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良い

すでに味噌がある世界らしい。
この時点ですでに日本食恋しいという展開にはならないのは確定した。
ゼナさんとデート中にも情報収集は欠かさない。
この回は動かない止め絵と口パクだけなのが目立つ…。
勇者関連の話はこの回かなり掘り下げがある。
自分は召喚されたのか?という情報の小出しであり覚えておく必要がある。
奴隷のリザに投擲する民衆をみてサトゥーは行動を起こすが、その思考プロセスが実に機械的で抑揚がなかった。
デスマーチのプログラマーという性質を遺憾なく発揮してるように思う。
ポチタマリザの名前の付け方は省略した…?
反応がどことなくNPCっぽい挙動はわざとつけてるのかもしれない。
これからサトゥーがリザたちを鍛えて強くしていくところは面白いので期待したい。
サトゥーのぼやきが視聴者に向けてちゃんとツッコミを入れてるので、それがある限り置いてきぼりのようにはならないだろうと思う。



良い

女の子に自然に笑いかけるところとか、人間らしい躊躇もなく完璧人間を目指して描写されてるっぽい空気。
高橋李依の普通の演技を楽しむ回っぽい。
サトゥーが会話中に裏でスキル振りをして会話を遮らないようにするとかテンポは非常に良いと思う。
見た目より老成してるため心の声は余裕がありレベルの詐称も余裕なのか。
滞在期限切れで奴隷落ちになる制度をすんなり受け入れているし、イベントは完全自動で自ら何もせずに次から次へ発生してることを当然のように受け止めている。
そういうところがインスタントゲームっぽくてデスマ次郎たる所以だと思う。
女の子の見た目のレベルが高いので、そういう娘に常に接待される観光作品というデスマの基本スタイルはこの2話でしっかり確立されていて疲れたときにみると楽しい。
この世界はゲームっぽいけど、MMOはクリアって概念はないという考察を案外ちゃんとしていたのは凄く良い。
見てて思ったのは、プリキュアみたいにもっと主人公の年齢を下げて朝アニメの健全なやつに作り替えれば見やすくなってポンポン自動的に起こるイベントにも説得力でたんじゃないかなと感じた。



普通

原作小説はWEB版を既読済。
OPの曲の素人臭さがこの作品の制作実態を表してるような、ある意味ぴったり。
鈴木さんのPCのフォルダがデフォルトではない右側にあるのが、ソシャゲ会社をそこそこ取材して作ってる感じがする。
アニメ版の冒頭シーン、異世界飛ばされる前の鈴木さんの掘り下げが原作より丁寧で好感が持てる。
鈴木さんチーフとして責任をしっかり果たしている。
異世界に飛ばされ、見た目は高1になってると本人談だが、思考は30歳のままのエンジニアの癖を怒涛の独り言で表現されてる(心の声ではなく、丁寧にちゃんと口パクも)
流星雨一発でレベルが130以上も上がってるわけだけど、そんなに敵密集させるマップはMMOやソシャゲの調整でもメモリの限界で論理的にはともかく物理的に配置できないよなとかつっこみどころは結構ある。質より量っぽく表現されてるから尚更…。
チートぶりは惜しみなく表現されてた。
ストレージ容量無限に装備品も食料もある。
仕事で3日寝てないとか序盤に丁寧にやってたのでそこから解放される気持ちの良さはうまく描けていたのではないだろうか。



良くない

とりあえずネタ盛りだくさんだし、竹書房さんキングレコードさんの自虐ネタやったし、ノルマ達成したおめでとう。
蒼井翔太くんが最終回一人でこの全てのヘイトを請け負いして気の毒に思ったくらいの最終回。
まぁ見返すことは絶対ないけど一度は後ろ向きに観とけって作品になったのかな…
これから二枚三枚と似たような自虐作品が出てくるかもしれないとなると震えます。
星色ガールドロップの方やれっていう声が大きく出るだろうという反応を織り込み済みで、その反応を捨ててまで初週4000枚をとったということがこのアニメの全てで真理といったところか



とても良い

ラインハルトは同盟の作戦を読んでる。
それが密告などというゲスなところで察知したのではなく、知略として見抜いているのが凄い。
兵糧攻めという領民を苦しめる作戦をオーベルシュタインが進言してくる。それを飲むわけだが、ラインハルトの指揮官としての格の違いともいうべき信頼感を発揮して部下が納得するという描写も面白い。
池田秀一の声の人がやたらモブ顔でキャラデザが浮いてる気がするのは気のせい?
とにかくこのアニメは人の良心の苦しみがよく描かれている。
シリアスなシーンの美術面だが、でかいベットとアラームの数字とかで笑わせにくるのはずるい。
会話の中の辺境地の領主さまの尊い犠牲の行為に思わず涙がでた。
この回も神回としか云い様がない。



