サービス開始日: 2020-04-19 (1708日目)
今話は唯一明確に良くないなという感想を持った回だった。たしかにヅカ部回は原作においてもそれなりにインパクトのある回だったが、ヅカ部名乗りを始めとする原作よりもさらに過剰な演出、ロベリア生徒とくに天草紅緒に著しい原作よりもさらにくどくどしいキャラクター付け、原作では周囲に桜蘭の女生徒がいて歓迎ムードだったがそれがカットされたため、「唐突に乱入してきた空気の読めない部外者」感が否めない。れんげちゃんが百合差別的な物言いをしているのも拍車をかける。極め付けは完全に馬鹿にしているとしか思えない厚化粧ヅカコス(?)。これは原作改悪と言い切ってしまっていいだろう。(原作ではきちんと綺麗に見えるようにメイクをし、美しいドレスを纏っている。)
制作側の宝塚あるいは百合的なものへの偏見が透けて見えて酷い。
ただ、冒頭に追加された双子のエピソードは今後の展開の伏線にもなっていて、唯一良いと言える部分かもしれない。
原作の8・9話を1話にまとめているが、多少アレンジは加えつつ基本的には原作に忠実な構成。個人的にはアニメのテンポは良かったと思う。
猫柳家別荘→鳳家別荘への設定変更における猫柳先輩エピソードのカットはファンには少し悲しいかもしれない。
原作と異なり、海に落ちた後ハルヒは無傷なので、そこでホスト部面々がなぜそこまで怒っているのかの状況説明が不足した感は否めないが、原作だと顔に包帯巻いてるし、流石に痛々しすぎると判断されたのだろうか。
7話は結構アレンジが良い方向に効いてる回だと思う。
ハルヒの水着に対する下りは環のハルヒに対する独占欲が垣間見えてラブコメ度の引き上げに一役買っているように見受けられる。ハニー先輩とモリ先輩の掛け合いにも尺を割いてあって仲良し感が増していると思う。
最終回まで出張ってくる鳳家の私設警察がまさか原作に全くない設定なのには驚いた。
屈指の良回。環がピアノを弾くシーンと鷹鳳子少年が神城さんを連弾に誘うシーン、連弾の裏のハルヒと環の会話がとくに好き。
ところで、原作では鷹鳳子少年のキャラ矯正はホスト部の面々が行なっているのだが、この役回りはれんげちゃんがやった方が違和感ないと感じてしまうのはアニメスタッフの思う壺か。
双子回。この後もちょくちょく出てくる雪の中の双子の回想は、全部通し見した後でもかなり印象に残る。原作のエピソードに、猫澤先輩のエピソードとれんげちゃんと多少の補完・修正がある感じ。よくまとまっていると思う。
れんげちゃん登場回。アニメは制作陣が気に入ったのか、彼女は準主役だなという印象がつくくらいちょくちょく出番を与えられているな〜というのが全部通して見た印象。はちゃめちゃなキャラで好き嫌い分かれそうだが自分は好き。
2話のエピソードは良いアレンジがされてて原作よりも好き。とくに春日﨑さんと珠洲島くんのダンスシーン。満開の桜の下でってところが良い。補完の仕方もより2人の内面に寄り添ってる感じがある。良い。
たえちゃん回。ほのぼのしていて良い回だった。たえちゃんの日常に迫る回なのに、わかったような、余計に分からなくなったような…さくらとの繋がりとか伏線になってくるのか⁈
リリィちゃん回。
決勝の機転もそうだが、予選の落語、自分の人生をネタに使うの、何というかプロ根性すごい。
歌う予定だった曲の題名「命」。
「ライトくんは6号には絶対無いものを持ってる」
「命」を歌い上げられたライトくんと、歌えなかったリリィ・・・
1期でもそうだったがリリィ回は重い…泣く。
フルスロットル純愛脚本好き。
純子ちゃんのイケボを最大限活用してる激昂サバイブ好き。
今気付いたけどサブスクで(TVverだけど)コンスタンスに楽曲追加してるところ好感。さっそくリピ聴きしてる。
唯一現代のアイドル事情に詳しい愛ちゃんへの依存度が高いフランシュシュをなんとかさせるため、愛ちゃん抜きでアイドル活動をさせる脳筋改革。
1期で顔カプ人気のあった純愛にうまく肉付けが為されている印象。次回が楽しみ。
1期で成功をおさめていたフランシュシュがまさかのどん底。トラウマを抱え、借金を抱え、Pの巽幸太郎は飲んだくれという考え得る限り最悪のスタート。
メンバーが奮起したことがきっかけではあるものの、廃車寸前のフランシュシュにエンジンがかけたのは巽幸太郎の復活。やはりゾンビランドサガは巽幸太郎が始めた物語で、彼がいなければ成り立たないのだと理解させられた。
引き込まれる1話でした。