サービス開始日: 2016-03-14 (3626日目)
新たな魔法少女は物語に驚きを齎す…と思いきや新たな御使いの方が驚かされたんですけど!白夜のと段違いに紳士的じゃん…
さておき、白夜とミラは恋した事で敵ながら敵で無くなった。けど、恋の余地が無い火花は敵にしか成れない筈。その違いはミラ達にどう作用するのだろうね?
白夜と違い火花は魔法少女の境遇に大きな問題は無いようで。むしろ自身を信じる御使いにどう報いるかという点が難しそうな
そう考えるとミラが火花には容赦なく敵対し攻撃した以上は彼女の想いが叶う余地も限られるように思えてしまうが…
てか、火花の変身バンクは中々に良いね。アイディアの面白さに感心してしまったよ
敵対しながら敵対以外の関係も構築しつつあるミラと白夜だが、所属として対立する事実は変えられず。だからミラが他の魔法少女を害する場面も無くせやしない
白夜が他の仲間への思い入れが無い為にそれは問題とならないように思えたが、個人的な繋がりが有るならそうは行かず…
対立しながら個人として仲を深めるミラと白夜にとって火花の参入は双方の関係性にどう響くのだろう?
本作は言葉で全てを表現していないが故に感想も言葉で全てを表現できないような気がする…
元が読み切り作品である為か、藤野と京本の交流をメインに物語は展開されている。また、2人は漫画制作に挑むものの、その内容がどのようなものであるかは明示されないし、制作においてどのような壁が有ったかもテーマとならない
そこに在るのは2人がひたすらに絵を描き続けたという事実だけ
なら2人はどうして描き続けたのかと言えば、それこそ2人が出逢ってしまったからとしか言い様がないように思える
当初の藤野は目立てる、他より優位であると示せるから描いていたように思う。それが京本というもう一人の描き手に出会う事で彼女の描く理由は変質した。相手の領域に追い付きたい追い付きたいと執念で描き始めた
けれど当初の京本は藤野への返答となる絵を描けないから、藤野は立ち止まってしまう。2人は互いの絵に出逢った事で描き続けられたのに相手と絵を交わせない状態では続けられない
更なる変質が起きるのは本当の意味で出逢い関わるようになってから
藤野は京本の憧れを体現する為に、京本は藤野の背に追いつく為に。2人は一緒に描き始めた事で最高の歩み出しが出来た
でも、道が分かたれてしまうのは結局の処、2人が1人と1人でしか無いという事実から抜け出せなかったかもしれない
藤野は憧れを体現する為に。京本は追いつく為に。その手法は異なっていた。あれだけの時間を一緒に過ごしていたのに互いは別の描き手であるという事実に気付かなかった
ただ、それは本来悪い事では無かった筈なんだよね。道が分かれたっていずれ合流すれば良い。成長した2人としてまた一緒に描き始めれば良い。
それを許してくれない理不尽があまりに哀し過ぎるから出逢った事すら間違いだったと、感情が許容できないだけで
藤野の後悔から描かれるIFの時間軸は残酷でありながら都合が良い代物
藤野が誘わなくても京本は美大に進み襲撃の現場に行き着いてしまうし、京本が襲われる場面で都合良く藤野がキックをかますなんて無理が過ぎる
けれど、そんな有り得ないIFで示されるのは2人が2人として描き手の道へ進むきっかけ。そこから判る、藤野と京本はどうなろうと描く道から外れられやしない
それは最早呪いかのよう
ならば究極的には京本の死が藤野を止める理由には成らないかもしれなくて
確かに藤野は京本の死によって休載し膝を抱え込んでしまった。けれど「出てくんな」と言われても京本が藤野の背を追いかけたように、京本が藤野に憧れて描いていたなら藤野も描き手で在り続けなければ
あのどてらは京本にとっては1人になっても描き続ける原動力だった筈。図らずも藤野にとってもそれは同様となった
それは呪いと祝福を同時に体現する、描き手にとって何よりも厄介な代物
