本作で自分が特に素晴らしいと思ったのはアルヴィン役の佐藤拓也さんのツッコミ芸。ボケでは笑わなかったのに、続くアルヴィンのツッコミで笑ってしまったことが何度もあった。こんなの「生徒会役員共」の浅沼晋太郎さん以来。
今回は過去回のゲストキャラが全員集合したりアルヴィンのパワーアップがあったり能力強化魔法が驚きの使われ方をしたりと、意外と言っては失礼だが最終回らしい盛り上がりだった。アルヴィンにかかった呪いについても一区切りついたし。
笑いながら見終えると心の中の何かが少し回復する、楽しいアニメだった。
OP映像を覚えていれば開始5分で展開が読めるのだが、マスク割れ、武器パワーアップ、ライバルとの共闘、クライマックスで主題歌、と押して欲しいツボを的確に押してくれるので、満ち足りた気分で見終えることができた。作画も力が入っていてよかった。
主人公一行が世直し旅、という言ってみれば水戸黄門パターンのシンプルな勧善懲悪なわけだが、肩の力を抜いて気楽に楽しむことができた。