ようやく観た。2016年の作品、そんな前になるのか。
二重の捻りを加えているが王道のSF設定に、東京と地方の対比、好感の持てるキャラ達とその関係性、主人公2人の感情の動きなど物語を彩る要素を乗せて、美しい背景や天空、大災害の描写で万全に支える、エンタメのお手本のような作品で全編楽しめた。
神木君は芸達者だな...そして新海監督はほんとすれ違いが好きだな...。
東京の駅と電車の各シーンはなんだか『海が聞こえる』思い出した。
アマプラで見放題になったのでやっと視聴。
8年前の作品ということで、古臭さを感じるかと思いきや、意外とそうでもない。作中で使われるスマホはたぶんiPhone6あたりかSEかな。けど、操作画面や地図の検索の所作などは現在と同じだ。都会と地方の景色や人々の生活描写も隔世の感はない。
唯一思ったのは、今の東京の高校生が1600円のパンケーキをカフェで食べないだろうってことだ。8年で変わったことは、日本の若者(だけではないだろうが)が貧しくなったことじゃないのか。
放映当時に僕がこの作品を観なかった理由も思い出した。まず、個人的に新海誠監督を好きではなかったこと。諸々のクオリティは認めるけど、アニメーションとして斬新な要素が乏しいと感じていた。男女の入れ替わりというネタも新鮮ではなかったし、企業タイアップと広報営業力による大ヒットという穿った見方をしていた。また、個人的にRADWIMPSの音楽性が好みではなかったということもある。
そして、今日観た結果としては、しっかり意外性も見応えもあった。大筋のストーリー展開に予想外のギミックがあったことだ。入れ替わりの原因メカニズムに関わる自然的超常現象の要素。彗星と古来の神道的土着信仰の世界観の因果関係。時間軸のズレを組み紐で補正するロジック。悔しいけどよく出来たSFだ。
青春ボーイミーツガールと上手く融合させている。
黄昏時は誰そ彼時であり、分かたれ時、この世と黄泉の時空を超えて繋ぐ次元の狭間でもある。この要素も上手く掘り下げてプロットに活かされている。
そして、RADWIMPSの楽曲が作品にしっかりマッチしていた。良く言えば、素直で透明感のあるポップロック。音楽性だけを見れば個人的に物足りないのだけど、この作品の凡ゆるシーンに素晴らしい効果を与えていたのは間違いない。当たり前だけど、真摯に向き合って作られた音楽が良くないわけがない。
秒速5センチメートルのようなやるせなさがない点も、大ヒットの一因だと思う。しっかりと大衆性が担保されている。それが、ウルトラミラクルな物語の結末で表現されている。パラレルな時間軸の使い方も見事だ。
この物語はアニメーションでなくても、実写映画でも作れると思う。それだけ緻密なプロットで構成されているし、映像表現としても実写制作は可能だろう。
でも、2016年という時代に、邦画の実写ではなく多くの予算を投じてアニメーションでこの作品が作られたことに特別な意味があったと、今なら思える。
新海誠監督に対するネガティブな先入観があったことに恥じ入り己れの浅はかさを認めつつも、未だ払拭しきれない自分がいることに半ば呆れるが、未視聴の「天気の子」を観れば、その残滓すら吹っ飛ばしてくれそうな気がする。
話題作は観ておくものだなと反省しつつも、幾つかの事情から映画館に足を運びづらいので仕方がないという思いもあり、その辺りは複雑だ。
せめて、作品にネガティブな先入観を持たないように心掛けたい。
劇場で見てTV放送で見て、U-NEXTで見放題になっていたので久しぶりに見て見た。男女入れ替わりネタは面白い。
相変わらず景色の描写が綺麗でした。
以外に思ったのは、すれ違いこそあれど普通の恋愛だった所です。
入れ替わること以外のストーリーネタバレ無しで観られたので満足。
もう何十回と観てますが、金ローでやってたので
