桃くんと栗原さんの、とにかく微笑ましくて、可愛くて、少し危なっかしい恋愛と、2人を含めた仲良しグループの日常を楽しく面白く描いた作品だった。1話の時点でもう桃くんと栗原さんは恋人関係になってるけど、桃くんが大好きで、盗撮だったり、桃くんが使って捨てた物を回収したりと時々ちょっと犯罪めいた行動を取る栗原さんは面白くて、そして可愛かった。行動が突飛な部分はあるけど誰かに迷惑をかけたりはせず、とにかく桃くんが大好きなキャラとして描かれてた。桃くんの方は、周りにイジられたり、栗原さんのふとした行動に恥ずかしがったり、時には嫉妬したりと、男の子ではあるけど作中でも言及されてた通り、確かに少し可愛げがあるキャラだった。少しずつ互いの距離を縮め、仲を深めていく2人の恋愛模様はとにかく微笑ましくて、見てて笑顔になれるし癒やされた。桃くんと栗原さんの友達も皆個性的で、賑やかな日常を見るのは楽しかった。楽しく気軽に見れるラブコメとしてとても良い作品だった。
(※後半部分で多少マイナスな表現を含みます)キャラクター1人1人の揺れ動く、そしてかなり複雑な心情を1つ1つ丁寧に、どれ1つとして蔑ろにすることなく描いていた作品だった。キャラクター達の悩みや葛藤、関係性の変化に重点を置き、衝突やすれ違い、時には失恋さえも描いていて、ギャグも少なくかなりシリアスな内容だった。雰囲気も比較的暗めで、音楽や演出面においても全体的に儚さや切なさが強く前面に出されている印象を受けた。元々のストーリーがしっとりしたものではあるけど、音楽や演出もその雰囲気をより強めて、見てるこちらの胸を締め付けてくるようだった。けどそういう演出は嫌いじゃない。作画や声優さんの演技もレベルが高いと思ったし、アニメ作品としてかなり良く出来ている作品だったと思う。けど、個人的にはあまり好きにはなれない部分があった。その理由は、言ってしまえば自分があまり好きじゃない展開が描かれたからだから、完全に好き嫌いの問題だし、仕方ないことだと思う。まず、自分はアニメ作品において、1度恋愛関係になった主人公とヒロインがその後に別れるという展開はなるべく描いて欲しくない。最終的にまた恋愛関係に戻るのであればギリギリ許容できるけど、この作品は、1度主人公の眞一郎とヒロインの1人である乃絵が恋愛関係になったにも関わらず、その後に別れ、最終的にはもう1人のヒロインである比呂美と恋愛関係になった。眞一郎が元々比呂美に対して想いを寄せていたことは見てれば分かるから、乃絵と付き合い始めた時にいずれ別れてしまう可能性があることは分かってた。けどやっぱり最終的に比呂美と付き合うなら、1度乃絵と恋愛関係になるっていう段階は踏まず、別の形でストーリーを展開して欲しかったなと思う。もう1つ好きになれなかった部分は、眞一郎と乃絵の関係が最終回後にどうなったのか明確に描かれなかったこと。これも好き嫌いの話になってしまうけど、自分は恋が報われなかったヒロイン(所謂負けヒロイン)であっても、主人公と疎遠になって欲しくない。現実の恋愛ではこれはよくあることだけど、アニメはあくまでエンターテイメントだから、現実ではうまくいかないようなことでも、なるべく前向きな形で描いてほしいと思ってる。勝った負けた関係なく、主人公とヒロイン達にはずっと仲良くしててほしいと思ってる。この作品で眞一郎と乃絵が最終回後にどういう関係になったかは分からない。友達として仲良くしてるのかもしれないけど、疎遠になり関係が薄くなってしまった可能性もある。色々と解釈や想像の余地を残して終わるのは悪いことではないと思うけど、今回は描いてほしかった。そこら辺がはっきり描かれなかったから、どうしてもモヤモヤが残ってしまった。けど、上に連連と書いた感想は、あくまで自分個人の好みや望んでいたものではなかったから好きになれなかったというだけの話で、繰り返しになるけどこの作品はアニメとしての出来はすごく良いし、ストーリーも面白かった。見て後悔はない。個人的にモヤモヤが残ってしまう結果になってしまったというだけで、作品全体を通じてキャラクター達は成長したし、1人1人前を向いて進んでいくという、希望が持てる終わり方だった。素晴らしい作品であることには変わりないと思う。
