今まではベリィが興味を持つことでストーリーが展開していましたが、今回は探偵団として全員が積極的に行動していて、和気あいあいとした感じが良かったです。
それだけに終盤のフィンの言動は残念な気持ちになる展開でした。
これまで、鵺や噂といった「実態の無いものとそれに対する人の認識」や、マダム44の表向きの感情と本音の話など、「虚」と「実」がストーリーの軸になっていましたが、
今回は、フィンが皆をこれ以上危険な事に巻き込まないよう、表向き冷たい態度をとっているだけで、本心は別にあるのだと思いたいです。
フィンがゼロ現象の謎を追う理由や、「正しい人になろうとすれば孤独に慣れる」という考えに至った理由などフィンの過去に何があったのか、興味が湧いてくるエピソードでした。