藤野は漫画なんて描くもんじゃないと云う点に言及している。それでも描く理由を彼女は明言していないけれど、本質的に描き手はその答えを持ち合わせていないのかもしれない
描きたいから描くのではなく、描かなければ呪われてしまうから描き続ける。そういう呪いの下に生きている
藤野は1人になってしまった。けれど、京本がどのような背中を追い掛けて描き続けていたかを知ってしまった彼女はもう描くのを辞めるなんて出来やしないのだろうね
ストーリー面だけでなく描画方面についても感想を述べるなら、鮮烈な印象を残したのは藤野が京本から憧れを明かされた後の帰り道の様子かな
話している最中は京本の憧れにまるで興味がないかのような素振りだったのに、帰る道すがらに少しずつ躍動感が増えていき、雨を蹴っ飛ばすようにスキップを踏み始める彼女の表現には感動に近いものを抱いてしまったよ
読み切りが受賞した時よりも連載が決まった時よりも過剰に示された感情表現からは京本に褒められた事が藤野にとって描き続けた行為が何よりも報われた瞬間だったのかもね
スタッフロールも印象的だった
映画のスタッフロールは監督等の主要スタッフの後にキャスト欄が来る作品が多い認識があるのだけど、本作では作画に係るスタッフを残らず出してから他のスタッフ一覧を表示していた
それは本作が変えてはならない原点として掲げる、描き手への尊崇の念の表れであるように思えたよ
あと、この感想文は本作のサントラを聞きながら書いていたのだけど、聞いているだけで映画の各シーンを思い出して物哀しい気持ちになってしまった…
本作の音楽って素朴さを強く感じるのだけど、それだけではない孤独や強さや衝動などの印象を覚える…
唯でさえ設定も世界観もカオスな作品で怒涛の短編集をやるとか思い切りが凄い…
内容としては原作の4コマネタや1コマネタを編集したものなんだけど、それを整合性とか無視して連結させた為に当然の如くカオス度が増している
これらを見ると、のこってシカも人も超越しているような気がする…(笑)
一瞬だけやってきた夏パート。夏服モードとか結構貴重だと思うんだけど、あっさり終わらせちゃうのね
てか夏服イジリより夏毛イジリの比重が多いって何なんだろうね?あと、夏毛が制服にすら及んでるって本当に何なんだろうね?
と、疑問で油断していた所にガチキモな代物投げてくる本作怖い…
シカ部内だけで充分だが、のこが出向く場所も当然カオスになる。それがシカ部撲滅を狙う根子の下でもというのは厄介な話
のこが持ってきたツチノコ(?)がまともである筈がないが、カオスの権化たる彼女が別のカオスに負けるのは珍しい
それだけに前回はのこに敗れた根子がカオスに魅了される展開はそれはそれでカオスでしたよ(笑)
巧みな化かし能力の為に信頼が難しい手下にどう対処するかという難問に時行はシンプルな回答
どんな相手でも自分からは絶対に裏切らない。大将として申し分ない器
それは時行を見定めようとしていた玄蕃に響くもの。彼が如何にして時行を信頼するかという表面化していなかった問題を簡単にクリアしてみせたね
時行が玄蕃を裏切らないと決めた基準は彼らしい
時行は逃げる際に最も輝き楽しめる。なら、その逃避行を更にワクワクさせられる玄蕃は時行に欠けてはならない大事なピース
だから玄蕃の付き纏い宣言のような郎党になる際の発言も時行には自分の楽しみを向上させてくれる意味合いに解釈される。世に憚る玄蕃の面を時行は美化してくれる
大将と手下と云う意味では最高の目を持つ貞宗、最高の耳を持つ助房は良いコンビであるように見える。けれど、助房はなんか主にタメ口だし貞宗はそれに引っかかってるし
こっちはちょっとチグハグ
だからか、玄蕃という綸旨でも時行でもない奴の相手から脱せられず二人して化かされてしまうわけだ
対して、誰よりも圧倒的なカリスマ性を見せつけたのが足利尊氏か…