とても良い

今回特に会話を深く聴いて考えてほしい。そんな回。
30代から40代のベテラン技術者がいないとか、自由同盟の政治情勢がまた現代と通じていて面白い。
この回はセリフが結構皮肉が効いている。
政権の維持のための方策として戦争の拡大を女性政治家が主張するというのも時代の先取りしすぎじゃないかと感じた。
あの悪役トリューニヒトが出兵反対の立場をとるというのも一枚岩ではない。
ここ物凄く面白い。
フォーク准将の出兵案だけでは不安だと、上官がヤンを投入するという判断も面白い。
ヤンは上官に問いかける。
帝国も自由同盟もどちらも悪政を強いているならどっちがマシかと。
中立のフェザーンという国もあり、また双方の国の窓口があり武器商人国家が暗躍してるという部分も今回の話をみると面白い方向に転がっている。
ヤンはこの無茶苦茶な作戦の尻ぬぐいをしなきゃいけない。上官がガチでそれをやれとオブラートに包む以上に直接いってるところが深いな…
偉い立場になったとして、成功可否に関係なく辞任しなきゃいけない立場になったとき、後進に席を譲るための無償の根回しが私にできるか…無理だな。
だから凄いと思える。



良い

ラインハルトとキルヒアイス、そしてアンネローゼの3人は本当に心が清い。
与えられた運命の中で3人は足掻いているだけなのに、敵が多すぎる。
人柄、性格、気持ちの有りようは育ちの差だけとは言い切れない何かを感じる。
アンネローゼがとにかく貴族の悪癖に染まらない。そこが彼女の魅力で天性のものか。
キルヒアイスも部下に愛されていて、すぐに危険があれば部下が自主的に連絡をとってくるところも素晴らしい。
オーベルシュタインもまた信頼できる男になったか。
とにかくキルヒアイスの魅力が本当に出ていて、胸が熱くなる。
事を企てた元伯爵夫人は哀れ…同情の余地はあったような、なかったような…。
ラインハルトは無礼な仕打ちに耐え、アンネローゼは許せという。
女優退場…そのタイトルがなんとも深い。



良い

ヤンのターンがきた。
着実に英雄の階段を踏んでいって本人はともかく周りのはやし立てが凄い。
自由同盟だからこそ思想の自由があり、帝国に弓を引けるというが、それ自体がプロパガンダで自由はなく戦死者の遺族の少女の表情が沈んでいるというのも凄く皮肉が効いている。
左の人に襲われたり、右の人に襲われたり、ヤンは気が休まらないのね。
巻き込まれただけなのにそれ自体で政治が右往左往する。
ジェシカが助けてくれたけど、彼女は本当はどっちなのだと。
ユリアンだけがヤンの心の拠り所で癒される。
プライベートの食事なのにレストランで国歌がかかるとかもうね…。
反戦を掲げる団体に男を助けたことでかかわることになってしまったヤン。
ジェシカは反戦グループに身を寄せているが、中立の視点は持っているようだ。
ヤンの士官学校時代の話も唐突の爆発音で現実に戻るのは演出が面白い。
あれほど嫌がっていた式典に出たヤンの表情は暗い。
反戦主義者も平気で爆発物を使うという矛盾にヤンは蝕まれてる。
ジェシカは政治家に当選したらしい。(それも対立候補の自爆で)
派手さはない回だが、政治的にすごく動いた回で面白かった。



良い

高校に薬が蔓延してるのがやたら怖い。
今回の主人公は親の抑圧とか、クラスの疎外感でコンピュータのギャルゲーにはまりすぎた少年。
すごくレトロ感があってボイスとか当然無いが、かえってそれが妄想を駆り立てる材料にされてる感じがある。
アロマテラピーの薬はマンティコアの残滓であろうか。
彼はバイトして自立してるようで、実は家庭内で親に認められず放逐されていて病んでる。
バイト面接に来た女子高校生とギャルゲーのヒロインをヤバイ薬で混同させていく。
ボイスが無いギャルゲーに現実の女の子の声がリフレインする。
現実の彼女の弱みを握って操ろうとする様子とかこの回は異色だ。
彼に薬を売りつけてくる女が段々狂ってくる。
野菜スティックしか食べちゃダメだという男の束縛が現実の彼女に向かっていく。
暗躍する早乙女くんに薬の売人の彼女は喰われる。
それの様子を見ても、もはや彼は逃れられない。
新しい薬をもらった彼はさらにギャルゲーにハマっていく…。
タイプSの原料は原作にあったが、それを見るとさらにエグいだろう。
どんどんヤバい描写が続いて、まだ続くのかと心を折りにくる。
PCが壊れて発狂する主人公。
街でも暴れて、警官に取り押さえられている描写は3話にザッピングする。
この短い描写にすごい負の情報量があって、とにかく異色としか言いようがない終わり方だった。



