劇場版なだけあってスケールも大きく、最後までどうなるか分からない展開、キャラクター1人1人にそれぞれ見せ場があって、ミステリーとしてもラブコメとしても面白い。毎年のことだけど、期待を大きく上回る大満足の映画だった。北海道を舞台に、コナン&平次、怪盗キッド、斧江拓三一派、ブライアン・D・カドクラ一派が刀を巡って四つ巴の攻防を繰り広げ、土方歳三にまつわる宝の真実に迫っていく内容はすごく見応えがあったし、ワクワクするものだった。序盤から終盤に渡ってアクションシーンもかなり多く、刀を使った戦いはとても迫力があった。同時に今回は服部と和葉のラブコメ要素にも重点が置かれ、特にED前、夜景と舞い散る夜桜を背景に和葉に告白する平次のシーンは今作一番の名シーンだった。紅葉と伊織のせいで和葉にその声は聴こえてなかったけど、この2人の恋が今後どうなっていくのか今後に期待したい。その紅葉と伊織は今回所々で登場したけど事件にはほとんど関わらず、告白スポットを転々としてて、今作のコメディリーフを担当していた。他にも今回の映画は、原作やアニメシリーズにも以前登場した西村警部やまじっく快斗のヒロインの中森青子も登場したし、過去の劇場版のセルフオマージュ、特に迷宮の十字路を彷彿とさせるシーンが多かったように思う。原作や過去の映画を見ていればより楽しめる内容だった。そして今回全てを持っていったと言っても過言ではないのが、怪盗キッドと新一に関する衝撃の真実が発覚したことだった。命を落としたと言われていた怪盗キッドこと黒羽快斗の父親・黒羽盗一は生きていて、さらに新一の父親である工藤優作の双子の兄であるという真実には本当に驚かされた。新一と快斗の容姿が似ている理由にも納得がいったけど、この真実が明かされたことによる衝撃があまりに大きすぎてしばらく処理が追いつかなかった。自分が想像してたよりも遥かに大きな衝撃を味わうことができたし、こういう驚きを原作に先んじて味わえる時があるっていうのも劇場版の醍醐味の1つだと思った。予告からして来年の映画は大和警部や諸伏警部がメインの映画になりそう。この2人が映画でメインをやるとは思ってなかったからどういうストーリーになるのかとても楽しみ。
異なる国の王家の人間同士の恋愛を描いた作品でとても面白かった。出会いのきっかけこそロマンチックとは程遠いものだったかもしれないし、二人の気持ちに重点が置かれた結婚ではなかったけど、共に過ごす内に互いに特別な感情が芽生え、お互いのことを本当に大事にするようになる、立ちはだかる様々な困難を二人で乗り越えていくっていう展開は王道で面白かった。歌によって雨を呼ぶことができるニケの能力がここぞという所で発揮されて、その場面の感動をより際立たせるようになってた。序盤でリヴィは世界が美しいことを示せというようなニュアンスのことをニケに対して言っていたけど、お互い過ごしていく中で互いが知らない世界や感情を知っていき、ニケとリヴィという人間が、変化や成長という形で彩られていく、即ち二人が生きてる世界もまた美しく彩られていく。この作品のタイトルの意味はそんな感じなのかなと考えた。
オスカーとティナーシャのやり取り、それが持つ空気感に何とも言えない良さを感じた。まだどういうストーリー展開になってくかは今回だけでは分かんないけど、この2人を丁寧にじっくり描いてくれるんじゃないかと思う。
シャロンさん超元気で見てて楽しい。ほぼアリスに対する告白みたいなセリフをアリスとシャロンの前で言う坊ちゃんはさすが。完結編楽しく見せてもらいます。
ルーデウスとシルフィのやり取りが微笑ましすぎてニヤニヤせずにはいられない。おそらく次回以降もこんな感じのやり取りが見れるだろうしめっちゃくちゃ楽しみ。
完結編がスタート。ここまでの集大成、久美子達の最後の1年の様子を見れるのが楽しみ。久美子と塚本の関係が最終的にどうなるのかも楽しみにしてる。あと、川島緑輝と月永求もいっそ付き合えば良いのにと思う。
敵側の戦闘員を主人公に据えた作品っぽい。やられ役としての戦闘員の悲哀や苦労にもスポットを当てつつ、戦隊打倒を目指す主人公がどう動くのか楽しみ。
登場するキャラクターはいかにも「現代の若者」って感じ。特に「周りの目を気にして周りに合わせて日々を過ごしつつも、他とは違う特別な存在になりたいという気持を持っている」っていう所に自分も共感できる部分がある。メッセージ性がありそうな作品。