ラブコメにおいてバレンタイン回の神回率は非常に高く、この作品においてもそれは例外じゃなかった。恋愛によって人間が変わるのはその通りだし、それは良い方にも悪い方にも転がる。ほたるは過去の経験からそういう変化を恐れてたけど、花野井くんと過ごす中でその考え方に変化が生まれた。そしてついにラストで花野井くんに告白。ほたるが「好き」を知り、そしていよいよその気持ちを伝えることができる段階まで来たんだなと思うと感慨深い。
ラクスの登場とティナーシャの離反、そしてこれまでの伏線を多く回収しながら描かれたティナーシャの過去、そして彼女を連れ戻そうと動き出すオスカー。予想外の急展開と怒涛の伏線回収と情報開示、とても1話分とは思えないような濃密な内容だったし、今後の展開が大いに気になる。
ダレスとウォルターのやり取りとダンスすごく良かった。恋愛的にもキュンキュンするし所々にギャグも挟んで、実にあの2人らしい姿だったね。今回は全体的に月明かりを利用した演出がすごく巧かった。次回から再びシャーデーと対面するだろうし、いよいよ最終局面、とても楽しみです。
前回でノルンとの関係もある程度改善し、今回でシルフィの妊娠も分かった。順風満帆な日々が続いてたけど、ここでゼニスの救出が困難だという知らせが来た。母親であるゼニスを助けに行きたい、けど家族の長としてシルフィとお腹の子ども、妹達を近くで守りたい、悩んで当然の二択だけど、最終的にノルンの一言で決断する展開に感動した。サブタイ通り、ルーデウスの人生にとっても、そして物語にとっても大きなターニングポイントになる回だった。次回から始まる新章が楽しみ。
いよいよ始まりました。不死川と伊黒さんのアニオリ戦闘シーンは導入として完璧。柱稽古編は話数少なめ&修業編、敵と戦う章ではないからこれまでの章と比べれば多少見劣りする内容ではあるかもしれない。けど、これが終わったら最終章の無限城編。そこに繋がる重要な要素は沢山あるし、主に冨岡さんをはじめとして今までスポットがあまり当たってこなかった柱の面々にもスポットが当たる章になる。これまで重要な章であることには変わりないし、派手な戦闘シーンこそなくても、音楽や演出の面で原作の良さをより引き出してくれることを期待できる。第1話は完璧だったからこれからも楽しみ。
戦隊側を中心にこの1話だけで新キャラが大量に投入されたから覚えるのに苦労しそうです。桜間くんの姉はピンクキーパーだったんだな。戦闘員Dと話してる時は車イスに乗ってたけど別に体が不自由なわけではなさそうだし、桜間くんには隠してたのかな。ラストの様子からしてなんか危なそうな雰囲気があるキャラだけど。
周りに何を言われようが好きなら好きでい続けて良いし、何かを好きになることは悪いことじゃない、これってすごく大切なマインドだと思う。それに今回の静江さんみたいに、年齢にとらわれず夢を目指し続ける姿は本当にカッコ良いし、その努力や頑張りを笑う資格は誰にもない。夢や目標のために必死に頑張る人も、そういう人を応援する(つまり推す)人もどっちも輝ければ良いなと思う。
自身の犠牲と引き換えに死柄木とAFOに大きなダメージを与えたスターアンドストライプ、アメリカNO.1ヒーローとして最後までカッコ良いキャラだったし、ここで退場は惜しいなと思った。そして最終決戦も近づいて来たけど、A組の皆がホントに頼もしく、その成長が眩しい。
「好き」とは言えなかったけど、それと同義かそれ以上の意味を持つ言葉をネフィに伝えることはできた。ザガンにしては上出来といって良いだろうね。そしてついにタイトル回収、ザガンとネフィの今後が楽しみ。
