サービス開始日: 2020-03-01 (1758日目)
一人の少女から始まり一人の少女との決別で終わる
この作品関わる主要人物のほぼ全てが一人の少女に何かを求め、失い、抗っている、囚われている
その抗っている、囚われているものと決別し今、この瞬間を楽しんでいるアイドルがランクバトルに勝利するというある意味一貫性があった作品だと思う
衝撃的な展開が数話ごとに合ったためアイドル系には珍しく物語の転調が数回に渡ってあったのは好印象
最終回に関しては物語と曲のつなぎが非常に綺麗で拍手を送りたい気持ちでいっぱいだった、曲数多かったのに
全体的にアイドルの曲数も多く、ライブパートも豊富だったため映像としては非常に綺麗だったと思う
これから配信されるアプリの前座のお話のようだが物語的にここが頂点なんじゃないか思えて来るので心配になる
最後に、推しが見れて大変満足させていただきました
ありがとうございます!
【原作読み】Bランク戦反撃の始まり
遠征に行くため、Aランクに上がるべくBランクを中心とした2ndシリーズ
原作の雰囲気そのままに丁寧なつくりだったと思う
ワイヤーアクション周りの空閑の動きがよりヤバさを感じれたかなと
ワートリは面白いなぁ
1部1部を切り取ると打ち切り漫画臭がすごい
バレーの話が中心というよりバレーを通じて友情を育むのが中心の作品
全国大会を目指すってことなら見方と敵がどう凄くてどこが強みなのかがはっきりしなかったのが非常に残念
主人公自体もなんか本気でやってんのかノリでやってんのかはっきりしない部分があって良い印象がなかった
最終試合に関してもお互いに怪我人を出している状態で戦っているので本当のぶつかり合いのようなものはあんまり感じず、良いスパイクなどに関してもなんかそれっぽいなって雰囲気でパッとしない
結局、技術とかではなく不思議な力で勝敗が決まるような感じに思えた
また、打ち切りスポーツ漫画にありがちの安直な暴力事件みたいのが度々ありちょっとした不安要素設けておけばいいやろ感が凄い
迫力はないけど動きはそんなに悪くないんだけどなぁ。。
ゲーム主人公のような成長展開
何だかんだ言って単純に面白かった
1期の後半は子供たちと戯れ大分ほのぼのしていたがこの世界の悪の人間と遂に対峙、一気に絶望へと追い込まれる
敵の攻め方の切り口が上手いのか武力だけでなく、様々な方面で主人公を困らせる感じが見てて飽きない
色々な事象が発生して混乱しがちになるが話の道筋が結局一つに収束していくので分かりやすいと思う
ゲーム内の自分で町を作った感覚、成長した感覚が主人公を通して感じてしまうので魔王へと進化した時になんか達成感を得たような不思議な気持ちになるものこの作品の魅力なのではないかと再認識した
構成的に1話1話の引きを重視しているようで少しテンポが悪くなったとしても終わりを定めたいって感じだった
実際、毎回次の話が気になってしまい、続けて見てしまう魔力があると思う
第2部楽しみですわ
楽しさ無限大を目指した男たちの軌跡
スケボーがテーマの友情物語、好きなことを一人でやるのではなく誰かとやることで楽しくなるよとシンプルなメッセージがあった。
一人を貫こうとするスケボーの伝説の王者に対して仲間と共に戦い、その中で挫折や葛藤がうごめいた状態が常に続く展開で終始熱かった
初めと終わりで各キャラの周囲の状態がいい方向に変わっており、ダイジェストながら涙が出そうになったのは歳だからなのかなぁ(いい青春して良かったねという親のような気持ち
作画も非常に安定しており、スケボーのスピード感を感じることができた
全体的に完成度が高く色んな人に見てもらいたい作品の一つだと思う
若き少女たちへの死の誘惑
14歳と青春真っ盛りで悩める年頃の女の子がどうして自殺するのかと初っ端から重いテーマ
