サービス開始日: 2017-06-27 (3205日目)
シビュラという正義と真っ向から退治するのではなく、裏から侵食する殺意なき殺人とそれを仕組むビフロストとの戦いがテーマの今回。
システム化された社会の中、自分で思考をシビュラに任さて自らの手から放棄した人間の脆弱性を突かれ、人は常に誰かに利用され、その誰かも誰かに利用される。それはまさに遠い動力源に操作され続ける歯車。
しかし、それとは対象的なのが公安一係。シビュラのすぐ下で社会秩序を守るよりにもよって彼らの生き様は、まさに自由奔放。額面通りのシビュラ的な言動ではなく、彼ら自身の身に宿す信念の下に正義を下す。
だけど、結局、彼ら自身も社会の中の一存在に過ぎないからだろうか。慎堂とイグナトフの対立、正義の人為的なコントロール…、公安一係までも新たな正義の下に解体されようというところで、幕切れ。
まずは、サブタイトルの「Cubism」の意味の確認から。「立体の形態を分解して、平面の画面上に再構成すること。物の見方を変えることで、絵画の新しい可能性を開こうとした。」とされているらしい。
梓澤の狙いは「人間が社会の中で歯車であるならば、その頂点を目指す」ということ。そのために、コングレスマンの席を欲する。
梓澤の人を歯車としてしか見ていない視点は、極めてビフロスト的なように思う。人間をパズルのように当てはめ、不要になったピースは捨て去る。ビフロストの機構そのものだ。そして、それがシビュラに挑戦した末にもたらそうとする彼らの社会秩序なのだろうか。社会の解体と再構成。
一方で、常盛が求めたのは昔と変わらず、人の手に委ねられた正義の秩序。
それは、政治のダイナミズムの中で自身の信念を曲げられたからこそ、自分の信念を貫ける社会を目指そうとする小宮カリナ都知事とも共通する。
さらに、たとえ犯罪者であろうとも、全ての犠牲者を救おうとする進藤監視官にもその価値観は共通しているように思う。
だが、そんな崇高ではあるが、理想じみた脆さを抱える正義感が強者だからこそ標榜できるものであるようにも感じられる。
現に如月執行官には、自身の過去から生まれた己の精神的な弱さに付け込まれて、キツネとしてビフロストに利用されていた事実があった。
さらに、イグナトフ監視官も妻の身の安全という弱みに付け込まれてしまう。そして、今、コングレスマン・焔によって、彼は13番目のインスペクターとしてビフロストに誘い込まれてしまった。
進藤監視官が言うように、確かに真実は変えられないものだ。
しかし、六合塚が言うように、正義はコントロールできるのだ。
そして、それこそがシビュラという正義の裏をかくことで、ビフロストが成し遂げようとしていることのように映る。
AIやシステムによる正義は固い、だからこそ弱いのかもしれない。だから、求められるのは常盛たちが目指す人の手による正義なのかもしれない。
だが、同時にそんな正義はビフロストたちによらずとも、容易にハックされ得るものでもある。でも、だから、人が自立して選択をする社会、シビュラから脱した社会こそが結局のところ、真の理想郷なのかもしれない。
真犯人クリス・オブライエンが目論んだのは、差別を生んできた社会への復讐のために「終末救済者プラン」、入国者への国の犯罪の告発の計画の利用だった。
しかし、それもまたさらなる存在に利用されていた。教祖代行のトーリはオブライエンの計画を通して、都知事を消すことでコングレスマンとなってビフロストの席を得ようとしていた。
しかし、シビュラの裏をかいて盾突こうとするそのビフロストに遂にシビュラは手を下すことを決めた。そして、執行される教団への強制捜査。トーリの陰謀は潰えた。
しかし、母・裁園寺に最終的に切り捨てられたトーリの最後の悪あがきで、裁園寺はビフロストでの席を失ってしまう。ただ、それも指金は同じビフロストの男によるもの。そして、その指金自体ももう一人のビフロストのコングレスマン・法斑静火の誘導によるもの。
無限に思惑が入れ子式に重なり合い、利用され続ける不気味なインスペクターやビフロストの闇の深さをまざまざと見せつけられた。
そこに思うのは、やはり自分の意思決定というのは真に自分のものなのかという疑念だった。知らずのうちに誰かの犬となり、そして利用され、勝手に使いつぶされていく。一体誰のために生きている人生なのかという問いすら浮かんでくる。
オブライトは最期にトーリに病気にされたことで、自分の思いを果たす決心がついたと言っていた。一見、それはオブライト自身の決意のようであるが、それすらトーリの織り込み済み、さらにその上に繋がる者たちの操作結果に過ぎなかったのではないかと考えてしまう。
特区反対派が真に首謀していたのは、入国者たちに対する国が強いた犯罪行為の暴露。そして、それを利用しようとしている教団の代理教祖こそが真の黒幕。
