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とても良い


とても良い


とても良い


良い


良い


良い


全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

クライマックスに限らず、物語の途中でも、感極まって何度も涙しました。

原作を読んだ直後に見たので、(そのときどきの心情が分かりすぎて)精神的な牢獄に囚われの身となった姉 エイミーが登場するだけで泣けてきたし、妹 テイラーに至っては、娘2人と年齢設定が近過ぎて、ことあるごとに涙でスクリーンが見えなくなりかけました。

原作の良さが、たくさんのスタッフの方の手によって磨き上げられ、数百倍に増していたように思います。原作では「永遠」の意味するところがフワッとしているように感じたのですが、この映画では、そのフワッとしたものに輪郭が与えられて目に見える形になったような、そんな印象を受けました。

最高に良かったです。

前半、たびたび涙してから、後半のほんわか・まったりした空気になってフッと肩の力が抜けてからのクライマックスシーンは完全に虚を突かれました。何1つ飛び道具的な展開のない王道展開そのものだったのですが、分かっていて号泣せざるを得なかったです…。

〆のエンドロールでは、黒背景に曲だけが流れ、自然と歌詞が耳に入ってくる構成。これまでの話が頭の中で蘇ってきて、またまた泣きそうになりました。ヤバかった。最後までヤバいやつや‥。

期待通りに、期待を越える完成度で、ヤバかったです。

BGMについて

アニメ版の原作準拠のエピソードと同様に、原作小説に準拠しながら細部がリファインされていました。BGMには、アニメ版と同様の曲も使われていました。

音楽といえば、作中、BGMに、「A Simple Mission」(オリジナルサントラ5曲目)が何度か流れるのですが、

この曲、ルロイアンダーソンの「タイプライター」という曲のように、タイプライターの操作音(カチャカチャというタイピング音や、チーンというレバー操作時のベルの音)が1つの楽器パートとして含まれています。

サントラでは、さらに『万年筆(かな?)で文字を書くときに、紙と万年筆が擦れる音(カリカリ、という音)』が1つの楽器パートとして含まれています。これは、『ヴァイオレットが万年筆で手紙を書くシーンが含まれている』原作小説の内容に準拠して取り入れられたものかと思われるのですが、

映画版では、『ヴァイオレットが一貫してタイプライターでのみ手紙を書く』アニメ版に準拠して、万年筆が擦れる音は含まれていませんでした。こんな細かいところにまで神経を張り巡らせて、アニメ版と地続きになるように作品を磨き上げられたのかと感動しました。
(※ 自信満々に書いておいてアレなのですが、自分が聞き取れなかっただけの可能性はあります。)



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