護良親王というカリスマを備えた人物を前に丁寧な姿勢は崩さないまま殺戮を披露する
おまけに血溜まりを作り出した当人が市民から敬愛されるのは異常という他ない
人外のカリスマ、こんな奴が時行の敵なのかと思うと寒気しかしない……
てか、今回の表現描写は今までよりも凄いと云うか、このレベルの表現法を披露できる作品って中々ないレベルに思えましたよ……
特に玄蕃が貞宗達を化かすシーンには目が惹き付けられるし、尊氏のシーンは全般的に驚嘆に値するもの
ただ、そうした印象を打ち消しかねない程にラストカットが酷い(笑)
見かけから中身は判らない。それは人だけでなく赤猫の従業員も同類のようで
メニューに難癖つけて撮影注意にも反論。上から目線で審判する面倒なマニアを納得させるのは何よりも器の中身となる展開は良いね。彼らはそれで店への認識を改めたのがよく判る
また、猫が接客する点も気に入って貰えたっぽいのはお店冥利に尽きる話
前々から人柄ならぬ猫柄がよく判らない佐々木。正体を聞いてみれば更に驚かされたよ
文蔵が経営者で無い点はまあ理解出来るけど、だからって佐々木が経営者と言われて納得出来るかは別の話で。見かけから想像される中身が掛け離れ過ぎている…
あと、クリシュナを動物園から連れ出す際の光景がインパクト強すぎて、こちらの理解力を越えていた(笑)
バーのママさんは見た目こそ驚かされる部分が少し有るけど、その中身はとても面倒見の良い人物のようで
別の店の人間だから積極的には関われないが、出来る範囲で世話を焼いてくれる。その一環が珠子の手首を解してくれた行為や餃子の注文なのだろうし
反面、新作餃子を勝手に作るサブは見た目通り厄介な猫かも(笑)
原作だと全裸だった華寅が服着てる……。流石に地上波でアレは厳しかったか…
再びの戦闘に心沈む千夜の前に現れた超人的おっさん義輝はこれまで登場したあらゆる人物と異なるタイプだね
それだけに千夜も真介も思い至らなかった言葉を持っている。価値観の転換を強く感じた回となったよ
以前の戦いでは結果として大きな被害と悲しみを生み出したのに、今回は分け身だった為に感謝を伝えられた
また、武の頂点に居る義輝は力や闇を単純悪と見做さない。故に闇が混ざった力強き千夜も只の人であると見做す
これらは己の在り方に迷う千夜とって人生の転機そのもの。武ではなく言葉の強さに拠って千夜の価値観を変えた義輝は凄い人物だね
ただ、自身について変えられても、月湖への罪悪感は消せやしない
月湖からは沢山の感謝を捧げられているのに、まともに向き合えやしない。そんな隙が月湖誘拐に繋がったのかな
ならば、千夜が己の道を定めるのは己の為だけでなく月湖の為とも成ってくる。だからこそ己の内に在る千の闇とも向き合えたのだろうし
これまで避けていた物事と向き合えるようになれば、傍に居る真介の人柄へも目を向けられるように。これも一つの試練だね
一方でとんでもない問題に目を向けさせる将軍様凄い…。そりゃ視聴者の大半は歴史的なネタバレを知っているけど、だからって当の本人がネタバレするなんて有りなのか(笑)
いや本当に規格外な人物ですよ
恋愛作品において、余計な男が茶々入れくてくる展開って本当に不快度高いよね…と翔一の自分勝手ムーブを見て思う
ただ、他者にそういう動きをさせるのが如月澪だと言えるかもしれず。そう考えると彼女が世に背を向ける現状に納得でき、逆にそんな彼女が陽と楽しむ為に学祭デートを実行した点からは本気の恋心を感じてしまう
それにしても陽の宙ぶらりん具合は酷い感じになっているね。表向きは真珠を気に掛けているのに裏側では澪に心を攫われている
彼としては真珠へのチャンスが無いならいっそ澪と…という腹積もりなんだけど、神の視点として真珠の心中が描かれている為に今の陽は残酷に映る
既に彼らの関係は変わり始めている。それを真っ先に知った真珠はどうするのかな…?
