おひいさまこと岩永琴子が、容姿も性格も声も近年稀に見るどストライクキャラで、第1話で一目惚れ。おひいさまがシリーズ通して高い水準で安定してかわいく描かれていたので、もうそれだけで満足なところはある。
ストーリーもユニークで面白かった。
○○する宇宙というサブタイトルを聞くと、ザンボット3の「燃える宇宙」やガンダムの「光る宇宙」を思い出して不安になってしまうが、平和に終わってよかった。
小惑星なんてそうそう発見できるものではないし、作品の方向性に沿った妥当な結末だったと思う。
いわゆるきららアニメとしては、1クールで1年余りの時が流れ、部員も入れ替わっていくのが、本作の特色だろうか。思えば、天文にしろ地質にしろ、人の一生よりも遥かに長い時の流れの結果そこにあるものに向き合う学問なわけだし、「時の流れとともに変わっていく」ことを描くことは、作品として絶対に外してはならないポイントであろう。
え、待って何このED。最後になんつーエモいもんぶつけてきてくれてんの。尊過ぎて涙出てきたわ。そしてED後のCパートでちゃんと落としてくれるあたり、この作品らしい。
笑って笑って笑って、ちょっとホロリとくる、安心して見ていられるいい作品だった。アイドルオタクネタだけで1クールもつのだろうか、そのうちアイドル側メインになっていくんじゃないだろうか、とかいらん心配をしていたが全然そんなことはなく、最後まですごくいいバランスで描かれていたと思う。
地方のマイナーアイドルという狭い世界を描いているのに、でも普遍的な愛の話でもあって、不思議な感じ。スタッフのみなさん、とても楽しい3ヶ月をありがとうございました。
楽しかった! それはもう、原作のWeb版を読破してしまうくらい。
やっぱりアクションはアニメの華だよなあ。「目一杯ゲームを楽しむ」という原作の持ち味を生かしつつ、映像作品ならではの見所を作れていたと思う。エフェクトや動きのタイミングにちょっと金田アクション風味があったのが、歳食ったオタクとしては嬉しかった。
気がついたら今期一番楽しみに見ている作品になっていた。映像、ドラマ、キャラが高い水準でバランスが取れていたと思う。がっつり見応えがあったので、今はまだ受け取るのに精一杯という感じで、呑み込み切るにも時間がかかりそう。まずはもう一度第1話から見直したい。
個人的な好みとしては、続編を作りようがないくらい飛鳥井木記にもきっちり決着をつけて欲しかったが、決着がつくような流れにはなっていなかったので、順当な結末であろう。主人公である鳴瓢のドラマは描き切っているので、「終わった感」は十分にある。
それにほら、本堂町=聖井戸の活躍を描く続編が見たくないかと聞かれれば、やっぱり見たいわけですよ。飛鳥井木記には本当に申し訳ないんだけども。
三ヶ月間、毎回ドキドキしながらTVに向かっていた。とても楽しい時間だった。スタッフのみなさんに、心から感謝を。