バカラブコメかと思いきや終盤にかけてシナリオ面で捻りを大きく入れてきたオリジナルアニメ。構成面での工夫はすごく感じられたので後半は好印象だけど、前半はキャラ魅力もあまり感じられずギャグもキツかったので個人的な全体的な評価は高くはつけづらいかな…。良い部分もあったけどその反面で突出できない部分も多かったので、人によっては刺さる作品であったのは間違いないかな。
珍しく自分も原作通ってる作品。放送前から期待度いろんな方面で高まってたけど、期待通りのクオリティで放送してくれたね。映像面ではMAPPAの安定のクオリティにCGの混ぜ方もチャレンジングだったし、音楽面でもオープニングに米津玄師、エンディングは週替わりというニンジャスレイヤー方式(と呼んでいる人はほぼいない)でかなり気合入ってたしそれに見合うクオリティがあった。懸念されていたアフレコ面も自分的にはあまり違和感なく観れた。
シナリオ面は原作既読なので評価が難しいけど、やっぱりデンジのキャラクター性がこの作品の魅力だと思うから色濃く出る回は面白かったね。1番面白いところは今クール内ではなかったので続きを是非やって欲しい。
15分アニメの2期。まぁ良くも悪くも相変わらずだったので特にいうことはないのだが、全体的に1期は新鮮さがあったが2期はマンネリ化したのでこんなものかな…。
テイストは変わらずだけどラブコメのラブの部分を周囲が本格的に進展させようとしてくるという意味では結構動きがある2期だったね。終盤の桜井と宇崎の家族を巻き込んでのエピソードは良かった。いつまで焦ったいことやってんやんというモヤモヤは結局今期も解消されずだけど、安定感はある作品だったので毎週楽しんでみれたね。
終盤に向けてぐいぐい面白くなっていった良作。最初はかなりキャラデザや演出など作りが古めかしくて設定は面白いけど大丈夫かな?と懐疑的だったのだけれど、シナリオとキャラの強さで終盤になるにつれて魅力度が増していったよね。夫婦役として日々過ごすドキドキ感と、ずっと抱えている幼馴染への恋慕の情。局面が変化していく中で主人公を中心とした気持ちの変化が絶妙に交差したりすれ違ったり、キャラのことが好きになる作りで好感。自分は詩織みたいなキャラ大好きだけど、さすがに星も報われて欲しい。最終回の階段ダッシュからの老夫婦演出はめちゃくちゃ刺さったね。続きが観たい。
異世界ファンタジーものだけどかなり主人公のレインに嫌味がなくてクセも少なくてとっつきやすく仕上がっていたアニメだった。メインヒロインのカナデ中心に、最強種の仲間たちもみんな可愛いし主人公パーティの一体感は良かったね。最初に設定見た時から予期できたことではあったけど、レインが追放された勇者パーティを一回ギャフンと言わせるまでがピーク感はあり、その後はシナリオ的な見どころは特になし…。キャラもやっぱりカナデとタニアだけの時くらいのが埋もれず良かったかな。このあたりの塩梅は難しいところよね。
あとはMADKIDのオープニング爽やかですき。
スレッタの話す「友達ができた」とのギャップはガンダムの世界線だから壮大な話に見えるけどみんなが陥りがちな発想だよね。必要以上に他者からのみられ方の方が気になってしまうパターン。コミュニケーションが怖くなりがち。
スレッタの明るさだけじゃなくて人間味が溢れてさらに好きになったな。それに対して真っ向から向き合って本音で語り合うミオリネもいい。任せてもらえるというか、束縛が強くなった感もあるけどな…笑
いよいよシナリオ面でも大きく動きありそう。
才能は自分では見つけられないこともあるから、人から見つけてもらうもの。葦木場と手嶋、お互いに高められる関係が素晴らしいな。
自分を信じることが正直1番難しいけど、手嶋が積み重ねていった努力の一つ一つが自信を形成していくんだよな。辞めないで良かった。本当に。