冒頭の御使いによる分析は見事に百屋の性質を言い表している
望まない、諦める、逆らわない。嫌な事や不遇に耐える力に長けていると言える。でも長けているからって何も感じないわけではなく
尋問という耐えきれなくなる瞬間へと誘う行為を通して、百夜の弱みを曝け出させる展開は本当に良いものでしたよ
魔法少女に敵対するミラはカメラの前で白夜を害する演技をしなければならない。それは彼にとって耐えられない振る舞い
白夜はミラの立場を判っているから、自身が耐える事で彼に迷惑を掛けまいとしている
ならミラはこの状況を乗り越えつつ、無理に耐えようとする白夜を拘束から解放してやる必要がある
施設で育つ過程で物分かりが良くなり過ぎてしまった白夜は耐えるばかりの人間に。そこに悲しみはある筈なのに
彼女が知らなかったのは自身が耐える姿に他者も悲しみを覚える点。ミラの深い感情が乗った言葉に釣られ、自らを告げた白夜の涙には感動…
二人は変わらず敵対している。だから相手の弱みを知って、互いの弱さを受け止め合える愛を育んでいくのだと思えたよ
本物の戦場で用いるかのような銃火器でのこを追う猟友会というカオスを挟んできたと思ったら、それをオチに使うなんてね
猟友会と血で血を洗う戦いを繰り広げるカオスの権化のこにとってちゃっちいヤンキー道具で武装する不良なんて朝飯前のようで
その割に自分自身も吹っ飛んでたが(笑)
あまりに存在がカオスだと正体が気になってしまうもの。だというのに探って判ったのはのこがカオスでしかない事実
動物園のシカに混じって展示されているとか、大名行列からのナウシカネタとか理不尽極まりない
でも最大の理不尽はそんな光景を経ながらも、最後には普通の女子高生のようにタピってしまった点か?
本作においてカオス度合いの低い根子が単身でシカ部に乗り込めば、そりゃツッコミ役になるというもの
虎子との違いはシカ空間にあっさり取り込まれた点か。虎子は部長に祭り上げられながらシカには成って居ない。でもシカ志望にされた根子はかなりちょろい
その描写から虎子と根子の実力差が見えるが、そう考えると却って根子の可愛らしさが目立つEPとなったのかな
犬追物に擬態した一騎打ち、貞宗が矢を打ち尽くし後は時行が射るだけとなれば自然に時行が攻めの形になる。でもそんなの逃げ上手の遣り方ではない訳で
一旦攻めの姿勢を取る事で相手に攻めさせ、相手から逃げる際に反撃するというパルティアンショットはとても時行らしい必殺技でしたよ
けれど、ただ逃げ隠れするだけではジリ貧になる可能性もある。領地没収がその最たる例
今の逃若党は武闘派2人と執事1人と武士としては正道な構成っぽい印象。それでは足りないというのが頼重の言であり、邪道の武士玄蕃こそ時行が天下に号令す大将になる重要なピースとなるのかな
にしても、玄蕃へのリアクションは面白い
彼としては邪道な報酬を要求したつもりなのに、正道に居る時行にしてみれば無欲な要求に見えるのか(笑)
しかし彼の邪道が最も現れるのは潜入術。他者に成り代われる彼が近くに居れば疑いの心を持たずに居られない。これに大将の卵として時行はどう返すのかな?
