ネアンデルタール人が4万年前と言われているので、本作品の設定の1万年程度の
タイムスリップでは、生態系が作中程には劇的に変化しないと思います。
いっそのこと1億年以上タイムスリップする設定にした方が良かったのではないでしょうか。
それ以上に、本作品の真のテーマは、「人類は1万年後には滅びている」です。
タイムスリップした人類以外に現代の文明の痕跡らしいものはありませんでした。
これは手塚治虫の世界観をよく表しています。
切り口は新しいが、全く緊張感がなく面白みに欠ける。
メッセージ性に関しても、ブラック企業というものを取り上げている
のだろうが、どこかネタとしているように思えて好きになれない。
出てくる公爵家も、権力に慢心して腐敗している様子が無く
現世でのブラック企業と正反対に描かれていて、白々しい。