続編でキャラクターに愛着が湧いているからこそ最後まで見れた。ウィーネとの出会いだったりゼノス達の苦悩だったりは面白かったけど、ウィーネを謎の魔法で蘇生させる展開は正直萎えた。あれをやってしまったら生死をかけて闘った主人公が滑稽に見えてしまう。最後も負けて終わってしまったし、主人公の活躍をあまり見ることが出来ず消化不良に感じた。
前半を各グループの掘り下げに使い、後半は合同ライブに向けた315プロ全体の話にシフトしていく構成が上手かった。1クールでこれだけの人数を出したにもかかわらず綺麗に纏まっていて面白かった。
「冴えない彼女の育て方」という作品のラストを飾るにふさわしい、この作品の魅力全てを味あわせてくれる最高の映画。ゲームのシナリオと倫也と恵の気持ちが少しずつリンクしていく展開はもうニヤニヤが止まらない。何より恵の一つ一つの仕草や表情が可愛くて仕方ない。まさに「胸がキュンキュンするようなメインヒロイン」そのもの。そして告白後に倫也のセリフが"メインヒロイン"から"女の子"に変わる演出も素敵すぎる。その後のエピローグで大人になった姿もかなりのボリュームで描かれていたのが素晴らしい。見たあともボーッとしてしまうくらい余韻に浸れる大満足の作品でした。
Jupiter熱くて良いなあ。めちゃめちゃ応援したくなっちゃう