彼がエターナルホワイトと呼ぶ相改善薬物の過剰投与で引き起こされたユーストレス欠乏症のように、善を悪に、悪を善にと取り取りに塗り替えようとする謀略。
コングレスの一人である彼の母親が語るのは、ビフロストこそがシビュラと対等な存在だと。
真実の裏にはさらなる真実が、闇の裏にはさらなる闇が...。誰もが誰かに利用された社会で、一体誰が何を目指して糸を引いているのかというあまりに濃すぎる霧に混迷してしまいそうになる。
認知不可、脳が楽をしたい悩みたくないという休みたがることを指すその言葉。
その脳の、人の思考の働きを利用して、外部から大衆の心理をコントロールしようとするのが小宮カリナの裏に潜む正体・AIのマカリナだった。そのAIが人間を誘導することで、人間に思考を放棄させることを促し、選挙を戦う小宮陣営のやり方。
だが、その根拠にある小宮カリナの思いは決して悪辣なものではない。平和のために必ずしも人々を目を開かせる必要はないと言う。暴力は人々が何かを求めることによって起こるものであり、それを政治の力で最小化したいという小宮カリナ、いやマカリナの言葉はまやかしなんかではなく、真実の彼女たちの言葉ではあるのかもしれない。
しかし、この都知事選挙を裏で操り、二人の選挙候補を操り人形の如く使って、大衆全てを手玉に取ろうとした者たちが暗躍していた。仕組んだのはコングレスマン。だが、その存在を知るものは公安の限られた人間だけで、ほとんどの人は知らずのうちに彼らの力学によって操作されている。
イグナトフ監視官が残した「理想の人間というのは、AIなのかもしれない」という言葉。この社会では、マカリナのように本体にAIがいて、小宮カリナのようにアバターとしての生身の人間がいる。人間性を失った人間こそが完璧な人間な社会だからこそ、イグナトフと進藤はシビュラだけではない自分たちの正解を求めているのかもしれない。
色相を保ったまま犯罪を犯す組織、キツネたちが次に使うカードは宗教界
限りなく科学的に市民を導き統制するシビュラ社会とは全くの対を成す存在のように思える宗教であるが、人の心理をコントロールして"善き"方へと導く点で、信仰もまたシビュラ的なものなのかもしれない。だからこそ、シビュラは宗教を認めている現状がある。
ただし、今回の爆弾テロ事件のバックには宗教特区に反対する宗教組織のトップたちが潜んでいるようで。彼らは信仰で政治家や官僚といった力ある者たちを囲い込み、「何か」を国外へ密輸出している。
それを押し進めるために、彼らは信者を鉄砲玉として自爆テロへと導いている。
宗教はある意味ではシビュラ的かもしれないが、人々の善悪のスタンダードを歪ませ得る点では、極めて反・シビュラ的な存在にもなり得るような気がしてならない。
ドラゴンの娘と魔王軍幹部の娘まで入村してきて…、しかも共に村の戦力に圧倒された末に娘たちを派遣にしたという……
それにしても、ドラゴンのラスティーちゃんがかわいい、なんというか愛らしい無邪気というドラゴンらしくなさすぎる愛嬌がある
対比的な描写が目立った1話だったように思う
小宮カリナをメンタルトレースした進藤監視官が読み取ったのは彼女の空っぽな心。
そして、そんな心の色相が人を殺める選択を下すのかもしれないと彼は言う。
一方で、薬師寺陣営に乗り込んだ時のゴタゴタで、執行官のリーサルドミネーターを止めたのは進藤監視官。彼が呟いたのは、最後に執行を下すのは人間であるべき、そのためにドミネーターには引き金が付いている、と。
多くの人は自分の行動を自分の意志で選ぶことができていない。社会のダイナミズムや上に立つ誰かの意向によって、知らずのうちに自分自身が操られている。この件に関して言えば、その操作者にインスペクターがいる。
次に1係が乗り込んだのは、廃棄区画。スラムな裏の自由世界は、日の当たる表のシビュラに監視される世界とはまるで真逆の世界。
ただ、その真実というのは、不安定要素をまるごと隔離して押し込めることで、シビュラシステムの管理下に置くという制御された自由。
多くの人が真実に気づけない様は、ヒツジたちを操るキツネ、一連の事件で暗躍するインスペクターを象徴するかのように映る。
そんな事件に挑んでいる二人の監視官、イグナトフと進藤のタッグ。だがしかし、その進藤の父親はイグナトフの兄を殺した過去があり、またその後自殺している。
一見すれば、バディなど組めるはずもない二人だが、真実はその奥にある。二人はその裏にある真実を求めて、手を取り合うという解がある。
この物語は何を描いていたんだろうと振り返ってみると、やっぱり「自分らしい自分」や「ありのままの飾らない自分」ということなんだと思う。
