サービス開始日: 2016-04-05 (3722日目)
ホロとロレンスの掛け合い、ユーモアやウィットに富んでいて、クスッと笑える。それでいてそれぞれの言葉にお互いに対する想いが垣間見えて、イイなあとしみじみ。打てば響く関係というのだろうか。
冒頭のゴジラの足音の重量感、叫び声の迫力、口から吐き出す圧倒的破壊力の光の輪と光線。いやーゾクゾクして最高ですね。ゴジラ初心者ですが、本作を通じて怪獣映画の楽しみ方・魅力を学んでいる気がします。ナウシカの巨神兵見てワクワクしていたのだから元々好物だったのかも。
ミステリ部分では、様々な謎がだんだんと一つに収束しつつあり、考えれば何か見えそうなんだけど、まだどうも良く分からない感じでもどかしいです。ゴジラの骨から辿って発見されたデータはMD5やユンとメイの会話が使われている事実から、未来の彼らが書き残したものという事だろうか。しかし、アーキタイプによって未来が見えるという話は散々でたけど、過去を覗けるという話は全く出てきていないし、どうやって過去へ送ったのか…等々いろいろ妄想してみるものの、結局まだまだわからない事だらけです。
特異点使ってゴジラごと過去へ送り込む感じだろうか。その際にユンたちが何らかの方法で、データを埋め込んだ音楽が流れる電波をゴジラの骨が発するように細工。歴史改変を最小限に留めるよう、時間軸上である時点まで到達したユンやメイにしか分からない形に変換した上で。
ピンチに陥るスピアヘッドに迎撃砲での支援を実現させたレーナ。ただ正論に訴えるのではなく、”現実”を見据えて目的のためにあらゆる手を尽くす。レーナに肩入れして観ていた身としては、前話の挫折から成長した彼女の逞しさが見て取れて嬉しいですね。3話でセオに怒鳴られた時もそうですが、レーナは考え方は堅いけれど、辛い現実に打ちのめされてもきちんと軌道修正し再び立ち上がれる、柳のようなしなやかな強さを持っていて、そこが彼女の大きな魅力だと思います。
そして、突然に訪れた別れ。終盤にレーナが打ちひしがれる光景はもはや本作の定番になっていますが笑、こう立て続けだと流石に気の毒でもあり。レーナにとって別れはスピアヘッドの存在がかけがえのない大切なものになっている事を思い知った瞬間なのかもしれません。考えてみれば彼女とスピアヘッドとの繋がりはパラレイドに依存しており、それが使えなくなるなら関係そのものが切れてしまう。それまで仲良くしていてもある日突然音信不通になったりするネットの人間関係を思い起こさせます。果たして彼女はスピアヘッド追いかけるのか否か。
レントンとエウレカのゲッコーステイト改善計画。なんだか二人の成長を実感させられる。
ホランドの重荷を一緒に背負う覚悟をするタルホ。
アクセルとドミニクのふれあい。
そしてとうとうエウレカの真実が明らかに。
「エウレカ。君は君だよ。」
レイの死。チャールズを殺され、そして子供が出来無くなった原因と思っている憎き相手に、やっと出来たと思った息子を取られた、というエグい因縁を突きつけられながら、女としての覚悟や意地を最後まで見せつけてくれた。
タルホも同じ。最愛の人の命が危なくて、彼が忘れられない女の弟の血を輸血しなければ助からない。苦しみを押し殺してレントンに頭を下げ輸血を頼むタルホの覚悟は強く心に焼き付いた。
GET IT BY YOUR HANDSは今話で聞き納めだろうか。
魔の9話ということで、萬軍破殿の行末を心配しながら観始めたのですが、とりあえず無事でいてくれて良かった…。気苦労の絶えない彼にはなんとか幸せになって欲しいのです。