『ほしのこえ』から続く、「僕と君の隔たり」に関する一連のストーリーの結論だと思ってます。
2003年からずっとすれ違い続けた僕と君がやっと出会えてハッピーエンドを迎えました。
奥寺先輩の「君もいつかちゃんと幸せになりなさい」というセリフはすれ違いという結論に苦しみ続けた我々新海ファンに対する
監督からの労いというか、供養の言葉だと思いってます。
それと同時に、社会に対してメッセージを発するようになった初めての作品だとも言えると思っています。
この作品自体にはそこまで意図的・明示的に社会的メッセージが詰め込まれていませんが、
やはり震災に対する捉え方・救いのようなものがテーマとして存在していますね
天気の子だと、社会へのメッセージが作品の本質的なテーマとして置かれております。
やっぱ良いな〜
4.3/5
新海誠IMAX映画祭で2年ぶり2回目の劇場鑑賞。
今回の3作ではいちばんプライオリティ低かったのに,久しぶりに見たら極上の映画体験だった。
アバンからOPから本篇からEDまですべて良い作品だと再認識。アバンの内容がダイレクトにラストにつながっていた。
あとOP画の情報量がハンパなかった。
そしてRADWIMPSの劇伴が刺さりまくった。「天気の子」の劇伴もスゴく好きだけど,作品のパーツとしては「君の名は。」の方が上だと感じた。
新作「すずめの戸締まり」は否応なしに期待が高まる。
新海誠IMAX映画祭で2年ぶりに
誰と繋がっているのか、どこと繋がっているのか、本当は夢や幻なんかじゃないかと思ってしまうくらいに覚束ない記憶。だけど、確かに繋がっていることを感じさせる「結び」がある。
ある日、三葉と瀧は遠く離れた世界を越えて、出会った。あり得ないほど遠い遠い世界を跨いで、溶け合うように交じ合った。
200年前の大火で何のための儀式だったかという記憶が欠け落ちた宮水神社の伝統。母を失って、父との軋轢の末に断たれてしまった三葉と親子の繋がり。そして彗星に散った糸守町と、その夜を最後に失われた瀧と三葉との交わりと三葉という命。
東京で出会った瀧くんにはそもそもなかった三葉の記憶。それから全てに気付いて、カタワレ時に出会った二人。そして、再び消えてしまう君の名前。
「より集まって形を作り、捻れて、絡まって、時には戻って、途切れ、また繋がり、それが『結び』、それが時間」
いくつもの運命の糸は結びついたり分かれたりを繰り返しながら、「時間」という世界を表す一つの太く長い糸を紡ぎ出している。遠い世界を越えて結ばれたある二つの糸も、その時間の中で解れて結ばれてを繰り返しながら、それこそが一つの運命となる一本の糸を編んでいた。
この世界の理なんだと思う。過去も未来も、山の中にも街の中にも、森羅万象の中を流れている節理、それが「結び」。瀧が心惹かれる人工的で無機質な建築物にも、幻想的で破壊的な彗星にも、生きとし生ける生命も、全ての幾千が一つに収束されていく理。それが時という流れの中にあるこの世界の至る所にある。
そんな「結び」の一つがティアマト彗星の落下。あり得ないくらい遠い宙の海からやって来た彗星が、予想もし得なかった確率で二つに割れて、ほんの僅かな確率で糸守の街に堕ちる。だけど、これは宮水神社に伝わってきた伝統に示されていたことで、一筋に導かれた予め定められていた出来事。
そして、この出来事を巡って、あり得ないくらい離れた場所とまさにあり得ないはずの時間の壁を越えて、三葉と瀧が出会った。何億、何兆分の一を遥かに超えた確率の出来事だけど、それはまさにここにあって。
この世界に生きる何十億人の中から二人が巡り合って、愛が形作られ、交わる。そして、そこから新しい命が分かれ落ちるように生まれ、初めはたった一つの細胞がいくつにも分かれながら増えていって、一人の人間という形を作り出す。人はたくさんの人と出会って別れながら自分の道を進んで、時には戻ったりもする。そして、再びどこかの誰かだけどたった一人の運命の君と結ばれて、また一つ新たな家族を作って、やがて死という最期でまた別れる。
