藤浪さん,壮絶な過去を持っていた。
それがゆえに,浅村にかける言葉が重い。
なるほど,「これは昨日まで他人だった2人が家族になる物語」か。
それならこういう終わり方でも納得。
正直,この先の物語が見たいけどね。
サブタイは「tomorrow and tomorrow」だった。
好きになってはダメだと気持ちを押さえつけているのはお互い様。すり合わせをしたいという浅村からの提案に対して早口で誤魔化そうとする綾瀬。でも先に押さえつけようとしたのは綾瀬の方だから…。
その気持ちが本当に兄弟だからこそなのか恋愛感情なのかわからないという結論に至るのは当事者だからこそな気がするけどな。でもそんなことをすり合わせた上で秘密な関係になるの、めちゃくちゃえっちだな……………….。
二人共、自分の感情と向き合うために、おそらく大きなきっかけが必要だったんだな。
沙季は男性からの告白。
心に起きる感情の波は大きなものだし、自分の本当の気持ちを再確認するものとしてはじゅうぶん。
悠太はしっかりしているから、
夏帆という比較的大きな存在が必要だったのだろうな。
彼女が語った過去は重過ぎるものだったし、彼女が気にかけてくれたおかげで、
悠太も決心できた。
二人の気持ちのすり合わせ。
義理の兄と妹という関係性は非常に大きなもので、
二人を戸惑わせている原因でもある。
でも、家族になったからできたつながり。
二人の会話は、ここまでと同様にぎこちなさを感じさせたけれど、
二人が本当の気持ちを確認し合えたことに安心した。
兄妹としてのものなのか、異性としてのものなのか……
兄妹としても異性としても1話で言ってたすり合わせをようやくできた、のかな。