面白かったのはもちろん、好きだなあと思えた作品。
絶妙な空気感とイマっぽさ全開のキャラクターが織り成す日常パートが本当に心地よかった。恋愛描写も丁寧で、特に呼び方が変わるラストシーンにはときめいた。フェチズムを刺激されるカットも多く、キャラクターの魅力を存分に引き出していたと思う。戦闘シーンも良かった。合体、必殺技、名乗り、ビームなどなど男のロマンをこれでもかと詰め込んでいてワクワクしっぱなしだった。
総合的に見ても前作のグリッドマンからしっかりブラッシュアップしてきたなという印象を持った。続編も楽しみで仕方がない!
序盤をピークに話の面白さが少しづつ下がってしまったように感じた。それでも毎週それなりに楽しみだった不思議な作品。
ライバルキャラの登場もちょっと遅すぎた。印象に残ったのはチームメイトと田沼兄妹くらい。
終盤で明らかになった複雑な家庭環境は要素としては面白いけど、尺不足で消化できてないし梅子も田沼父も息子をモノ扱いしてて不快すぎる。終わり方も正直後味が悪すぎてガッカリ。せめて2クールあればもっとこの作品の面白さを感じられたんじゃないかと思う。