とても良い

末間と霧間の原作であった会話の中に、虹の話が入る。
2話の城之内が失踪したという話からの続きでわかりやすい。
美鈴という女の子はすごく話しやすいらしい。
彼女はパヌルーと呼ばれていて、そのニックネームの由来について語られる。
「この世界を愛している」という思春期らしい全能感が微笑ましい。
早乙女君の姿をしたものが彼女に接触してくる。
女子高生のパヌルーの世界愛に付け込んで何かをするらしい。
早乙女にキスされた同級生の女生徒が早速死んで、霧間凪登場。
原作でもキーパーソンの霧間凪が調査に乗り出してきて、やっと物語の主軸がつかめてきたように思う。
早乙女正美が生きていたと知ったら、霧間凪は絶対に動くという安心感。
やっぱり彼女の行動がブギーポップという作品の肝だ。
原作読者には本当のパヌルーを広めた彼女は、来生真希子ことフィア・グールに殺されたというのがわかるのが面白い。
美鈴はブギーポップファントムには連れて行ってもらえなかった。
彼女はいつも友達にも置いていかれて孤独だったようだ。
孤独な少女に限らず、孤独すぎると孤独は病んで思想を生む。
逃げた先に助けをもとめたのが悪い警察官で、その彼に殺されてしまう。
霧間凪はまた一歩遅かったという後悔の念を抱いて3話目が終った。
作風が暗いが不思議な魅力がある。



とても良い

オープニングのスガシカオの歌を聞きながらキャラクター紹介が入るが、背景にノイズが入って少し荒い。もちろん本編は荒くないので、そういう雰囲気付けなのだろう。
何者かに追われる少年、城之内。
そばには白い芋蟲みたいなもの。
それを一心不乱に食べる不気味さ。
回想でフィアグールの病院に通っていたことがわかる。
霧間凪と黒田との会話を城之内が聞いていたという部分だが、完全に原作読者向けの描写のため原作ファンにはたまらない。
(夜明けのブギーポップ参照)
骨肉腫ができた城之内も、きっと来生先生に実験されて完治したということだろうか。
恐怖について語る来生先生の描写にはゾクゾクする。
一週間高熱が続いて能力に目覚めるシーンはジョジョ4部のスタンドの目覚める描写のオマージュである。
城之内は蟲が見える能力に目覚めた。
こういう不気味な能力に目覚める描写も当時としては凄く新しかったな。
少年少女は必ずしも綺麗な能力に目覚めるとは限らないという厳しさがある。
城之内は自分しか見えない蟲の味に魅せられていく。
1話の少女の蟲も城之内が食べたのか。
蟲を食べることで人を救っている気になった城之内。
そのしっぺ返しも淡々としてて静かな後悔が彼を蝕む。
城之内の母が殺人鬼に殺されたというのも原作とザッピングしている。
謎の少女の蝶で、「笑わない」の早乙女君の回想…これもファンサービスか。
段々と蟲を食べる欲望に憑りつかれた城之内はブギーポップファントムに狙われた。
霧間凪が登場して城之内を助ける。やっときたかーって感じだけどすぐフェードアウト。城之内は失踪したことがわかりこの回は終わる。
独特の闇というか、ミステリアスなものがそこら中に張り巡らされていて好きな人にはたまらない回だろう。



良い

サスペンスホラー長編は面白かった。
飲みサーの不穏な空気にあっさい仲のコミュニティもドロドロ感、惨劇に至る経緯も良い。
お菓子がいっぱいあるテーブルにスイカがなぜあると思ったらそう来たかと意表を突かれた。
他の小ネタは普通。
今回は能登麻美子さんのウィスパーボイスが凄くわかりやすかった。
水樹奈々は個性薄めでわざわざ起用した意味が薄い。完全に冒頭のエイサーハラマスコイのコブシの効かせ方オンリーの水樹奈々。
今回は特に星色ガールドロップのウソ予告がウソなのが悔やまれる出来。