そして凜雪鴉が七殺天凌の魅了の餌食に。けど十中八九演技なのでしょうねえ。本当にかかっていてくれたら最高なんですが。いつも物見雄山で遠くから高笑いしている彼が生の感情を丸出しにしている姿を見たいという欲望を抑えきれませんw 今までそれを叶えてくれた偉人は唯一嘯狂狷だけ。
レントンとの再会、そしてチャールズの死。この二つを通して何か女としてのレイの覚悟を見たような気がする。
それから、レイがエウレカが母親役をしているなんて認めない、といっていたけど、どういう意味だろう。
エウレカセブンの空のシーンは、ナウシカやラピュタのそれを彷彿とさせて好きだな。
“純真で愚かな者たちの物語”
スピアヘッドの命運をなんとか変えようと作戦の撤回を訴えるレーナ。彼女は再び正義に訴えかける。しかしジェロームが言うように理想(だけ)では誰も動かせない。彼女は目的の為に汚い手段を含めあらゆる手を尽くすべきなのです。例えば戦争における共和国の立場が危うい事を訴えれば話は変わってくるはず。またはジェロームの弱みを握ることを考えてもいい。しかし正義は当然の如く為されるべきであると信じて疑わない彼女には、そんな搦手は想像だにしないのかもしれません。
一方で現実を見てきたはずの86。”決して豚には成り下がらない”と誓う彼らもレーナ同様に汚い現実にまみれる事を忌避している。彼らは抗う事を、自分たちの意思を伝えようとする事を諦めるべきではないのです。反乱を起こせば、例え成功しなくとも何かが変わるかもしれない。彼らに続く86を鼓舞して全面的な反乱を導けるかもしれない。国際世論の目に止まるかもしれない。誇り高くこの世を去れば自分たちは満足かもしれませんが、彼らの兄弟が依然住む世界は決して何も変わらないのです。
彼らに同意できない。しかし同時に、そんな彼らに何処か心を打たれるのです。それは、大人になった自分が忘れてしまった何か、理想や正義を信じて疑わない姿に少年の純真さを見るからであり、彼らの運命の刹那に、永遠に過ぎ去った少年時代の一瞬を重ね合わせるからかもしれません。
そして今話は、現実を象徴するような重々しい扉の音、レーナがジェロームの絶望という現実を突き付けられるシーンの不穏な弦楽曲、86が“ピクニック”の準備をするシーンで流れる優しく少し切ない英詩曲など、劇伴や挿入歌の選曲、使い方の旨さが際立っていたように思います。
不思議な印象の残る回。
道端で倒れたレントンはウィルに助けられる。ウィルのマーサとの向き合い方を目の当たりにしてエウレカへの想いを再確認するレントン。
「君にはいるかい?世界の終わりが来ようとも一緒にいようと思える人が。」
ウィルの中の人は古川登志夫さん。
巨大なキノコ雲のごとく吹き上がる紅塵に覆い尽くされた光景は終末感溢れていて素晴らしい。紅塵はSFミステリ部分で重要なファクタである事に加え、破局に向かって緊張感が高まっていく様子を視聴者に端的に見せる、という映像面でも効果的に使っていて、上手い設定だなと思います。
そして、ジェット・ジャガー、初期の頃のぎこちない動きが嘘のように、剣舞を踊るがごとく槍を自在に操り、蜘蛛を斬っては捨て斬っては捨てと獅子奮迅の大活躍。正直なところ初めてカッコいいと思いましたw 強面の顔と釘宮理恵さんの可愛らしい声とのギャップがコミカルで愛着が湧きます。
エウレカもレントンと離れたことで彼の存在の大切さを痛感しているよう。エウレカ(タルホ曰く世界)が彼を選んだということは何を意味するのだろう。ホランドもエウレカに選ばれ無かったことをようやく受け入れたように見える。
レントンとチャールズ、レイとの別れ。包み隠さず真実を伝えた上でレントンの決断を尊重するチャールズに父の愛を感じる。