の心の内は想像するだけで苦しいし、友奈のために何もできない勇者部の気持ちを推し量ってもつらいし悲しいし涙がとめどなく溢れる
日々の幸せがより実感されるけれど、その分日常を失う日も近づいている
世界のバランス、運命からは逃れられない
東郷から引き継いだお役目を誰かに話そうとするとその相手に災いが及んでしまう....だから黙っていなければ...
犬吠埼姉妹の何気ない日常の会話を聞いていると自分はその幸せの輪に入れない寂しさが辛さが込み上げる
前はみんなが絶望の中で一人希望を諦めずに戦った、だけど今回はみんなが幸せの中で一人ぼっちの孤独の戦い
みんなのために自分は幸せになれない、日常を得られない、それは世界に一人ぼっちのように寂しくて苦しい気持ちだけど、自分にできることはじっと黙って耐えることだけ、苦しいよ苦しすぎる
寂しくて苦しいけど、一人ぼっちで泣きながら耐えることしかできない友奈がつらすぎて涙が....あんまりすぎる、勇者は助けることはできても助けられることができない
再び世界のために捧げられた生贄の巫女...だけど拍子抜けする程あっさりと事態は収拾がついてしまった...
しかし、友奈の体には刻印が焼き付いていた...不穏
幼卒な園子のテンションはやっぱ相変わらずはちゃめちゃに高い、あの後園子も日常をとりもどすことができたんだね
だけど、そこには東郷さんの姿がなくて...
1話から泣いてしまう...友奈たちが偽りの日常を送る裏で東郷さんは一人ぼっちで戦っているのだろうか...
前半は過酷な紅華の学校生活の印象ばかりが強かったけど、後半戦は主人公以外のキャラクターもピックアップされてどのエピソードも色んな感情や想いが詰まっていてすごいよかった
特に8話の薫の役者の道を目指すために恋を捨てたエピソードは今期トップクラスに好きな1話、神回だった
更紗...カッケぇ......
オーディション結果でみんなそれぞれらしくなさが出ていたのがすごい良かった、それだけ掛けていたものがあったことを実感した
愛ちゃんがまさか悔し涙を流すようになるとはね、その激戦区ジュリエット役が彩ちゃんとはびっくりした...薫の彩へのリスペクト混じりの悔し涙はこっちまで泣かされる
紗和の本当に紙一重の落選も、それこそ更紗との差という部分でそれが一番悔しいんだろうなぁ
でも、紗和みたいな真面目努力家タイプが収まる役どころもあるって先生は教えてくれたり
みんな挫折はあっても向上心の塊で進み続ける姿がすっごい良かった
かなり本気で今期トップクラスにおもしろかった、少なくとも一番笑ったのは確実
深雪とほのかのお兄様好き好きギャグに、お兄様のシスコンギャグ、七草先輩の強烈な茶化し、全部最高です、Web次回予告もほぼ毎回ふざけてて好き
九校戦での三高とのライバル関係は純粋にアツくてギャグ以外の見どころもかなり良かった
劇伴は相変わらず超オシャレでカッコいい
強いて言えば幹比古きゅんの出番がほぼ無しなとこと、大して気にならなかったけど作画がもうちょいだったかな
お兄様の他校の選手の安全装置が作動したとこでちゃんと新魔法がアピールされてよかったって悠々としてるの圧倒的強者感も極まりすぎてる
深雪にちょっかいかけただけのノーヘッドドラゴン皆殺しにするお兄様はマジで悪魔すぎて引くが....デーモンライトって何?お兄様伝説は灼熱のハロウィンだけじゃないのか?
クリムゾンプリンスとかいうギャグ要員に、大浴場で深雪と一色がすっごいいいライバルとして語らってる後ろでお色気ギャグかましてるのおもしろすぎる、果てには達也くん×十文字先輩とか酷すぎる程に爆笑ものなんだが
最終回もいつも通りにギャグをぶっ込みまくってくれて楽しかった
ちょっと泣きそうになっちゃった
島を巡って紗希は島の人たちの温かさに触れられた
そして、医者の父の来島を待っている人たちがいる
紗希を突っぱねていた小春も今のお医者さんの先生が入れ替わりで去ってしまうことが寂しいからだった、だけどみんなが紗希のお父さんも良い先生だって言ってくれて、小春も紗希もお別れと新しいものをすとんと受け入れられた
引越し先の八丈島へ行くことには、夏海にとっては紗希の引っ越し先でのことが心配って想いがあるけど、紗希には送り出されてしまうようなものがあるのかな
引っ越しのことを仕方ないって諦めてしまっている一方で、島の人から本土モンって突っぱねられてしまった紗希は居場所を見失っているようでつらくて寂しい
仕切りのない船室で服着たままブラ外そうとする女子中学生、フェティッシュすぎる....
