一見何事もなく楽しげな日常が描かれてはいるけど、実は3人それぞれにそれぞれの悩みや考え事がある。今後少しずつスポットが当てられると思うけど、まずはまことの写真を持っていることをまことに知られた竜二がどうなるのか次が気になる。
普段謎を解く側の小鳩くんが今回は謎を生み出す(というよりかはケーキを食べたことを隠すための偽装工作を行う)側になるという点で、普段とは違う形式の内容になってて普段の面白さとはまた違う面白さがあった。シャルロットの美味しさに感激したり、偽装工作を行ったり、バレないか警戒したりしてる時の小鳩くんや、その偽装工作を見破る小佐内さん、2人の顔もいつもとは違うものが見れて貴重だった。
檸檬ちゃんの健気ぶりが切ない。光希は鈍感だけど悪い人ではないし朝雲さんも優しい人、誰も悪くないからこそ辛い。描き様によってはシリアスな展開にもなるけど、文芸部の面々、特に八奈見さんのおかげでコミカルなパートも多めで重くなり過ぎないから助かる。檸檬ちゃん絡みがどうなるか気になるし早く次回が見たい。結果を問わず好きな相手に告白することをヒロイン本人にとっての恋愛の1つの区切りと捉えるなら、主要キャラの八奈見さん、檸檬ちゃん、小鞠ちゃんの内、檸檬ちゃんだけがまだ告白していない。やっぱり光希に檸檬ちゃんが告白する展開になると思うんだけど、それも含めて続きが気になる。
旅行編完結。隼をめぐる白菊、流星、紅葉の駆け引きと秋水ちゃんのお祖母ちゃんとの対面、色々あったけど最後は1話丸々ド下ネタ回で締める。とにかくカオスだけど超面白かった。わいわいしてる程面白いというこの作品の特徴がよく表れてる章だった。
最初に綾瀬さんの中に生じている感情やそれに関する綾瀬さんの悩みを、綾瀬さんが自分なりに言語化して記した日記を通じて丁寧に描き、その後本編に入って、浅村くんとのやり取りや細かい動作の中でも綾瀬さんの悩みや感情を表現し、最後にそれが「嫉妬」であることをこちら側に示す。やっぱり多彩な表現を通じた感情・心情の描き方がすごく上手い。
政近くん・アーリャさんvs有希の対決が繰り広げられるだろう生徒会選挙が着々と近づいていることを感じられるとても良い回だった。クセのあるキャラも加わり、ここからさらに盛り上がり、さらに面白くなること間違いなし。
主に文化祭編を中心に、新規カットや新曲も織り交ぜながら、テレビシリーズ後半の内容が綺麗にまとまっててとても良かった。劇場の音響と大スクリーンで見る文化祭のライブのシーンは圧巻で迫力満点だった。ギャグシーンもカットされずにちゃんと含まれてて面白かった。きくりさん達のライブに行った時に後ろの方で他とは違うぞオーラを出してる山田リョウ、メイド服着てるぼっちちゃんを見て目を小銭にしてる山田リョウ、文化祭でオムライスを頬張る山田リョウ、男装してる山田リョウ、「うわー(棒)」って言いながら虹夏ちゃんに連行される山田リョウ、ライブ後にステージから飛び降りたぼっちちゃんを見て笑ってる山田リョウ、個人的に好きなシーンもちゃんとあって嬉しかったし大満足だった。作品の面白さを改めて確認できる良い総集編だった。ぜひともテレビシリーズ第2期が制作されることを期待してる。
最初の涙を流す小佐内さんのシーン、何かが起きるのかなと思ってたら、今回のあげぱん事件のオチ、辛いのに当たって泣いてたっていうオチに繋がってたのは全くの予想外で唸った。驚いたけど、少し微笑ましくもあるオチだった。こういう構成の回は結構好きなので大満足。
前回から一転してギャグ色強めの回、ギャグのテンポが良いのは勿論、八奈見さんがとにかく面白かった。おかしくなって悟りを開いたようなことを言い始めたと思ったらその次には世界なんて滅べば良いとか言い出して、色々な表情を見せてくれて面白かったし、声優さんの演技も見事だった。八奈見さんのインパクトが大きかったけど、朝雲さんも優しいんだけど所々おかしいって感じの人だった。この作品は個性的なキャラが多くて楽しい。
市川の「拙者がいるよ」、尊氏と護良親王パート、アニメで見たかったシーンが大満足の完成度でとても良かった。貞宗と市川を翻弄する玄蕃のシーンもスピード感、躍動感があった。テンポ良く、アニオリの演出も盛り込んで今回も素晴らしかった。