女の子になってしまう以前のまひろの姿は直接的には描写されないけれど、ひきこもりがちな性格や「お兄ちゃんは変わった」というみはりの言葉から内に閉ざしたような姿が容易に想像できる。でも、その一方で、子どもの頃のまひろは妹想いの優しいお兄ちゃんということも語られる。
何かがきっとまひろを変えてしまったんだと思う。子どもの頃から大人になるその間で、何かがまひろを内に閉ざさせてしまった。
でも、また再びまひろは変わった。みはりの薬で女の子となってしまい、女の子としてのアイデンティティに曝されて、新しい女の子としての生き方や女の子たちとの新しい繫がり。全てが未知で新しい自分だったけれど、そこに浮かび上がるのは素のまひろ自身。今まで何かから自分を守るようにまひろを覆っていた殻からまひろは解放された。
女体化してお兄ちゃんとしてはおしまい!になってしまったかもしれないけれど、それ以前のおしまいな人間だった自分を少しずつ忘れることができた。そうして生まれ変わったまひろの姿というのは、ダメ人間に成り果ててしまう前の自分。そして、それはすなわち優しいお兄ちゃんだった頃の自分。だから、元のとはすっかり変わってしまった兄にこそ、みはりは昔の一番大好きだった頃の兄の姿をふと感じてしまうのだ。
そして、まひろにとっても、最初は女の子になってしまったことに戸惑いしか感じていなかったが、最後には自ら元の男に戻る選択肢を拒否した。それはただ女の子としての新しい自分を気に入ったということ以上に、プレッシャーから解き放たれたありのままの自分になれたという実感があったからだと思う。変わってしまったことで、まひろはむしろ元の素の自分に戻れたんだと思う。
そんな変わることで本来の等身大の自分を見つける物語、生きづらい世の中で新しい世界に解放されていく生き方。それが「お兄ちゃんはおしまい!」という物語だったように映った。
大勢に自覚を持たせずに少しずつ加担させることで、サイコパスを曇らせることなく実行する殺人
そして、サブプライムローン式に大衆にリスクを自覚させずに不動産バブルに加担させる暗躍者
それを仕組むのがキツネで、利用され生贄にされるのがヒツジたち、今回の敵のやり口が見えてきた第2話
だけど、その一方で公安とは別に動く外務省行動課、そこにいたのは狡噛と宜野座
さらに常盛も潜んでいるみたいだけど、一体どういうダイナミクスが働いているのか……何があってこうなっているのか……
またしてもぬるっと事件が起きるとこから始まったわね
公安vsインスペクターといった構図なようだけど、監視官が執行官の手綱を握れてないことも気になる……
それにしても進藤監視官のメンタルトレース、高度な共感力の力や恐るべし
村を開いたら、魔王軍とドラゴンが挨拶に来た
しかもこないだのゲイボルグみたいな槍でワイバーンを仕留めたのを見て、かなり丁重に謙ってきた
魔王軍なんかこっちもヤバいと思って、配下に下ると変えしたら逆に色々勘ぐられる始末
てか、天使ちゃんとかヴァンパイアちゃん、やたら数の多いハイエルフちゃんたちまで、実は相当ヤバい戦力だったという……
その半端ない脅威度を知ってる魔王軍とドラゴンは相当丁寧に挨拶しに来たけど、一般人な獣人の村の人はそれを知る余地すらなく普通に挨拶しに来たら、相対的にこいつら友好的か怪しいぞって目をつけられるのなんか可愛そうだな……
獣人の女の子、めちゃかわいい……
ていうか、男少なすぎるから男の獣人もつれて来いつったら、子ども連れてきたというオチだし、しかも男に飢えてるエルフどもは子ども相手でもいけるかどうかとか言ってるの本当……
鉄腕ダッシュじみてきたぞ、こいつら異世界TOKIOか!?
お風呂を知らない女の子だと勝手に一緒にお風呂に入ってきてくれる
それに、新人女性声優の働き口確保と言わんばかりにどんどんエルフが増えていく....と思ったら兼役でした、つか柊優花さんおるやん
超高級異世界メシアニメ
狩る獲物がことごとく超高級食品、その買い取り額に半端なさに笑うしかないレベル
そして、何よりもネットスーパーとかいう謎スキルのおもしろさ、すっげー安直なスキルなんだけど、それが話を色んな角度からおもしろく料理してる
異世界のモンスターたちを身近な料理に調理して、それが異世界でウケまくりなおもしろさ
さらに、使われる調味料はなーんかうちの冷蔵庫にも入ってそうな見覚えのあるやつ、そもそも初手イオンのネットスーパーの時点で不意打ち過ぎておもしろかった
さらに、スライムのスイちゃんのかわいさが半端ない
木野日菜さんのおかげでこの作品の良さが一段階上がっているといっても過言ではない
ワイバーンで牛丼ならぬワイバーン丼とは、超高級食材で超お手頃メニュー...なんて贅沢な
そして、風呂よ風呂
さらっとメリットとかビオレとか出てきてウケる
まぁシャンプー輸入from現世もそうだが、風呂作りもすきだよな、異世界転移作品は、やはり日本人