後半は1話の再来のような野太いボイスで期待が持てた。
稲川淳二さんのコメンタリーも面白い。
画面に飽きたのか違う話し出すところとか良い。
郷田ほずみさんと銀河万丈さんなら…ボトムズコンビか
それならやっぱりウドのコーヒーは苦いとか有名な台詞あったら良かった…遊びが足りない



普通

ボブネミミのファミレスのネタにクスってきた。
あとは普通すぎてコメントに困る。
日暮警部太らせろよ…
声優はミルキィコンビとすぐわかったが、火サスのノリのEDも真面目すぎてネタになり切れてない。
過去ワーストかもしれない回
後半はアドリブ増せば面白くなるというわけでもないのにちょっと煩かった。
小山力也さん正直アドリブはあんまり合わない…むしろアドリブしない方が輝く声優なのに逆のことをしてるのが気になった。
高木渉さんの方は少々慣れを感じたのでそこは良い。
ただ、キャストとして面白かったかといわれるとそうは思えない…EDの歌だけはお酒でも飲みながらカラオケ打ち上げしたら本人たちは楽しく歌えるだろう的なノリでコメントにとても困る



良い

あまりに面白い話だったので魅入ってしまった。
久しぶりに、キルヒアイスとラインハルトのめちゃめちゃカッコイイ姿がたくさん見れて、ファン必見の回になったと思う。
貴族の爺さんの個人的な復讐に巻き込まれた形になったが、それがちゃんと面白い話になっているのが凄い。
キルヒアイスが恐ろしく有能すぎるくらい有能だ。
この回で感じたのは、後作品となるが「コードギアス 叛逆のルルーシュ」でルルとスザクが組んだら物凄い面白くなったという絵面に似ているということ。
あの二人のモデルがラインハルトとキルヒアイスで、二人を戦わせたらという方向性となったコードギアスが見ててモヤモヤするのはこういう偉大な前例があるためかと納得した次第だ。
ともあれ、銀河英雄伝説は友情が凄く面白い。
この回の事件の背景の爺さんとか、霞むくらいで二人の濃密な話が面白かった。



良い

オーベルシュタインという将校、こいつが曲者だった。
状況の審美眼は一級だが、何を考えているかは読めない。
数話ぶりにラインハルトとキルヒアイスのターンに戻ってきた。
ラインハルトが「下がって良い」といったとき、キルヒアイスだけは別待遇というのもなかなかそそるシチュエーションだ。
この二人が組んだときの頼りになる安定感が半端ない。
そんな二人の間にオーベルシュタインは必要か否か、というより入り込めるかどうかが凄い気になる。
キルヒアイスだけではラインハルトを支えられない。
その事実を一つ実際にラインハルトの前で見せたオーベルシュタインはまた魅力的な人物だ。
倒すべき帝国皇帝は皇帝でラインハルトの力を認めていて、かなりの好待遇をしている。
ラインハルトは皇帝を倒したいが、その皇帝自身も観る目があって、ラインハルトを認めてるというのがまた復讐劇に深みを出してるように思う。
キルヒアイスはオーベルシュタインに対しては複雑で、ラインハルトとの友情には絶対に壊れないというのが分かり切ってる上でどこか心配になっている様子がまた先が見えず面白い。



良い

難攻不落と名高い要塞をどうヤンが攻略するか。
割と泥臭い作戦で、いとも容易くやってのけた。
それも帝国が貴族主義で長年のぬるま湯に漬かり切っていたから成功したように見える
敵にイゼルローン要塞を乗っ取られて、アラームが出てるのに演習と言い切る腐敗した帝国。
ヤンは策士であり、実に弱い部分を突くのがうまい。
一部の帝国の将校だけが慢心していないという絶妙なバランスで物語は成り立っている。白兵戦を要塞内でやっているが、獲物は斧という凄い時代を感じるものでやってるのは実にシュール。
これもきっとスイッチ一つでやる戦争の戦いのアンチテーゼに見える。
要塞が占拠されても、まだそれを認められないで攻めてくる敵艦隊にさすがのヤンもこれには焦る。
ヤンの価値観はやっぱりフラットで、帝国の愚かにも時代錯誤なバカバカしい忠誠心に呆れる姿が心に残った。
同盟に帰ったあとに軍に辞表を出すまで消耗するが、ヤンは部下のために軍に残ることを選ぶ。銀河英雄伝説はヤンの人物像が凄く面白い。