こうして一つの「人生」が形作られる。それは一人の人間にとっての世界を表す「運命」と換言できる。そして、その「結び」の一つ一つが無数に交わり合って、一つの世界という「結び」を形成している。細い糸は手繰り寄せられて、太い糸へと束ねられていく。それは果てしない奇跡のもとに導かれた脆くて美しい運命で、まさに自然の中に秘められている神秘の奇跡。
この「君の名は。」と題された物語だってそうだ。一番最初に映された場面から、無数の糸に解き解されて分かれ、やがて二つの世界線が一つに縒り合わされる。出会って別れて、思い出して忘れてしまった二人は最後に再び出会う。
そんな物語をたった一言で表す「君の名は。」という言葉には、そんな数え切れないくらいの幾重にも紡がれた意味を一瞬で一度に感じらることのできる言霊が宿っているように感じる。きっとここにもこの物語を集約している「結び」があるのだ。そして、何よりもこの物語は、人生やそれを取り巻く全ては奇跡だという普遍的であるけれど、忘れがちな忘れてはいけないことを思い出させてくれた。
公開初日に見に行った。
僕が新海誠を知ったのは「ほしのこえ」だが、その時はあまり新海作品に興味がわかず、数年前に「雲のむこう、約束の場所」を見たのが最後だ。個人的には唯一見たことのある2作品と他作品の風評から、新海誠は「『喪失』を描く人」というイメージを持っていたし、そのイメージも間違いとは言えないだろう。
しかし、本作を見てそのイメージは大きく裏切られた。思い返すと、この「新海誠の『喪失を描く人』というイメージからの脱却」を含めて、本作は上映前に抱いていたイメージを「(いい意味で)裏切る」映画だったな、と思う。
冒頭から「入れ替わり系」の物語の約束を網羅しつつ、主要人物とその周辺の事情を説明していく構成は手馴れているな、と感じさせる。新海誠特有の圧倒的なビジュアルの緻密さ、幻想感も相まって、序盤から観客を作品に引き込むには十分すぎるパワーがある。僕のような新海誠ビギナー(笑)も、あっという間に虜になった。
序盤~中盤だけでも素晴らしいのだが、二人の入れ替わりがある日を境に断絶したことで、瀧が三葉と現実世界で出会おうと飛騨の地に向かう中盤以降が物語の本番。
そこに、まず最初の「爆弾」があった。単なる入れ替わりものでなく一捻りあるだろう、と思ってはいたが、予想以上の展開が待ち受けていた。ネタバレ防止のために大筋は伏せるが、多くの人はここでさらにグイッと物語に引き込まれることは間違いない。
そして中盤の急展開から瀧と三葉が再び出会うために、2人を引き裂くだけでなく多くの人の命を奪う「悲劇」を食い止めるために奔走する終盤を経て、RADWIMPSの劇伴とともに盛り上がるクライマックスを終えると、新海誠らしい、「喪失」の余韻が待っている。観客にとってはもどかしい時だ。あとすこし手を伸ばせばハッピーエンドなのに、瀧と三葉はすれ違う。
そしてここに第2の爆弾がある。ここで、新海誠は「喪失」ではなく、ハッピーエンドへと舵を切るのだ。いままでの新海作品にはない、誰もが安心できるハッピーエンドを締めくくりに持ってくるのだ。
展開の意外さにも「やられた!」と感じたが、個人的にはこの終幕を見て「新海誠は『ヲタク向け』という狭い世界から脱した」という思いを強く抱いた。新海誠は「雲のむこう~」「秒速5センチメートル」で有名になったとはいえ、それは我々ヲタク界隈の中での話だ。それが、この「君の名は」を経て、非ヲタの、普段ジブリと「ワン◯ース」以外のアニメ映画には縁のなさそうな層の人をもうならせる人になった。