各話自殺した少女とそのトラウマとの対峙、そこまで陥らせる周囲の環境までを一つの夢の世界で表現しているのは素晴らしい
黒幕側の真相が後半まで全く見えないので中盤は少しだらけた印象があるが、9話くらいからの怒涛の展開がかき消した感がある
一つの終幕として主人公が過去の自分との決別をしっかりしており、次につながる展開でまとめてあった
フリルが現在どうなっているのか、目的はなんなのか、ひまりの死はなぜ起きたかなど謎が多い部分を残したまま
6月に特別編が放送されるがそこまで見ないと評価はしづらい作品だと思う
最後に夢での世界と現実の世界を区別しやすくしているのか現実側の背景が非常にリアル
そのはずなのにキャラクターが浮いて見えないのが凄い
茶番エピソードから生まれる素晴らしい楽曲たち
Mashumairesh!!とDOKONJOFINGERの2バンドに主にスポットが当たる群青劇のような構成
過去キャラを登場させ、立たせるって役割を全てになっていたように思う、うまい使い方やなあと
日常的に見える非日常な茶番エピソードがあったからこそあの楽曲たちが生まれたとなると各話にも意味があったのだなと
最終回で歌われた「アノカナタリウム」が素晴らしすぎた
この瞬間を味わうためにこのアニメを完走したんだなぁ感じるくらいには良かった
主要キャラ全員で歌っているのもまたポイントが高い
あのシチュエーションを出すための謎巨大アンプだったのかな
ある意味安定枠、戸松遥さんで遊ぼう
地元の愛に生きるもの、都会に非常に憧れるもの、諸々を受け入れて今の環境を楽しむものと言う組み合わせが
愛知、愛知、その他県となっているのが非常によいところ
相変わらずテンポがよく、地元愛が伝わってくる情報に親しみを覚える
主題歌で出てくる突然の実写的なものは毎回笑ってしまう
永遠とやっててくれ~
良くも悪くも変わらない主人公
どんな状況でも考えを変えない主人公にある意味あっぱれ
その思考が合っている状況ならよいのだが、合っていない状況でも変わらないため中盤の主人公回がクソ回になりがちなのがたまに傷、運だけの春日状態
その分サブキャラエピソードが非常によく、ゲーム展開、心情の変化、成長が綺麗に描かれている、どうして君だけ変わらないんだ
サブキャラエピソードを際立たせるためにこういう構成にしているのならサイゲさん素晴らしいですわ
何だかんだゲーム原作のキャラも登場し、熱い展開は熱く見ることができるので王道展開としては良い
OPEDは共に最高でした
乳酸菌大活躍
1期よりも大分ほのぼの感がました細胞たち
そこに一人の細胞君と可愛い乳酸菌たちの体内見学みたいな作品だった
ワンパターンな展開も感じたので新鮮味が感じられなかった
BLACKを見ているのもあって緊張感が全体的に感じなくなっており、ラスボス級のガン細胞が来たとしても何とかなるやろ感が凄い
きらら枠のような勉強と日常って雰囲気になっている
飽きにも繋がってくるのと思うので話数が少なかったのは正解かな
3期来たら見るの微妙になってきそう
陽の前半、陰の後半
17話くらいから一気に雰囲気が変わる
補完計画が執行してからの数話に関しては全くの別物作品
ここからは鬱っぽい人には見せられない
自分って何だろう、周りからどう思われているのだろうと思春期にありがちが不毛な概念妄想を最大限に発散させたような内容
全編全てが語り口調でかつ問いの文字と一言ずつ現れるキャラ達、演劇などでよく見るスポットライトの語りを永遠に見せられるようなもの
自分自身との精神世界との戦いだとしてもやりすぎているし、最終的に根本的な原因は解決していない
ただ大きな一歩を踏み出したに過ぎない
この後半のキャラ同士の語り掛け合いが前半部分の各行動に至ったのかを知るには面白い構成
各キャラごとに色々な選択をしていただろうがその根本の考えを見ることができる、まるでキャラの説明書
2週目からより面白く見れると思う
