話によっては感情がついていかない時もあったが、かのんが一人で歌うことを克服する姿や、スクールアイドルとして競い合う意味を実感していく様子は見ていて心に響くものがあった。
ちょっと気になったのは、過去シリーズのオマージュは問題ないと思うんだけど、廃校にこだわり過ぎな気がする点。「ミニスカートなんてとんでもない」ていう伝統と格式あるお嬢様学校でスクールアイドルを目指すとか、やりようはいくらでもあると思うんだが。
お母さんの事情とか分かっても、それをかのん達に押し付けるとか、恋の行動原理が意味不明すぎて、感情がついていかなかった。その為か、なんか雰囲気だけ感動ストーリーになっているように感じた。
序盤は新鮮味もあって面白く感じたけど、ライドウ君と阿波連さんのやり取りばかりの展開が続いて次第に退屈になった印象がある。
突拍子もない行動に出る阿波連さんと、曲解してしまうライドウ君、そして、それを見守る周りの人。という構図がほとんど固定されていたので、違う絡みも見てみたかった。