龍水、なんでも欲しがる彼がどれほどロケットに乗りたいか痛いほど伝わってきた後でラストのあれには痺れる。おそらく黙っていれば殆どの人は龍水で納得したろうし、彼が行っても成功したかもしれない。それでも、少しでもより高い可能性を求めて客観的な事実に向き合える姿勢は、自分の立ち場を擁護するためなら平然と真実を捻じ曲げ、道理を無視し、なりふり構うことのないポジショントークが幅を利かせる現代社会に身を置く一人として、最高にカッコいいなと思わずにはいられませんでした。
マインとエーファの再会シーン、愛は障害があるほど強くなると言うけれど、素直に感情を表現出来ない状況で些細で控えめな仕草に込める母の想いに感じ入る。後半で孤児兄弟の家族愛を描くことで視聴者が再度マインの胸の内に思いを馳せることになる構成も秀逸だなと。
ところで冷静になってよく考えるとマインの中の人は就職を控えた大学生だったはずで、正直最近の甘えっぷり、特にルッツとの再会シーンあたりは観ていて少々キモ…気持ちも引かざるおえなかったのですが、今回くらい控えめで奥ゆかしい愛情表現ならば素直に感情移入も出来ます。