良い

ヤンが演説に嫌々ながらも出てくる。
みんなのヤンに対する期待と不安が入り混じるところが良い。
イゼルローン要塞攻略の難しさがこれでもかという説明が入り期待感が半端ない!
自由同盟側のエースの顔見世もあり、ヤンが実際に一目みてそれを活かす策を思いつくというのも丁寧に描写されている。
ヤンは部下に試されるが、それをのらりくらりと交わしてしまうのが凄い。
緩急の付け方がうまいのかな。
成功したら退役をちらつかせて(ヤンは嘘偽りなく本気で思ってるところが凄いのだが)この状況で功を放棄して退役をするという軍人はいないわけだから、そこに部下が付け入ろうと頑張ってしまう構図が本当に面白い。
フレデリカの活躍は劇場版1で観たが、それがそのまま伏線に出てきて、やはり劇場版1は最初に見ておいてよかったと思った。



良い

帝国と連邦の間で暗躍する第三勢力のフェザーン。
ラインハルトが出世したが、末席にキルヒアイスをちゃんと置いていて視線送りまくり。コネっぽいのを隠さないのが凄い。
そのコネにキルヒアイスはどう立ち回るかが今回の話。
年上の部下が酒浸りでキルヒアイスへの信頼がぜんぜんないのも物語に面白味がある。
アンネローゼのキルヒアイスに対する信頼が熱いのは若干エピソード不足のような気がする…確かに他に頼りになる身内がいないけれど。
徐々に部下がキルヒアイスへの尊敬を募っていくのが気持ちが良い。
敵の内紛を煽るというのも策っぽくて凄い。
略奪暴行一切禁止という紳士的な振る舞いも忘れない。
何より、成功を聞いたラインハルトの嬉しそうな声色も忘れない。



とても良い

ラインハルトがキルヒアイスを早く昇進させたがっている。
友人が戦場で一緒に戦ってくれるという状況がラインハルトを支えてるような感じ。
キルヒアイスの忠誠も本物というか、ここまで親友を支えられるってすごい。
そのキルヒアイスの忠誠の理由が回想でこの回で明らかになった。
アンネローゼとラインハルト、そしてキルヒアイスは平民出でその平民の下克上物語という骨子がここで丁寧に描写されてグッと物語に熱が入ったように思う。
ラインハルトはともかく、身内ではない隣人の友人のはずのキルヒアイスがここまでラインハルトの事情に肩入れする理由は何か。
キルヒアイスは貴族のパーティにいってラインハルトが危険な行動をするまで、そこまで本気な思い入れはなかったように見える。
ラインハルトはとんでもない行動力で独りで銃を手に危険なことをしてしまった。
その行いをみて、キルヒアイスはラインハルトをこのまま独りにしておけないとそう思ったのではないだろうか。
腐った貴族を俺たちが倒すという言葉や、もちろんアンネローゼのかけた言葉もキッカケの一つだが、キルヒアイスは実際のラインハルトの危ない行動を見てしまったからこそ、ラインハルトをこの手で守りたいと思ったのだろう。
フジリュー版のコミカライズはそれに加えて、キルヒアイスはラインハルトとアンネローゼを天使のように思って支えるのが使命=天啓だという独白があった。
OVA版よりさらに動機が増していたが、そこまでの強い想いがあるとすると二人の友情はどんな結びつきより説得力が増して凄い。
理想の友情の形の一つかもしれない…。



良い

ヤンの出世欲のなさに比例して、ガンガン出世していくのが皮肉だね。
ユリアンとヤンのやり取りに癒される。
政治家トリューニヒトの演説がすごく上手でこれは魅了されても仕方ないような…
国をあげての一大演説中で、ジェシカの行動力は恐ろしい。
気になったのは演説する会場がすごい辺鄙な場所にあるのね…人があまりに少ないし。
アッテンボローが有能すぎる。
しかも憂国騎士団がテロリスト丸出しで笑った。
ヤンの策で、トリューニヒトの美談にするという交渉でジェシカの安全を保証するというのはなるほどと唸った。
ヤンはその分仕事をしなければいけないことになったが、安全には代えられない。
そのために難攻不落のイゼルローン要塞を落とせと命令が下る。
こうでもしないと、ヤンは自ら表舞台には出てこなかったであろう。
(昇進がオマケというところが非常にヤンらしい)
ヤンはいろんな人に借りを作って、本当に全部利子をつけて返していくところが英雄たる器なのかな…



