キュートでどこかシュール、そしてロマンチックな雰囲気がとても素敵。それを支える作画のタッチや劇伴のさりげない良さも。その中をモノローグ調で淡々と進む物語は、徐々に見えてくるお互いのイビツさと関係の危うさに興味を惹かれて成り行きを見守ってきた感じでした。
物語的にいろいろな伏線が投げられたまま中途で終わってしまった感は否めませんが、機会をみて原作も読んでみたいところです。
安達がしまむらの家にお泊まり。これまでの関係を象徴するような二人の何気ないやりとり。妹ちゃんの嫉妬が印象的。
色々な伏線を回収せずに終わったので消化不良感は残るが、原作誘導効果としては上手いのかも。アニオリっぽいオチを付けなかったので2期も期待できそう?
きらら系とは思えない攻めた作品。ノリとテンポが良さが印象的で、登場人物たちのキャラ立ちも含め、全く軸がぶれる事なく己の道(HENTAI)に突き進む様は笑えると共に清々しさすら感じるほどでした。演出やデザイン・カラーのポップさも可愛らしくて好み。
初話の頃のギャグ調の雰囲気はすっかりイデオンのようなシリアスなものに変貌。
明るいお調子ものだったノリコがどんどん暗くなり悲壮感で押し潰されそうになる姿が痛々しい。
追い詰められた先で覚悟を決めたときのノリコの瞳の力強さ。
そして良い最終回!