新海誠イズムを失わぬまま、もっと広い世界、広い客層に受ける作品を生み出した。そこには「広い客層に見てもらう為に、ヲタク的こだわりを捨てた『妥協』」ではなく、確かに「成長」が感じられた。
ヲタクから非ヲタまでを広く魅了するのも納得の作品で、間違いなく良作と言い切れる。新海誠の新境地を見た。
万人にオススメできる、「SF(すこし、ふしぎ)」なラブストーリー。オススメ。
言の葉の庭と天気の子観た後だとより深まる(語彙力)
記録
「すきだ」のところで死ぬほど鳥肌立った
新海節が強烈に炸裂している本作品。絵、音楽、物語、キャラクター性、すべてにぬかりなく、至高の作品。終わり方も視聴者に展開をゆだねるような描写で、これまた新海誠の本懐を感じられる。
新海誠はただ単に男女の恋愛を描こうとはしない。そこに、時間や距離の概念を織り交ぜる。本作品においても、「入れ替わる」という点、その上、圧倒的な遠距離でいながらも、過去と現在を行き来し、未来を切り拓いている。
新海作品の魅力と言って良いであろう結末だが、これまた現実性を大いに帯びたものとなっている。瀧と三葉は結ばれるという描写を明らかにしていない。その上、瀧と三葉それぞれがそれまで誰とも恋を実らせることはない。
家族という視点においては、差異が見られる。瀧の家族には母親がいない(監督曰く、「離婚」)。一方、三葉は母親を小さくして亡くし、その上父親は絶縁のような関係性、加えて妹・祖母と暮らしている。男のみの家族、女のみの家族、このような点は色々と考察を深める意味があるだろう。
糸守の壊滅となる最大要因の隕石だが、これには皮肉的な意味が込められていると考えられる。一見すると果てしなく綺麗で美しいものだが、このように被害対象となった側からすると、とても憎いものと見てしまう。これに、瀧の暮らす都会・三葉の暮らす田舎という対立構造が、物語を巧みに表現している。
我々はこの作品から、人生というものに見つめ直す良い機会を得ることができるのではないか。大人と子供、男と女、都会と田舎、父親と母親、愛と憎、美と醜……人間を構築するあらゆる二項対立が本作品から感じ取られ、そしてそれらについて考える。幸いなことに、人間は考えることのできる生命体である。
そして、人間は他者と関係を築く生き物でもある。その中で生まれるのは、本作品でも言及される「縁」である。自らで生きているつもりが、知らぬところで誰かに支えられ生きている。いつの間にか忘れかけていたそのことを再び思い起こさせてくれる、素晴らしい作品である。
人間は過去に戻ることができない。未来に行くこともできない。現在を生きることしかできない。しかし、過去を振り返り、未来に活かすことはできる。本作品では過去と現在が入り混じり、超越的な関係性が生まれるが、現実世界ではそのようにはできない。そのことを忘れずに、現在を後悔のないよう生きねばならない。
(恋愛というのはその先に、一生にも近い時間を共にすることができる未来、悲しいことに共にすることができない未来とが待ち受ける。ただ、たとえ短い時間でも、たとえ距離が遠くとも、心を通わせ、互いに愛を確認しあった瞬間がある。どのような未来が待ち受けようとも、そのことだけは忘れてはならない。過去を過去とし、その時の感情を無下にするのではなく、その感情を抱いたことを振り返り、現在と未来に活かすことが大切なのではないだろうか。)
素晴らしい映像と音楽だけで満足できる。話もまとまっていてあらゆる点で隙が無い。
とてもいい。まだ恋愛に夢を見られる時期だからかも。結婚済みの人となると不要な作品になるやもしれん
記録用
18/03/11
絵が綺麗なのはもちろん、お話もちょうどいいぐらいの複雑さで最後まで飽きることなく見れた。