河合荘を舞台にして描かれる、個性的で強烈なキャラクター達の日常、キレと勢いの良いギャグが魅力の非常に面白い作品だった。まずこの作品はギャグがすごく面白い。下ネタ系のギャグが結構多かったけど、直球な下ネタ系のギャグだけでなく、巧みな言葉選び、冴えわたるワードセンスによって、下品なのにレベルが高いギャグが勢いよく、たたみかけるように次から次へと出てきてめちゃくちゃ面白かった。そういうギャグを出してくるキャラクター達も個性的だしすごく強烈で、インパクトがあるシーンが多かった。ギャグだけでなく、主人公の宇佐くんとヒロインの河合先輩の関係を見るっていう点でもすごく面白かった。本が大好きな河合先輩は、最初はそんなに表情を出してくるタイプではないのかなと思ったけど、庭でシャボン玉とか泥団子で遊んでる河合荘の住人達を見て羨ましそうにしたり、ホラー映画やムカデを怖がったり、宇佐くんとの関係についてからかわれて顔を赤くしたりと、意外と色々な表情を見せてくれるキャラクターで可愛いなと思った。主人公の宇佐くんは作中一の常識人で、個性的な河合荘の面々に振り回されてたけど、河合荘の面々がボケて、宇佐くんがツッコむ、これがこの作品の1番面白い部分だった。河合先輩に対して想いを寄せるキャラとして、人見知りの河合先輩を気づかったり、本を読みながら下校する河合先輩に付き添ったり、面倒見の良い人物としての面もよく描かれてた。河合先輩の方も少しずつ宇佐くんのことを意識しているような描写があって、ちょっとずつ二人の仲が深まっていく様子を楽しむ、ラブコメとしての面白さもこの作品にはあった。二人の関係が今後どういう風に変化してくのか、そして賑やかで楽しげで、面白い河合荘での日常がまた見たいなと思う。
「癒やされ同居ラブコメ」というキャッチコピーの通り、とても和やかな雰囲気でゆる〜く見れそう。所々で描かれるデフォルメされたキャラが可愛らしい。
ダークな雰囲気と濃密なストーリーが面白い作品だった。雰囲気はかなり暗めで過激な描写もそれなりにあって、時にはハードだったり胸糞悪くなるような展開もあった。敵キャラとして登場するキャラクターの中には、普通では到底その理由を理解できないような猟奇的な行動をとるキャラや、身勝手な理由から多くの人の命を奪うようなキャラもいた。そういう点からかなり胸糞悪い部分があった中でも、例えば、主人公の1人のギドが野獣としての本来の力で叩きのめす、第4、5話であれば、ファノーラが魔女としての能力を使って危機的状況を一気に引っくり返す、という風に味方側のどんでん返しによって敵を倒し、その敵は自分の犯した罪の報いを受けることになる。最終的にはそういう展開になるからカタルシスを感じられるものだったし、必ずしも胸糞悪かったり。後味が悪かったりするだけの作品ではなかった。最終回の終わり方、及び作中にまだ回収してほしい要素がかなりたくさん残ってるから続きを見たい。
もう原作も何回も読んだし、アニメも通して何周もしてるけど、自分が今まで見た恋愛系作品の中で一番面白い作品だと思ってるし、一番大好きな作品。恋愛、そして家族の絆が描かれたストーリー展開がとても面白くて感動するし、主人公である風太郎と、ヒロインである一花、二乃、三玖、四葉、五月の1人1人が本当に魅力的で、好感が持てるし応援したいと思えるキャラクターだった。まずストーリー。物語の序盤で、風太郎が五つ子の中の誰か1人と結婚することが明確に示されていて、ラブコメとしての楽しみ方は勿論、5人の中の誰が風太郎が結婚するのかということを予想しながら楽しむことができるのも、この作品の魅力の1つだと思う。ストーリーの中には、比較的初期から伏線が張られてて、1回全部見た後に、そういう伏線を探しながらもう1回見直すという楽しみ方もできる。そういう点で、他のハーレム系ラブコメ作品とは一味違う作品だなと思った。伏線が張られたストーリーの作り込み具合も見事だけど、展開もすごく面白い。林間学校編とか修学旅行編とか色々な章があるけど、どの章においても風太郎、そして五つ子の5人、誰1人として空気にならず全員に見せ場がある。全員に名シーンがある。出会った当初こそ、風太郎と五つ子は中々うまくいかなかったけど、少しずつ仲を深めて、困難に立ち向かって行き、それを通じて成長していく。王道の展開ではあるけど、そこが良い。これぞラブコメだって感じの作品だと思う。同時に、ヒロインが五つ子であるという設定を活かした展開も多かったし、この作品だからこそできることだなっていう部分も多かった。名シーン、感動できるシーンもめちゃくちゃ多くて、挙げようと思えばキリがないくらいだった。そしてなんと言っても、この作品の一番の魅力はキャラクター。まず、ヒロインの五つ子の5人は、顔は同じだけどそれぞれ違った個性を持ったキャラクターだし、当然それぞれに違う良さがあった。