猫がやっているラーメン屋だからこそ、そこには猫という癒しを求めやって来る人がメイン。となれば、通常のラーメン屋とは店とお客さんの距離感は少し普通とは違っていて
今回はお客等が集まる理由を描きつつ、その人らにとっての適切な距離感がお店にとっても望ましいものなんだよと伝えてくれる内容だったかな
換毛期に伴うイライラというクリシュナ特有の現象は、珠子にいつも通りのブラッシングだけでは足りない時もあると教える機会となったね
言い換えればそれぞれに事情があるという話で。珠子は勤め始めてそれなり仕事に慣れてきたけど、そんな珠子でも皆の事情にはあまり踏み込んでこなかった
彼女はそのような距離感で勤めていると判る
距離感間違えているのは御所川原だね。熱心なのは良いけど、猫好きが溢れ過ぎて逆に迷惑。彼女にはそりゃブラシよりも弁護士をやって貰いたいと思うのも当然
我欲が先行して文蔵達から敬遠される様子を見ると珠子が猫より犬派だった点が採用理由となった背景に納得できるね
好きな店の為なら課金も惜しまずとは相当なもの。と云うか、直接できないからって沢山食べそうな見知らぬ男を連れてくるとは危う過ぎ
それだけに滝が理解し警告してくれたのは良かったな。あれはあれで真っ当な出逢いとなりそうな
ラーメン屋なのだから、下手な搦手などせずにラーメンを食べて欲しい。滝の豪快な食べっぷりは店員を純粋に喜ばせるものとなったね
あの素晴らしい3話からこのような展開へと変化するなんて誰が想像できたろうね
咲はまことの特別を在って良いものと受け止めた。なのに当の咲が自分の『特別』を疑ってまことから自ら離れようとするなんて。また竜二の想いの行く先も宛所不明
この物語はどうなってしまうのだろうね…
誰かを好きになってその人を意識する際には何かしらの変調が現れるのもの
だからそれを示さなかった咲を竜二は不審がり、竜二にそれを見た咲は変調を示せない自身に失望する
他方、別の理由で示された咲の変調を見てまことが勘違いしてしまうなんて思わなかったな。三人の恋心がここに来て厄介な構図を成してきた印象
まことが咲を誤解すれば連鎖的に竜二の想いも誤解する
ただ、竜二はまことが正しく受け取らない状況を利用してかなり踏み込んだ発言をしたような…
竜二は本物の告白をしてしまえば自分達の想いも関係も変わってしまうと知っている。だから何も起きない
でも、そうして『好き』に悩むのは本物だからと言える
咲にはそれが無い
皆との繋がりを求めて特別を作れなかった咲がそれでも求めたまことという特別。彼女視点の過去が描かれた為に咲がまことを好きになった動機を疑わずに居られない構図はキツい…
女装を受け容れられ始めたまことはこれから沢山の特別が出来るかも知れない。特別の無い自分がそれを邪魔したくない
そんな咲の哀しい覚悟は誰かが止めるべきだけど、果たして誰が出来るのだろう…
戦わない事を選んだ千夜だけど、その状態で叶えられる想いなどたかが知れていて
反面、たまは面白い術を見せたね。龍のムドと正面から戦うのではなく、幻術に拠って戦いを回避している。でも、それとて強さが存在するから出来る所業
強さすら否定しようとする今の千夜は容易に辿り着けない次元
第一部主要人物のたま再登場により、第一部と二部がようやく地続きとなったね
強敵であった千夜は山の神に負け真介に守られた事で心の弱さを持つ主人公へと転じた。また、弱いのに山の神に刃向かった真介は強さを見せたと言える
強者は弱者に、弱者は強者に転じると示唆しているかのよう
強さや戦いを否定しているのに彼の下へ狂い神が来るのは肉体的には彼が強者だから。一方で自分の強さを思い通りに出来ず振り回されるのは弱者の証か
強さにも弱さにも納得できない彼はまだまだ辛い立場だね…。それだけに謎の人物との出会いを契機に彼が変わっていく様をどのように描くのか楽しみですよ
Aパートを丸々総集編にするって思い切った構成…
役者が一箇所に集まり始め、恋の移ろいがどうなるのか興味が尽きないが彼女らと関わる陽は澪とのキスにより酩酊状態が継続中
紗羅と話しているのに澪の話をして、澪と話しているのに真珠の話。それは曖昧であるが故に聞く者を惑わす言葉となっているね
紗羅は合コン後に放置された事で陽に振られた形に。なのに思わせ振りな陽の発言に翻弄。結局、彼女は恋を求める人だから、付け入る隙を見せる陽に惹き寄せられてしまう
ただ、これが完全な勘違いの産物であるという点が紗羅が不憫可愛いキャラになる土台となってしまったような…(笑)
澪が陽に求めていたのは恋では無かった筈なのに今では寂しさを埋める相手として陽を求めている。陽の発言から自分以外に好意を向けている事を判っているだろうに、それでも求めるのは彼に夢中になる事で何かを酔い忘れようとしているのかな?