良い

帝国側のトールハンマーの威力の凄さの説明が丁寧だった。
ラインハルトがキルヒアイスに対する言葉が命令じゃなくて、「味方艦隊に伝達してくれ」という柔らかい表現を使っているのが印象的。
ヤンがラインハルトを出し抜いて後ろをとったというところ、ラインハルトは悔しんだけど、どことなく嬉しそうなのが良い。
キルヒアイスもそれに気づいていて、「反転しますか?」→「冗談ではない」というやりとりもグッとくる。
ヤンの引き際も鮮やか。
とにかくキルヒアイスのアシストが優秀で、ラインハルトがいい男だ。
ヤンの方も謙虚で欲の無さが出ていて、それでいて飄々としてるところに格好良さが出ている。
友人ラップの死がまた強調され、婚約者のジェシカの戦死の知らせで電話を即切るところなど演出が非常に良い。
ストーリーはヤンに注目してみると話を追いやすいかもしれない。



良い

先に劇場版を観たせいか、良いところが非常に目につく。
パイロットフィルムから脚本が改良されて、ラインハルトとヤンの人物説明が潤沢に入れてある。
金髪のラインハルトが1話から年寄りの偉そうな軍人におそろしく目の敵にされていて、キルヒアイスの実力もまだ軍に知られていない。
パイロットフィルム時よりヤンが控えめに見える演出がされているのが良いと思った。ヤンがさぼってる描写も少なくて良い。
台詞で状況を説明する演出が増えてるが、この方がわかりやすい。
距離的に味方を助けるのは無理です(ヤン)→上司の友人も乗ってるから助けに絶対にいく(上司)→どうしてもいくっていうならまた策を考えなきゃ(ヤン)
上司が味方を見捨てないという考えなのは個人的感情としては嬉しいけど、それが敗北に繋がる道っていう客観性を提案できるのがヤンだけっていうのも考えさせられる描写だ。
ヤンの友人のラップがこの第1話で死んだ。
フジリュー版のコミカライズだとヤンの友人のラップの掘り下げが凄いあって、死が強調されていたが、なるほどこのアニメが元になっているとしたら盛りたくなる意図もわかるような気がする。



全体
普通
映像
良い
キャラクター
良い
ストーリー
普通
音楽
普通

銀河英雄伝説に興味をもったので第一作目の映像化である劇場版1を見てみることにした。
この映画はパイロットフィルム的な位置づけということだが、とにかく登場人物の紹介がなく完全に小説の原作を読んだ人向けなのかと感じた。
ヤンとラインハルトとキルヒアイスくらいしか名前が分からない状態でみたのだが、内容はなんとなくつかめたと思う。
わざとこういう構成にして、モブの会話の中身で魅せるといった作風なのかもしれない。
兵士とは~とか戦場では~とか名前がわからないが偉そうな軍人が次々に登場しては格言めいたことを云う。
BGMはクラシック調で余計な情報はない。
良く言うならば、それがかえって静寂な宇宙のシーンに色を添えているということだろうか。
作画は全てセル画の手書きで非常に細かく戦艦などが書き込まれている。
知らない人がみたら、宇宙戦艦ヤマトでもみてるのか?と間違えても不思議ではない。
脇役までもが当時からベテランばかりで、演技面で気になったところが全く無い。
気になったのは、ヤンが階級上の軍人なのにすごい暇そうに見えること。
ラインハルト・フォン・ミューゼルの方はこれでも貴族社会の国の軍なので特に気にはならない(実際は超有能なので、見えないところでおそろしく働いている設定)
とにかく、あまりにたくさんの登場人物いて見分けつかないので、登場人物一覧をググリながら観たら面白さが増したような気がした。
しかし、真剣に観ていないとおそらく中盤のストーリー把握が困難であると思う。
ちなみに終盤の戦いの結果だけは、ヤンがラインハルトに一矢報いたということで、非常に分かりやすく、声に出してラインハルトとヤンがお互いに違う場所で名前をいい、互いをライバル視するという演出がされていて超わかりやすい。
この映画はよっぽど積極的に銀河英雄伝に興味があるという人以外は観るのは退屈すぎて本当にきついと思う。見せる人は選んで覚悟してみるべき。
途中クラシックBGMで眠気がきたら寝てしまっても構わない。
本当に結果だけ知りたいならラスト5分だけみればそれでいい映画だった。