全員が本当に魅力的なキャラクターだったし、強いて一番好きなキャラクターを1人挙げるとすれば三玖だけど、正直全員大好きだなと思える。風太郎との恋愛面においては、それぞれが本当に一生懸命だった。時には姉妹同士で衝突したり、良くない行動にでてしまう子もいた。けどそれは、それだけ1人1人の想いが強いということの裏返しだと思う。それぞれが強い想いを持っていれば必ず衝突は生まれるし、まして恋愛においては、焦りや不安から冷静な行動ができなくなったり、周りに気を配る余裕がなくなる時があるのは当然のことだと思う。だから間違えたことに対して強く攻めるってことは少なくとも自分にはできないし、そのキャラクターを嫌いになることはできない。むしろ、そのキャラクターの本気、真剣さが伝わってきて魅力が増すと思ってる。「本気」だからこそ、対立とかの問題は生まれてくるけど、この作品の一花、二乃、三玖、四葉、五月は、そういう困難も皆で乗り越えていった。風太郎への恋愛感情、そして姉妹や家族の絆がそうさせたんだと思う。そしてその過程を通じて、五つ子の5人は本当に成長した。個人的に一番成長したのは三玖なんじゃないかと思ってる。初期は表情の変化に乏しかったけど、話が進むごとに、嬉しそうな顔、照れてる顔、怒った顔、楽しそうな顔という風に色々な表情を見せてくれるようになった。可愛さも魅力もどんどん増していった。同時に、風太郎にバレンタインチョコやパンを作ったり、告白したりと、恋愛を通じて積極的なアプローチをするようになったと思う、何よりその過程の中で、自分に自信も持つようになったことが何よりの成長だと思う。最初は5人の中で自分が一番落ちこぼれだと言っていた三玖が、最終的には私は私を好きになれたとまで思えるようになった。これこそ一番の成長だと思う。このように本当に可愛くて、1人1人が魅力的な五つ子の皆がこの作品の魅力だけど、主人公の風太郎もすごく良いキャラだと思う。最初は、中々言うことを聞かない五つ子に手を焼いていたけど、諦めずに1人1人と真剣に向き合った。勉強第一みたいなキャラだしぶっきらぼうだったり、ちょっとズレてる面があるキャラではあるけど、その面倒見の良さ、そして真剣に向き合おうとする姿勢が五つ子が風太郎に惹かれていった理由だと思う。そんな風太郎もまた、五つ子との関わりの中で成長していった。勉強にも遊びにも恋愛にも、全てに対して真剣だった五つ子と関わる中で、勉強以外を切り捨ててきた風太郎のそれまでの考え方も大きく変化した。そういうそれまでの自分とは違う考え方、生き方を見せてくれたからこそ、風太郎もまた五つ子に惹かれていったんだと思う。風太郎が最終的に四葉を選んだ理由を個人的に考えてみると、四葉は出会った当初から風太郎に協力的だったし、学校行事があればその度に、多少強引な時もある位に風太郎を巻き込んで行動した。学校行事やその他色々なことを五つ子と一緒に経験して、風太郎は五つ子1人1人に惹かれていったけど、勉強以外のことに無理矢理にでも四葉が巻き込んでくれたおかげで、そういう経験ができたんだと思う。勿論、五つ子1人1人から、風太郎は大きく影響されていたと思うけど、その間接的なきっかけをくれた、そして大変な時に支えてくれた四葉に対して、風太郎は特別な感情を抱いたんじゃないかなと思う。とはいえ、五つ子ゲームファイナルのシーンでも分かるように、五つ子全員をしっかりと見分けられる風太郎は、5人全員に対して、間違いのない強い愛情を持っている。全員を大切にする風太郎が主人公だからこそ、この作品はここまで面白いものになっているんじゃないかと思う。この作品を通じて培われた風太郎と五つ子の絆はおそらく何にも負けることはないだろうし、何があっても6人は乗り越えてきたし、これからも乗り越えていくんだと思う。そういう素晴らしい作品に出会えたことを本当に嬉しく思うし、きっとこの先も何回も見直す。絶対に忘れられない作品になると思う。
前半はプールで遊ぶ風太郎と五つ子。ここでも積極的にアプローチする二乃と三玖、そして姉妹の平穏を守ろうとするも空回り気味の五月が魅力の回。後半は、四葉の秘めた想いと、これまでの風太郎と五つ子の日々の一部を四葉視点から描く回。最後の「好きだったよ ずっと」のシーンはかなり切ない。
修学旅行編、そして第2期終了。風太郎をめぐって衝突した五つ子だったけど、最終的にはお互いに自分の気持ちを曝け出して、姉妹の絆を再確認したことで「雨降って地固まる」よろしく、より姉妹の絆が強固になったと思う。互いの気持ちを曝け出して、それぞれが謝り、また笑い合えるようになるシーンには本当に感動する。そして三玖の名シーン「好き」もこの回。