他方、意中の真珠に振り向いて貰えないのに、他の女性を魅了してしまう陽は悪い男へと変わり始めましたよ
フォーマルハウトの参入によってミラと白夜の関係は振り出しに戻されるかと思いきや、隠そうとしても溢れだすミラの愛情とフォーマルハウトのアホさに救われた感じ
また、ミラが態度を変えようも白夜が変わらない信頼を寄せるているのも大きい。てか、視線逸らしを許さない格好凄い……
結局二人は他の目が有ろうと後戻りできない関係になっている。昔は他者の迷いをこそ非難していたミラが白夜に参っている様子は迷いが無いとも迷いを許さない感情を抱いているとも言える
だからこそその関係に他者が入り込もうとするとミラの感情はブラック気味な暴走をしてしまうのだろうけど(笑)
元々ぼけぼけな会話を繰り広げてきたミラと白夜、ここへぼけぼけしたフォーマルハウトが加わった為に会話の知能レベルが更に下がっているのが酷い(笑)
ただ、そんな会話でも白夜はミラを知る事が出来た、名前を知れた。彼女にとってとても温かな感情を齎す会話になったのだと感じられたよ
カオスが満ちるシカ部ではツッコミに終止する虎子もまともな生徒会なら常識人で居られる…と思いきやこちらはこちらで常識人の皮を被ったクセの強い方々が
ただ、根子は大人しめか。ボロ出しまくりな虎子の正体を全く把握せず貶めようとする姿は低身長も相まって非常に可愛らしいね
逆に千春は虎子に興味が無いのこ大好き人間か。どうしてのこばかり人気になるのか…
その意味では虎子が幾ら頑張っても暖簾に腕押し。千春はカオス空間に飛び込んでも別のクセを持っているが故にカオスに混じらない
むしろ特定シーンの表情だけ見れば少女漫画かのようなのだから面白い
絹は第一印象だけなら本作随一の常識枠に見えるのにテンパった際の言動がかなりヤバい
人の話を聞かず自身の妄想で追い詰められていく様はもうクセが強すぎて強すぎて(笑)
別の意味で放っておけないタイプなのだけど、あんまり関わるとこちらまで自滅させられるという独自のワールドを持った厄介さんですよ
逃若党の方針は定まったが、それで乱世の全てを渡っていける訳では無い。逃げ専の時行であっても多少の武は求められる
そこで弓矢に白羽の矢が立ち、師匠候補として敵方の人間が上がるなんてね
逃げる中で素質を示す時行にとって、味方よりも敵から教わる方が性に合っているのかもね
貞宗の弓技術や視力は凄まじいね。遠くを見通すだけでなく、小さな物すら見極めるとは。そりゃ千里眼を名乗るというもの
彼の前では隠し事など通用しない。時行をいつまでも隠せ通せるものではない
けど、対する時行も貞宗を見通している。人柄は否定しても弓は褒める。であるから頼重も道を見通す
千里眼相手に隠れ鬼とは言うけれど、結局見るモノが何かを知らなければ見つかった事にはならない。だからこそ、時行が彼の面前に現れる策も活きる。だとしても凄い度胸だけどさ
見つかっても見通されないなら、貞宗の近くで彼の技術を見通す未来が開かれる
弓の腕が立つとは言え、名人に敵うかというと別問題
小手先の策で貞宗を惑わせても、時行という武士は貞宗を上回る事はない。逃げの一手だけで勝ちは拾えない
そんな武を求められた局面で「楽しい」と思える時行はそれはそれで武士として戦に心惹かれる素質を持っているのだと感じさせたよ
赤猫は社員サービスも良いのか、賄いや休憩にも配慮しているようで
猫用のスープだからと文蔵は気にしたけど、あれは珠子が皆と同じ賄いを食べられた時間。休憩を同じ空間で取れたのも良かったな。彼女があの店の一員として溶け込んでいる様が見えてきたよ
寝過ごしまで一応見逃されるなんて人情味に溢れているよ
赤猫スペシャルがもっと売れて欲しいのは店側の事情。でも、押し付けたくないからポスターで主張するだけ。それでちゃんと売れるのだからお客の要求に応えられたと言える
また、食べきれない客側の事情に合わせて咄嗟にハーフサイズを提供できるのは思い遣りに満ちている