普通

ベーコンがベーコンを焼くシーンの意味がない癖に意味深に見えるという罠がいきなり笑った。
サブカル女に喧嘩売っていくスタイルも今回はやけにストレートで良い。
ポプ子がキレた理由にもちゃんと網走刑務所から伏線を張ってる。
原作ネタがたびたび入ってきて、そのチョイスも今回そんなに悪くない。
SFCのドット格ゲーネタもこれはKOF再現で面白い。
諸星すみれと田所あずさのコンビはEDテロップみるまで声でわからなかったが
毒にも薬のもなってない平坦なコンビだったので逆の意味で驚いた。
失礼だがおそらく声優の力量も経験も浅いコンビなので、ネタは比較的滑らないマシなやつ選んだというスタッフの優しさじゃないかってちょっと思った。

一転、後半は最初からベーコンにフルスロットル演技がさく裂して面白い。
極道が完全にベテランじゃん!!
ただ、真面目にやりすぎて笑いどころが無いのは残念。
禿ネタも男声優がやると洒落になりません。
ガヤに入れてくるアドリブはさすが。
後半の小野坂昌也さんはさすがに絆創膏の大暴走ですごい特徴でてた。
しかし、浪川大輔はこれ小野坂師匠に遠慮したのか個性を薄めていた印象。
どうせなら宮野真守と浪川さんで組んで欲しかったな…あの二人のイジリ芸好きなので



普通

信者とアンチという言葉が入り乱れるのは冷静に映像化するとすごい気色悪いような気がする。
もちろん原作ネタなのは承知でヌートリアのことだ。
AC部の長い紙芝居は正直いって滑ってたけど、売れない芸人の芸を見てる感じでなんとも居たたまれない。
ヘルシェイク矢野のこと俺も真剣に考えてみたけど、やっぱりゴミだと思う。
ここ数回ですっかりおなじみになったポプテクッキングは担当声優の数少ない演技の幅の見せどころか。
今回もほんとにクソなんだけど、EDは一工夫あったし、ゲームミュージック風なのは悪くない。
クレしんコンビの声優はこおろぎさとみの方はそれなりに演技してたように見えたけど、矢島晶子の方は熱量はぜんぜん伝わってこなかった。

再放送は一発でわかる森久保祥太郎と鳥海浩輔のコンビでこちらは声で遊んでるのがよくわかってなかなか良かった。
だが、森久保氏の細かいアドリブが多くて前半の見ていたからこそ対比して面白さが見出せたわけで単発でみるとキツイ回
声優誰がやるんだろうっていうのが興味の9割なのでAC部で時間稼ぎしたら怒りが沸いてくる。



とても良い

エピローグが上手な作品は名作である。
大佐の眼の治療のために賢者の石を使うということは、対価はその後の行いで恩恵をかえすということである。
アメストリス軍はこれからかなり健全化が図られることだろう。
最後のホムンクルスとなったセリムにも救いがあって良かった。
あの戦いを得て彼らは変わった。
リンはグリードから学んだ知識で理想の皇帝を目指す。
エルリック兄弟はこの旅でもっともっと深い絆に結ばれた。
アルの顔が最初すごく痩せてたのが、顔が四角くなって段々鎧のときの顔に近づいてきているのが面白い。
2年過ぎてもこの兄弟は変わらず、二人は新しい旅の準備をする。
錬金術には等価交換の法則があるが、この法則に1を足して戻すという結論を導きだしたのは本当に素晴らしい。
エドの理系なプロポーズも、ウィンリィはその返答にまた理系な返事で返すところなんかお似合いでほっこりした。
最後の写真に描かれた未来も幸せそうで、アルとメイの子供などファンサービスに凝ってて面白かった。
思い返せば、こんなに兄弟仲が良いアニメって他に有っただろうか…
声優は二人とも女性なので複雑ですが



良い

神を名乗る者はいつだって半裸でなければならないのか。
エドの反撃に正気を失ったお父様は賢者の石を求めて、リンを取り込もうとするがグリードが邪魔をする。
グリードとリンの絆は本当に素敵な光景だった。
入れ物が壊されたお父様は足掻くも消滅し、自らの真理の扉に召喚される。
ここの問答はやはり自己の中の葛藤なんだと思う。
最初のホムンクルスは獲得した自己のアイデンティティに呑み込まれて消滅した…。
エドはアルを取り戻すために賢者の石を使えと色んな人に云われるが、全部否定する。
ホーエンハイムは親だから、俺を使えというが、それさえもエドは涙ながらに否定するところが本当に尊い。
エドは応援してくれている仲間たちをみて決意する。
この物語は人体錬成で始まり、最後まで人体錬成で決着をつけた。
最後の人体錬成はエドの錬金術の全てと引き換えに唯一の成功例になったが、それ自体が二度と起きない奇跡なんだろうな。
ホーエンハイムは過去の過ちを許せなかったけれど、子供二人が世界を救ったお礼をアームストロングに云われたことでやっと自分の行動を赦せたのが最後のシーンの意味だったと思う。
妻の墓標の前で朽ちたのも、彼は身をもって魂の実在を証明したからこそ。
ここで流れたシドの「レイン」はやっぱりホーエンハイムの曲だったのかな。
次回エピローグ



