初対面の人と仲良くなれるのは相手が優しいからだと慮ることができたり、花名ちゃん以外の人には理解がちょっとむずかしい恐怖を自分のことのように共感し肯定してあげられたり、とにかく百地たまてちゃんは色んな人を愛し愛され健やかに育ってきたんだなぁという事がわかって全然そういう話じゃないのにちょっと涙ぐんでしまった 過去の経験からマイノリティであることに引け目を感じている花名ちゃんに「人それぞれでいい」と多様性を尊重できる子が友達でいてくれて本当によかった
「あんたの読んでる本にあんたのことは一つも書いていないってこと」
「本の中に自分の物語があるのだと思いこんでいた」
「でも、そうじゃなかった」
「私の物語は私が作らなくちゃいけないんだ」
4話くらいまでは割と惰性で見ていたが今回はとんでもなく泣いてしまった。
物語を現実からの逃避として扱っていた鍵村葉月が自らの手で現実を物語に変える道を選ぶという完全に主題の回だった……