もう一度みたいというのも、こんなところに伏線があったんだとか、ここのシーンとここのシーンがつながってるんだとか、そういう見方ができるから何度も見たくなるんだなあと。
一般の人も見ることができたのは役者の知名度とかそっちなのかなあ。わからないけれど、いろんなアニメ見てるオタクの自分でも十分に楽しめた作品だった。
良き作品でした。
巫女コスして人前で口から白い液体を出すってのは恥ずかしいよねw
こりゃ売れたのも頷けますわ。
「これクトゥルフに使えそう…」って気持ちに感想が支配されている…
男女入れ替わりは古くから定番のストーリーだけど、それをもう一つ別な軸の物語で包み込んだ感じが受けたのかなぁ。
過去からの警鐘の意味が失われ、形だけが残ったというあたりと、皆が美しい、奇跡、貴重と喜んだ彗星が一転して災いを齎す光景、震災や津波をモチーフとしてるのを感じる。
OPと挿入歌は曲は素晴らしいがぶっちゃけ邪魔…特にOPはそこ削って尺を割くべきとこが他にあったと思う。所々説明不足に感じる部分があったが、あくまで2人の物語であるという視点にブレが生じるからなぁ。
一番気になったのは、入れ替わりの対象がなぜ瀧でなければいけなかったのかってとこで、三葉はまだ巫女の血を引く存在だから理解できるんだけど…
インタビュー記事曰く、この作品は大衆目線で作られていて、分かる人にだけ分かればという作品ではない。細かい考証や粗探しはせず、エンターテイメントとして大方の人間が楽しめるように作ってあるのだからそのように楽しむのが一番の正解かと。
圧巻の映像美に目でも楽しませてもらった。もう一回観たいなぁ。
今までとは違うエンディング。やっとしっくりきた。
業界内では賛否両論あるっぽいけど個人的にはとても感動できた。SF特有の理屈で説明できない部分が多くて泣くまでは至らなかったけど。
曲に関して挿入歌はいらないかなとおもったけどOPとEDはよかった。特にEDは少しうるっときた
映画だから仕方ないけどもう少し掘り下げてほしかった部分も多くある。あと個人的にはCパート欲しかった。まぁ映画ってこういう終わり方好きだよねーと思って帰ったけど。
でも総合的にはとても感動できたので大満足
何回観ても楽しめる作品だなと思いました。
観るとその度に疑問ができる、だからその度に色々な考えを巡らせる。
こんなに惹かれたアニメは初めてかもしれません。
予想外の展開、風景の緻密な描写、音楽との調和、素晴らしかったです。
身内が挿入歌はいらなかったなんていってましたが歌あってこそのものだったと思います。
初めての新海誠作品だけどめっちゃ良かったので他のも見たい
格別目新しい設定、物語というわけではない印象。
新海誠の過去作や、アニメ・マンガ好きが大好きな設定をこれでもかと詰め込んだ作品という印象で、まさに集大成的なものだと思う。
彗星による町の消失は、どこかここ数年の地震や津波による被害を連想させられる。
美少女との入れ替わりでおっぱい揉むのは男の永遠の夢だし、
口噛み酒なんてウェっと思うけど三葉ちゃんが口から出した白いトロトロした液体ならどうよなどと変態的妄想が膨らんでいくのも良い。
全力で走る女の子は痛々しくすっ転ぶというのは時かけを思い出した。…勘ぐりすぎ?
「ユキちゃん先生」みたいなちょっとした仕込みも巧い。
キャラデザの田中氏、「あの夏」というアニメがかなり好みでそれ以来気になっている人。
今回作画監督が別ということでどうなるかやや心配だったけど、キャラデザの魅力はそのまま活き活きと、かつ大衆向けに丸くなった感でとても良い作画だった。
声優さんの演技も音楽も、
全てにおいて高いレベルでまとまった作品。また観たい。
文句の付け所が無いですね!
ただ5.0にしなかったのは、新海監督の中では言の葉の庭が1番だと思っているというそんな理由です。わら
入れ替わりからの時間交差はうまく絡み合ってて感無量でした!
