男女問わずメインキャラクターが全員超美形だったし絵も綺麗で観やすいアニメだった。ストーリーも最初思ってたより壮大で、最後までどうなるのか分からなくて見応えあった。ラストは恋愛系作品として理想的なハッピーエンドでとても良かった。
序盤は割とコミカルに進んでて楽しげな感じだったけど、1クール目終盤からヘルクの過去編が始まる2クール目にかけてシリアスな雰囲気にガラッと変わって驚いた。ギャグとシリアスの温度差が激しかったけど、ギャグパートは個性的なキャラが多くて賑やかで楽しげで、特にピウイが癒やしになった。シリアスパート、特にヘルクの過去編は「人間を滅ぼす」っていう考えに至る過程が丁寧に描かれてた上に、ヘルクの笑顔の伏線回収は残酷だけど見事だった。続きが気になる作品だったから、続編をやってほしい。
毎回落ち着いてゆったりと観れるすごく良い作品だった。ただ落ち着いてるだけでなく、ストーリーにも緩急がちゃんとあって、時には先が読めない展開もあったし面白かった。この作品のキャラクターは皆とても魅力があった上、根っからの悪人キャラがいないのも良かった部分の1つだったと思う。初登場時の印象があまり良くなかったキャラも、回が進んで掘り下げが行われるうちにその事情や魅力が分かって好きになれた。恋愛要素の点では、少しずつ進展していくセイとホークの恋愛模様がすごく微笑ましかったし、最終回のラストシーンは音楽と演出も合わさって最高のハッピーエンドになってた。本当に素晴らしい作品だった。
主人公のアンがいろんな困難に直面しても、諦めずにそれに立ち向かってく様子が描かれてて、応援したくなる作品だった。同時に、アンと出会った妖精のシャルとの関係も丁寧に描かれて、まだまだ恋愛未満ではあったけどそっちも応援したくなる要素の1つだった。砂糖菓子職人としてのアンの成長物語であると同時に、人間と妖精の関係性に焦点を当てた回も1クール目と2クール目両方にあって、物語として面白いものに仕上がってた。