謎が大量に残っているのでTV版では評価しづらい作品だな
ナナシスを初期にプレーしていたあの感情が蘇ってきたような感覚
タイトルの通り2015年に発売された両A面シングル「僕らは青空になる / FUNBARE☆RUNNER」から膨らませた作品のように思える
1st live前から見てきた身としてはアニメーションとして彼女たちが生き生きと動いているだけで感動ものだが、実際のゲーム探索パートのアイコンや背景、ハルエピソードなどがしっかり使われていて見つけるたびに心の中で拍手しちゃった
OPの始まりも「Star Glitter」から始まってゲームをプレーしたことある支配人たちにとってはニヤニヤが止まらなかっただろう
プラスして物語は閉館危機の箱スタ(ライブ会場)をみんなで救おうというものだったがこの会場のキャパがナナシス 2ndライブが行われたパシフィコ横浜のキャパと同じ5000であり今回のメインテーマ曲である「僕らが青空になる」が初披露されたライブでもある。2ndライブ当日は雨が降っていたが(予報はずっと雨だった)ライブ終了後には綺麗に晴れており一部の支配人たちは「777☆SISTERSがライブで青空にしたんだ!」と騒ぎ立てており一つの伝説となった。それを今度は私たちの心の曇りに対して青空にするような作品になっているように思えた
問題解決自体は彼女らが全てやったのではなく、奇跡が起こるきっかけを作ったに過ぎない、行動への1歩を後押ししただけであると印象付けていたのは個人的にはGood
あなたのやりたい事は何ですか?その1歩に勇気を!
映像はCGを一切使わずダンスパートもしっかり描かれていて好印象
実写ライブが先で彼女たちのダンスを見るのが後だったために逆輸入のような感覚に陥ってしまったのがなんか新鮮だった
メッセージ性は非常に素晴らしいが初見さんにとって面白いかは何とも言えないです
三つの物語が交差する文学型群像劇
あまりキャラの情報を出さず、スポットが完全に当たった時のみに全てをさらけ出すって感じだったので展開が読めずかつ考察しがいがあり常時楽しむことができた
そして、演出が本当に素晴らしすぎた
小説、漫画、映像作品とそれぞれ違うコンテンツで表現している主人公たちに合わせて演出を変えているように思えた
各パートのクライマックスは同じ表現をしていたが
小説組では
章のタイトルから続きの物語が始まる、場面を全て写して会話を進める、激しい感情を表す際には背景を消して感情に合った色合わせると言った小説の活字から舞台を作り出した演劇のような演出
漫画組では
他の漫画をリスペクトしているような表現とセリフ、漫画のコマみたいに画面の1部のみを使う、1枚絵から一つずつ文字や絵が足されていくなど漫画の表現を一部切り出して映像に組み込むような演出
映像組では
見せたい映像部分はゆっくりと何度も見せ印象づかせる、その映像部分は同じなのに見たタイミングによって見方が変わるなど文字通り映像から感情を映し出す演出
をしていたと思う
三つの物語が同時に動いてるのにどの話をやっているのか分かりやすかったのはこの演出の違いがあったからだと思う、スポットを当てていたヒロインの曲を毎回EDに使用してたのも良し
最終回にOPの映像(日本語verになっている含め)が変わっていたのは正直熱さしかなかった
はたらく細胞!!と対比させているのか身体の健康状態が常に悪い細胞たちを描いている
はたらく細胞!!がより微笑ましい作品となっていることから身体の健康が悪いと細胞たちはここまで苦痛に強いられ、永遠に働いているのだと印象付けることができる、この状態をブラック企業と関連付けさせるようにしているのは非常に上手い
なので、細胞たちを休ませなきゃと感情移入してくれる視聴者が健康意識を持ってくれるのではないかと思う
どこまでの絶望が味わえるか見ものだな