どこにいても君の所に逢いに行く。。。瀧君の旅行についていく二人。光葉を通して出会った人々。何年越しに会いに来た奥寺先輩。
それを見て、人と人との繋がりの大切さ、その繋がりは固いようでいて脆い。だから、その繋がりを大切にして欲しい。この作品を通してそんなことを帰る道の途中で思ったな~。(名に恥ずかしいこと言ってるんだか・・・)
新海監督作品と言うことで映画館まで。
新海作品なのでシナリオはともかく、映像を堪能しようと思っていたのに、あれ?シナリオも良いぞ…でも期待していた方に美術面が……
などと思っていたのも中盤まで。ラストシーンへ向けてのため息が出るばかりの映像美。シナリオも最後まで息も尽かせぬかんじで楽しめました。
今までの新海誠作品とは少し違い一般向けだなぁと感じましたが、とても良かったです。
でも、次は今までの傾向の作品も見てみたいなぁ。
とても良かった。
最初から最後まで目が離せなかった。
エンドロールでは心をつかまれていた。
手のひらの文字を見るシーンなんかもうねぇ・・・
(言葉が見つからないくらい素敵すぎて)
「僕たちは常に可能性の前日を生きている」
と新海監督はお話していたけれども、
まさに希望を抱いた鑑賞後の心境でした。
声、音楽、絵、物語、心情、どれも素敵でした。
ありがとう。本当にありがとう。
男女入れ替わりものの異端児。新海誠さんの性癖全開の作品に最高の音楽を添えたらそりゃ面白い。
国内に大ブームを引き起こした名作。
ストーリーは悪く言えばありきたり、よく言えば王道なタイムリープものであり。構成もよく感動的であり、映画館で泣きました。
RADWIMPSが全曲を担当していることもあり、音楽に申し分がない。
ただ何回も観たくなると言われると、そうでもない気がする。
。
映像と音楽!!ストーリーは、まぁまぁ。
SFだな~ッ!古式ゆかしい流れがイエスだね!
設定に少しひっかかる部分があるが,おもしろくてよかった
音楽が良い
自分は科学的な根拠はなくていいけど、なんらかの理由付けはしてほしいなと思うタイプなので、少し引っかかるところがあった。
あと、映像美について騒がれているけど、監督的にむしろこのぐらいはやってほしいと思っているのでちょっと綺麗だなーくらい。
映像美と関連して彗星の描写についてだけど、糸守町に破滅をもたらす彗星が暴力的な要素は一切なくただひたすらに美しく描かれていた。これには何か意図があったのか制作サイドに聞きたいなあ。
とりあえず三葉は可愛い。
安定の素晴らしい作画と時間遡行と入れ替わりがミックスされたギミックが新しくて良かった。ただし、ずっとなぜかファンタジックだなぁと思っていて、おそらく入れ替わりの納得感が薄いせい。ばあちゃんも母ちゃんも体験したらしいから、血族的なものなのかもしれないが、そこをもう少し深堀してほしかった。あの神社の生い立ちが入れ替わりや時間遡行に繋がる何かであると明かされるとか。滝君側は全くランダムに選ばれてるのか?その辺も分からなかった
所々の実写映画っぽい描写シーンがとても良かった。
ここまで綺麗に描き込まれると、
さりげないモノや風景を人の手で描くという行為の尊さみたいなのがある。
アニメって良いよなぁとつくづく感じましたー
あと、言の葉の庭もそうだったけど、新海監督が見てる東京と
自分が見てた東京がけっこうクロスしてて、なんか不思議な感覚だった。
聖地が東京ってのも良いよね。
それと、今作はジブリのスタッフの人多いみたいで、そこはかとなくジブリっぽさあるんだけど、でもこれはジブリ作品じゃないし、例えば妹が実際ジブリキャラらしく動くわけではないんだというのが個人的に何故か気になってしまって、ちょっと集中力削がれたところある。あとRADWIMPS推しすぎに感じる人もいるかも。
そもそもストーリー的にカップル向けのデート映画の部類にはなるんですが、
かなりの力作で完成度も高いので多くの人に見てほしいなと思いました