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とても良い

ただただ圧倒された。



とても良い

自分が見た今期完結アニメの中で、最も脚本の完成度が高いと感じたのは本作だった。キャラが魅力的で、各話にきちんとヤマとオチがあり、シリーズ全体のバランスもいい。
「アクションヒロイン」というタイトルでありながら、アクションシーンなのにあまり動かないカットが多かったりもしたが、ここぞというところでは力の入った作画で、見応えのあるアクションを見せてくれた。
全体的な満足度が高かっただけに、最終話の「『持ってない』御前の葛藤」「御前はステージに立つのか」「アドリブで10分引き延ばす」といったプロットが第9話とカブっており、同じことの繰り返しっぽくて感動が減じてしまったことが、返す返すも残念。
終わってみれば、元さんが一番好きなキャラになっていた。カーテンコールで元さんもステージに上がっているのを見て、思わず涙しそうに。シーズン2ではまさかの悪役でびっくり。車椅子を使っている彼女に、変に思いドラマを背負わせずにさらっと描いたのも、よかったと思う。
とても楽しい1クールだった。スタッフのみなさんに感謝を。





とても良い

ニュータイプ同士の交感みたいに会話するエルとオラシオとか、オーラバトラーのハイパー化みたいになるヴィーヴィルとか、逆シャアばりに「伊達ではありません!」と言いつつヴィーヴィル落下を阻止しようとするイカルガとか、キッドの「死ぬかよぉ!」とか、横溢するトミノ臭に笑った。
カットされたキャラやメカやエピソードも多く、原作通りの映像化とは行かず(諸々の事情や制約があったのであろう)、不満に思う原作ファンがいるのもわかる。それでも、原作のキモあるいはスピリットとでも言うべき「巨大ロボットのための世界」という部分は、このアニメ版も継承できていたと思う。
とにかく何よりもまず巨大ロボット。それを主人公であるエル自身が体現しており、いかなる時もそれがブレない。作品の柱が極太で揺るがないのが、この作品の魅力だ。
登場するメカの種類は1クール作品とは思えないほど多く、ロボットの登場シーン・戦闘シーンも多い。これだけの物量を、素晴らしいクオリティで作り切ってくれたスタッフに、原作ファンの一人として、心から感謝を。楽しい1クールだった。



良い

1クール、存分に楽しませてもらった。特にOPとEDは、曲・映像ともに今期一番お気に入り。黒タイツの質感表現も素晴らしかった。



良い

現在日本の地方都市が直面している諸問題について、よく調べ、よく考え、真摯に向き合った作品だったと思う。作品のリアリティラインが現実に近いので、全ての問題をたちどころに解決するような策などなく、どうしてもカタルシスが弱くなってしまうところはあった。しかし、だからこそ「自分ならどうする?」と身近な問題として考えることができ、そのための材料はたくさん提示してくれていたと思う。
最終回の作中日時が、放映時点から見て未来の日時になっており、これをリアルタイムで見るのと作中日時を過ぎてから見るのとでは、結構印象が異なるだろうな。(録画だけど)リアルタイムで見ることができてよかった。
自分は、こういう作品も好きですよ。







今回、キャラの作画はそれなりだが、背景がいつも以上に緻密で見応えがあると感じた。



良い

イカルガの装備の中でも特に好きな執月之手(ラーフフィスト)がようやくきたあああ! '70年代のロボットアニメを浴びて育った者としては、ロケットパンチには別格の思い入れがあるんじゃよ。
主人公のライバルポジションのキャラが、パイロットではなくエンジニアというのが、この作品らしい。エルやオラシオだけでなく、今回のディーの勝ち方にしても、単純に火力を上げて勝とうとするのではなく、兵器の技術的特性を踏まえて対抗策を練っているのが、この作品らしいと思う。
エルがヴィーヴィル打倒に燃える理由が「ロボットが活躍する世界を守るため」というのも、ブレてなくていい。ほら、「世界を守るため」の部分だけ取り出せば、ロボット物の主人公らしいと言えなくもないし!



隔靴掻痒なところがなくはないが、ラストの、アリステリアとまみかとの再会を描いた広告のカットで、まあいっか、という気分になった。
整っているとは言い難い、歪さを感じるところの多い作品だったが、それでも、心を動かされたシーンはあった。それだけでも、見続けてよかったと思う。





良い

うわあ! ずっとOPだけで本編未登場だった駅前の順位表示を、ここでこう使ってくるかあ!
「倒れたら立ち上がり 前よりも強く」なるのがヒーロー。ヒナネクターは、いやチアフルーツは、今回間違いなくヒーローだった。そして、ヒーローに立ち上がる力をくれるのは、いつだって応援してくれる人達なのだ。
そして、大きなピンチを乗り越えたらパワーアップするのもお約束。新コスチュームは、パワーアップの表現と解釈した。



良い

懐かしい人やアイテムがたくさん登場して、すっかり最終回な雰囲気。由乃のドラマも、体育館での台詞できれいにまとまったと思う。あと一話あるけど、エピローグ的な話になるのかな?





いつもならおもらしにはしゃぐところだが、さすがにこのリコのおもらしははしゃげない。





良い

これはクリストバルに同情せざるを得ない。フレメヴィーラ王国におけるエルの立場なんて、想定しろというのが無理だわな。







良い

パロディが全くない……だと……!?
や、自分が気づかなかっただけかもしれないけど。

いい最終回だった。
今回、初めてショーの様子が詳しく描かれた。よくできたショーだなあ。次々と発生するアクシデントにハラハラし、力を合わせてそれに立ち向かうチアフルーツに心の中で応援を送り。御前のドラマもショーと響き合いながら進行し、御前がステージに立つシーンで見事にそれらが重なり合う。
ついに花火が打ち上がるシーンでは、恥ずかしながら涙を禁じ得なかった。
残り話数を考えるとここからもう一波乱ありそうだけど、さて。



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