サービス開始日: 2017-10-22 (2531日目)
感情を持たない「道具」から一人の「少女」へと成長していく物語。
まずはなんと言っても作画。作画によって人々の感情が表れ、伝わってくる。そして作画によって緊迫感を与えられ、作画によって感動を与えられる。この作品の作画は今まで見てきた中でトップと言える素晴らしいものだった。また、細部にまでこだわり抜いていると感じた。京アニの本気を見た。
次に話。恐らくテーマは『愛』だろう。しかしそれは非常に曖昧なもので、ゴールが見えない。それだからこそヴァイオレットはもがき苦しむ。様々な人の「愛」の形を見て、感じ、そして自分なりの答えを見つけるヴァイオレット。それが最後の手紙に表れていたね。一人ひとりが使い捨てされるのではなく、全てヴァイオレットの生き方につながっている。この話の構成も素晴らしいものだと感じた。13話同じテーマでやり抜いたのはすごいと感じたと同時に少し重くなりすぎたかなあとも。
そして新作劇場版の発表。2020年は映画館へ。
ラストに向けて話が進む。
「人を殺したくない」という考えはこれまでヴァイオレットが生きてきた中で導かれた彼女にとって非常に大切なものなんだろうね。
しかし、結局人は死んでしまう。そこで彼女はどうするのか。自分の無力さをどう乗り越えるのか。そして道具でしかないことへの返答が弱くなっていく。まだ自分に自信が持てない。そこをどうまとめるのか。最終回。非常に期待しています。
「ありがとう」という言葉はこれからのヴァイオレットを導いていくのではないかという気がした。それが手紙を届ける意味なのではないだろうかと。
しかしずるいなあ…死にゆく兵士とその恋人を手紙で繋ぐ。涙が出ないわけがない。
毎回言ってる気がするけど「素晴らしい」。
再び自動手記人形として仕事をするヴァイオレット。しかし以前までと違う。
それが最後の涙に表れていた。
素晴らしいED、そしてサブタイトルの出すタイミングも素晴らしいよね。
素晴らしい。私自身「火傷は消えない、しかし自分が繋いできた様々な人の思いも消えない」という台詞があるだろうと予測はできていたがそこまでの流れがかつて無いほど素晴らしかった。
ヴァイオレットが感情を得、苦しみ、そして立ち上がる。救われたのはやはり手紙で。手紙が届き、喜ぶ声には涙がこぼれてしまった。
真実を知り、取り乱す少女。
そして少佐とヴァイオレットが出会ってから別れまでの話。
戦闘のシーンは見入ってしまうほど素晴らしいものだった。立ち上がる火の粉、響き渡る銃声と舞う血。そして何よりもそれに緊迫感を与える間。素晴らしい。
最初から気持ち悪いと感じた。
全く意味がわからない。普段ふざけてるのに大切なシーンだけ真面目になっちゃう気持ち悪い主人公。
しかし恐らくループ物。面白くなるまで耐えよう。
未来ならかがりの洗脳は可能、か。
そしてそれをしていたのがレスキネン教授?
そしてかがりの空白期間は監禁期間。
あ…なんか察した。怖い。
とても素敵な歌。安心するような歌。一体なんだろう。
そしてかがりの記憶が戻る。逃亡?何から?
不穏な気配は収まらない。
あの駅は劇場版の…
なら牧瀬紅莉栖が絡んでいるとか。可能性は低そうだがそうであったら面白いと思う。
「大人が聞いたらそこは理想郷」「でもそこは子供たちの居場所じゃない」
「あの命の煌きは凪のような快楽の中ではうまれない」
ナナとハチの会話に痺れた。この物語を表したセリフに感じた。
ピトが本当に気持ち悪い。
シンクを全滅させる意味はあったのか。レンをいかれさせるためだけにここまでやるのか。
そして謎のもう1チーム。
とにかく次が楽しみ。非常に厳しい状況下でも反撃の準備が着々と進んでいる。
しかしカリーニン少佐。少佐ならなにかしてくれる、と思ってしまうが。
なんだかこの二人をずっと見守っていたくなる。
ここまで感情移入したアニメは久しぶり。それぞれ相手を考えていたからこそ起こったいざこざ。それを解消するのもそれぞれの思い。良い終わり方だった。
将吾と紗希ちゃんの今後も見てみたい気もする。
ほんんとに良い最終回だった。完璧だった。EDで泣かされた。タイミングが神ががっていた。
ああ、この日常が終わってほしくない…ああ、、、