2023年8月から約10ヶ月、可愛い子ザメちゃんと周りの子ども達とか動物達に本当に癒やされた。色々な所に出かけたり、人や動物達と遊んだりする子ザメちゃんは表情豊かだったし、何より楽しそうでめちゃくちゃ可愛かった。演じてた花澤香菜さんはお見事だったと言う他ない。1話約1分で手軽に見れるアニメだったし、これ程優しさに溢れた作品はないだろうって位に毎回和やかで癒やされる作品だった。新シリーズ決定は完全に予想外だったけど、また子ザメちゃん達の日常が見れるのを楽しみにしてる。
まだ第1章なのに最初から最後まで怒涛の展開の連続で、めちゃくちゃ面白かった。怒涛であると同時にこっちが全然予想してなかったストーリー展開で驚きの連続だったしすごくドキドキした。特に驚いたのは主人公であるロゼの正体。比較的序盤で明かされたけど、本名は皇サクヤで実は女の子だってことにはすごく驚いた。サクヤの時の担当声優は上田麗奈さんだけど、サクヤの影武者として捕らえられてるサクラと1人2役を担当してて、感情を乗せた相変わらずの演技力の高さには感服した。他にも、第1章の時点で、既に敵味方共に沢山のキャラクターが登場してて、それぞれの関係性とか思惑といった今後に繋がってくるだろう要素が散りばめられててかなり面白かった。メインであるロゼとアッシュに関しても、ロゼがギアスを使ってアッシュの弟を装ってること、アッシュがロゼの父親の仇であることが示唆されてた。一方、アッシュがサクヤに惚れるシーン(アッシュはサクヤ=ロゼということと惚れた相手がサクヤだということは知らず)もあって、ロゼ即ちサクヤとアッシュのこの関係性が、ストーリーが進む中でどう展開されていくのかすごく気になる。序盤から戦闘シーンも多くて、劇場で見るナイトメアの戦闘シーンの迫力はすごかったし、アッシュが操縦するナイトメアが次々とネオ・ブリタニアのナイトメアを倒していくのはめちゃくちゃカッコ良かった。第1章は、ネオ・ブリタニア帝国皇帝のカリスが亡くなり、皇サクヤ(影武者のサクラ)が次の皇帝となるっていうかなり気になる終わり方をしてるから早く続きが見たい。ルルーシュ(L.L.)が映る場面もチラッとあったし、2章には、ルルーシュのシリーズに登場したコーネリアやニーナも登場するみたいだから楽しみ。
世界も巻き込むような壮大な設定のストーリーと、特殊な「能力」を持つ男女の人間模様や恋愛模様を描いたドラマを見事に組み合わせてたすごく面白い作品だった。ノルンに乗って共に生活するメインキャラクター達は、それぞれが特殊な「能力」を持っているという設定だったけど、それぞれの能力とそれに関連するキャラクターの背景の描写もしっかりしてて、他のキャラクターとの関係も丁寧に描かれてた。その中でも3組のカップリングを中心に描かれてたけど、単なる恋愛の枠には収まらない、それぞれの背景事情、能力との関連、色々な要素が作品のストーリーを面白くしてた。後半になると、世界のリセットを巡る大スケールのストーリーも本格化していって、先が気になるワクワクするような展開だった。ストーリー面以外では、キャラクターデザインを含めた作画と演出がすごく綺麗だった。例えば陽の光や植物の描写とか、終盤のアイオンによる世界のリセットの描写とか見事な映像美だった。キャラクターも美男美女揃いだった。綺麗な作画と演出によって、世界を巡るファンタジー系作品として、そしてキャラクター達の恋愛・ドラマを描いた作品としてのこの作品の魅力を最大限に引き出し、素晴らしい作品として仕上げられてたと思った。
クリスマスの時とは逆で、今度はほたるの方から花野井くんのどこが好きかを伝える、そしてその過程の中で「好き」とは何なのかということ、そして花野井くんのことが好きだってことに気づいた。誰かを「好き」だってことを自覚する展開はどの恋愛系作品においても非常に重要だけど、恋愛感情そのものがどういうものなのかが分かってなかったほたるがそれに気づくことは、他の作品とはまた違う意味があるんじゃないかと思う。