5年ぶりくらいの2周目、核心部分を忘れていて本当に良かったと思った
もう多くは語らないけれど、絶望と優しさの両面から日常の尊さを痛感させられる物語は色んな涙が止まらなかった、もういっぱい泣いた
友だちを信じて諦めなかった友奈が、周りの友だちみんなにがんばれる力をくれて、ちょっとだけ運命を変えることができた
9話の樹の「がんばれる理由」って話とか、12話の「がんばる姿がみんなを励ます」って友奈の言葉がすごい好き
クラスメートからの小学生らしい何も知らない無垢な勇者への応援は美しいけれど、何だろう辛さを感じてしまう
実際の小学生を取材したらしいけれど、ここらへんが特にそれを感じた
大人たちは子どもたちに残酷な現実を偽って黙って生け贄として差し出すことしかできない
そして、子どもたち勇者は戦って、たくさんのものを失って...
ずっと友だちと誓いあった2人の記憶も無くして鷲尾須美は全てを失ってしまった、そして大赦から結城友奈との出会いへと
東郷さんのリボンは園子が決戦前に渡してくれたものだったんだね、忘れても繋がり続ける友情を感じると同時に友だちだった記憶を失ってしまった悲しさが募るよ...
そして、あんなに3人はずっと友だちだって約束したのに、散華であっさりと園子のことを忘れてしまう須美はもう痛ましい程につらいし悲しい涙が溢れる
銀の死にいくら名誉が与えられても報われない現実が虚しいだけ
小学生の女の子の命すら救えないで何が神様なのか...つらい
3人だったからがんばれた、これからも3人は何があっても友だちだよずっと
銀はすごい頑張ったんだよって先生に話す園子で泣けないはずがない
新しい魔法少女モノか?と思って見始めたら結構方向性は違くてこれはダメなアニメか?と思ってた時期もあったけど、なんだかんだ悪くなかった
色々ガバいとこはあると思うけど、すっごい繊細な雰囲気が独特で印象的で、何よりキャラクターの魅力が良かった
詩ちゃんとかいう強烈すぎるドマゾに、捻てるとこがかわいすぎるにーなちゃんに、普通にかわいい都が好きすぎる
思い返してみると結構すごい大胆な展開してたよなぁって
ニノミヤが悪どい方法で成功する→調子に乗ってボロが出る→どん底リセットみたいなお決まりのパターンが楽しかったし、ニノミヤってキャラクターの突き抜け方が良いよね
一つ言えば前話との繋ぎ方が毎週毎週で見ると思い出せなくて分かりづらいのはあったかも、一気見だともっとおもしろく楽しめそう
楽しい遠足の帰り道のはずが...
これまでの戦いと違って全く歯が立たないバーテックス相手に容赦なく鮮血迸る戦いになり、銀はあっけなく死んでしまって...
ただただ呆然と見つめることしかできない...
「またね」の言葉のまたなんてなかった
こんな...酷いよ酷すぎる
ガーリッシュな銀かわいすぎかああああ???将来の夢はお嫁さん系女の子はもう花丸満点です!!
そして、国防体操とかいう右翼団体の広報活動みたいなやつ何なん...
本当に最初から最後まで日常アニメだった
困ってる人を放っておけない銀には素直に尊敬の念しかない、本当にカッコいいと思う
あとチキンとうどんそれ自体も食べ方もやたらと美味しそうに見える
いざ実戦というとこで須美は連携も上手くできなくてあわあわするだけの一方で銀も過小評価してた園子も立派に戦っていて自分の無力さを痛感しておごっていたことを恥じる
やっぱり勇者には友だちの存在が必要
もう梨花の殺し方が焼けたフライパンで殴るとかフォークでぶっ刺すとか顔面殴打とか雑になってきててその分むごいし見てられない
そして始まるドッカンバトル
もはや拳で語り合ってるし、超サイヤ人みたいなオーラ出しまくって飛び回る戦いが楽しすぎるし、その理由が勉強したくないvs真面目に努力しろなのが最高
ループ世界観生かした目まぐるしく場面転換しながら一つの戦いが延々と続く映像はすごい刺激的だし、楽しいだけで黒幕やってるエウアの気持ちもわかる
お別れの寂しさが残るけど、明日も頑張ろうって元気もくれて色んな涙が滲んじゃう
たくさんの人の思い出の場所で居場所だったがまがまは遂に閉館したけど、がまがまがみんなに残したものは残り続ける
夏凜は一度諦めた水族館飼育員の夢を再び目指して、空也もまた水族館の仕事に興味がありげで
頑張って欲しいから自分も頑張る、笑って欲しいから自分も笑う
夢を破れた風花はがまがまでくくるにたくさん救われて元気をもらった、だから今度は風花がくくるを助ける番
風花も新しい夢を見つけるから、くくるもてぃんがーらに踏み出せる
がまがまは終わっちゃったけど世界が終わっちゃうわけではないし、また明日は来る
おじいの教えてくれた詩ってそういうことなのかな