……それが結果的に利益率という経営側の事情にも適っているのは正しいんだけど、何とも言えないなぁ(笑)
サブには意外な趣味が。これを知れたのは猫達の居住空間に入るのを許された面が大きいね。同様にサブの趣味に珠子が理解を示せたのも
ただ、文蔵達は理解が足りないままに理解してしまったから、配慮が過ぎて余計な気遣いに(笑)
人情味有るのは良いけど、今回は妙に笑える方向へ進んでしまった感じ
後悔を抱かせる光景を同じように見た。けれど、千夜と月湖はそこから全く異なる覚悟を抱いたね
千夜は強さを恐れ戦わない道を選ぶ。月湖は弱さを恐れ戦う道を選ぶ
共通するのは道を決めても進み方を見出だせていない点。それをかつて強さと弱さに振り回された真介が見守る構図となっているね
千夜は記憶を失って、居着けた筈の村も失って
それでも彼が失わなかったのは今の己かな?。だから今の自分が何をすべきかを考えて人間になると決めた
でも彼の半身は闇で出来ているわけで。そう簡単に切り離せはしない
特に寄り添ってくれる月湖の理解を得られないのは道行きの厳しさを示唆してくる
父を目の前で喪っても自ら村を捨てる決断が出来た月湖は強いのだけど、彼女が求める強さはもっと高い場所にある
その目指す先はかつて真介が目指したものと似ているが、既にその道を歩んだ真介は逆に己の弱さを知った
真介の在り様は強さの先に弱さが有ると月湖に突きつけるようなもの
強さと弱さに迷う千夜と月湖の前に現れたのは両極端な2名だね。龍の強さを持つムドに他者の威を借りるタゴ
タゴは弱いから誰にも顧みられる事なく叩かれてばかり。ムドの強さは月湖や土地神の力を呼び起こした。強いだけでも弱いだけでもきっと間違い
兎に角、否定した筈の力を求められた千夜は月子を守る為に何を選ぶのだろうね
可愛いを好きと思う気持ちを諦めない境地に至ったまことの変化は大きいようで
見える姿は以前と同じ。でも心構えが変わった事で見える以上に彼の雰囲気は変わっている。だからか、以前は顔が見えなかった羽川をちゃんと見てやれるようになった
一方でそんな彼の変化に二人の気持ちが…
周囲に受け容れられ、周囲を受け容れ始めたまことは壁を少し無くしたと言える
他方で竜二は気持ちの壁が消えた事で己の感情を理解した。以前はまことの姿に関わらず受け容れてたのに今はまことの性別に悩んでいる
受け容れた事で受け容れられない気持ちに出会ってしまった
けれど、竜二は一応前向きに考えようとはしているのかな?
意外な反応を示したのが咲か…
彼女こそまことの好きを応援していたのに、咲とて好きの応援を欲しているとは思わなんだ
言葉は軽やかに飛び出るのに、言葉と気持ちの間に大きな壁がある。彼女に足りないのは特別か好きなのか。咲の助力で好きを守れたまことがその壁を無くしてやれれば良いのだろうけど……
この状況、澪は真珠からすると泥棒猫なのでは……?
まあ、陽の側にも落ち度が有るけども
今の陽にとって好きな人と気になる人は別人で、それぞれが自分に思わせ振りなアプローチを仕掛けてくる。相手ともっと深い関係に成りたいのに、何もかも思い通りにならない
人間関係がそれぞれの想いを難解なものにさせているね
付き合ってる訳でも無いのにキスした澪と陽は曖昧な関係に。友達と呼ぶのはもう難しいが、真珠の存在が有るから友達関係に留めておきたい
そんな陽は真珠ではなく澪にぐらついてしまったから、真珠の言動に過剰反応してしまった面もあるのかな?
澪と過ごす陽は真珠に対して誠実と言い切れない。一方で真珠とて誠実でない点が彼らの関係を難しくする
父に束縛される真琴は陽にある程度縋っているのに、家庭を理由にそれ以上近づけない
誠実と言えない彼女は陽が居たからかつては勇気ある行動が取れたのだろうけど、今はそうでないからもっと陽に踏み込んで欲しい。それはとても我儘だけれど、精一杯の感情
という局面で陽が他の女性に靡き始める状況は如何ともし難いが、それこそ本作の魅力となり始めているような