サービス開始日: 2016-09-30 (3484日目)
放映中に原作マンガを読んだが、原作ファンはこのアニメ版にキレていいと思う。あの原作がどうしてこういうアニメになるのか、皆目わからない。
自分が一番いかがなものかと思ったのは、登場人物の心情変化の脈絡が追えないこと。心情が変化したという結果だけがあって、どんな出来事がどんなふうに作用して変化したのかがわからないことが、本当に多かった。みんな突然言うことが変わり過ぎ。
なんちゅうとこで切るんじゃあああ!! 続編の告知がなかったらヤバかった……。
自分は格ゲーブームとは距離を置いていたが、毎回面白く見ることができた。作品に普遍的な魅力があったということだろう。繊細な感情描写に、胸がキュンキュンしまくり。またアニメでこんな感情を味わえるなんて、幸せだ。
白タイツ目当てで見始めたが、思った以上にちゃんと楽しめた。もちろん、アニメ史上かつてないほど大量の白タイツも心ゆくまで堪能した。
レヴューというモチーフを上手く生かして、この作品ならではのテイストを獲得できていたと思う。最終話で、一度終わったはずのところからその先の未来を切り開くことを、アンコールという形で表現していたのには、「そうきたか!」と思わず膝を打った。
大きな満足と完結の寂しさとともにこれを書いています。三ヶ月間、とても充実した時間でした。水上悟志さんをはじめとする全てのスタッフに、心から感謝を。
キービジュアルの「幸せだったことを俺は忘れない。」も今回のサブタイトルも、ここでこう使われるのか!という完璧な回収だった。銀子の涙には、思わずこちらももらい泣き。大筋はベタな展開で意外性には欠けるかもしれないが、この作品にはふさわしいと思うし、ここまで積み重ねてきた登場人物の描写によって、ちゃんとこの作品ならではの味わいがある。
水上悟志さん原作作品の初めてのアニメが、こんなにもいい形になったことに、ファンの一人として感謝に絶えない。画面からは原作へのリスペクトが感じられたし、作画は高いレベルで安定していたし、キャスティングは絶妙だし、声の演技に心を震わされたシーンがたくさんあったし、音楽や音響は作品を大いに盛り上げてくれた。
マジ最高。
これまで積み重ねてきた伏線やドラマが集まり溶け合って一つの大きな絵が立ち上がってくるような、見続けてきてよかったと思える回だった。
競い合ったみんなに見送られながら、華恋がひかりを迎えに行くシーンは、この作品でなければできない表現たり得ていたと思う。地下深くへ失ったパートナーを取り戻しに向かうというシチュエーションは、古事記のイザナギとイザナミが思い出され、神話的イメージがある。