とても良い

瞬時に人体錬成をして見せたという場面なのだろうか。
お父様が生み出した者たちをみて、畏怖する仲間たち。
出来ることを最後までするという決意で上で戦うためのパーティが編成しなおされる。
ブラッドレイの亡骸に、敵対していた人々が次々に敬意を表すところは紛れもなく大総統の器だった。
地上の凄絶なる反撃はブリッグス兵を中心にして、人間の意地がホムンクルスの強敵を狙い撃つ。
手合わせ錬成を覚えた大佐は火力が増してるように見える。
グリードの存在がやはりジョーカー的な存在になっていて、反撃の糸口はいつも彼が起こしているのが感慨深い。
度重なる打撃により神を解放したお父様はエドを吸収しようとじりじりと近づいてくる。
動けないエドを助けるためのアルの決断
涙を流せないアルからの願いは、メイに有無を言わさず叶えさせる結果になる。
アルは人体錬成の媒介となって、真理の扉へ…。
全ては兄さんを信じての決断。
アルを犠牲にしたエドは生身の右腕を取り戻す。
技術の限界を心が超えた!そんな展開でエドの反撃が熱い!
EDの悲しい歌詞がこの展開に凄くマッチしている。
メイちゃん本当に悲しむ間も考える間もなくアルを犠牲にしなきゃいけない場面だったのが残酷で辛い



良い

お父様は神を手に入れた。
しかし、ホーエンハイムの仕掛けた逆転の錬成が発動する。
このあたり、ホーエンハイムによって賢者の石となった元クセルクセスの人々が協力的なのが、長い年月の賜物としてもっと尺があればよかったかもしれない。
OPの流れるタイミングは魂が戻るタイミングぴったりで盛り上がる。
大総統vsスカーの作画の動きが凄い。
死に際まで恐ろしく我を通して逝ったのがやっぱりカッコいいな…。
ブラッドレイ夫人との絆を感じた。
ランファンは念願の賢者の石を手に入れて、祖父の死に見合った対価となったであろうか。
ホーエンハイムとスカー兄の逆転の錬成陣は、全ての伏線が賢者の石で一本につながる構成がお見事という他ない。
お父様は外に出た。
バラバラになった仲間と次々に合流する。
プライドの中からキンブリーが登場し、おそらくそれを見たエドが瞬時にプライドを倒す方法を思いつくというのもお見事。
プライドを倒すには自身を賢者の石にして直接入れ物の中の本体を分解するしかない。
危険な術だと思うが、覚悟を完了しレベルアップしたエドには恐れはない。
このあたりはもう説明がないので描写の勢いで観るしかないが、本当に面白かった。
次回、反撃



良い

突然のNice Boatはどんな顔で観れば正解だったのだろう。
分かりやすくポプ子とピピ美が出ない場面は止め絵で作画を節約しているし、基本的に声に頼りっきりな演出が目立つ。
こんなあにめにまじにコメントしてどうするの(笑)
掛け算の3の段のところは原作をみた限りだと、「ばっかにしてくれちゃって!」の台詞は大山版ドラえもんを意識したネタだったはずなのに全く活かされてないのが非常に残念だった。
ボブネの「見てない」「見てる」もニコニコのMAD動画ネタならもっと冒険するべきだろう…中途半端。
前半の金朋と小林ゆうは無難にやったなという感想しか沸かない。
小林ゆうは真面目すぎる方なので、積極的に音監が口出して演技指導やるべき…って私がいうことじゃないがポプテに出てこれはないだろっていう残念な気分。

後半の再放送は杉田ボイスで開幕笑った。
相方は中村か!退屈なシーンも彼らのアドリブで結構面白く観れたのが、声優って凄い。見る限りやっぱり杉田の方がアドリブ慣れしてる印象。
というかアドリブ入れすぎてコメンタリー状態になってるのもこの回で初というか杉田中村のペアなら有り。
EDまで杉田の謎の歌で締めるという徹底ぶりにこの回だけは認めざるを得ない。
まぁ一発ネタということで



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