サービス開始日: 2017-06-27 (3248日目)
お役目の真実と恐怖に一人また一人と去っていく防人の少女たちだけど、大赦からはまるで使い捨てを見越していたかのように次々と人員が補充されていく。そこに、浮かび上がるのは楠芽吹の違和感。
ただでさえ、誠実でストイックな彼女の行き着く先は、そんな大赦の不倫理を許さないということ。防人たちも勇者のように使い捨てではないと認めさせることだった。
しかし、そんな芽吹の意気込みをいなすかのようにして、大赦は国土亜耶が生贄として必要だと召し上げて、今まで外界に植えてきた神樹さまの苗も回収しなければならないと告げる。
そんな今までの努力と犠牲が全て無に帰るかのような現実は不条理ではあるが、良くも悪くもと常に目の前のことに全力な楠芽吹と符号するかのような運命にも見えていた。
フツーにゲームを楽しんでどうするんだよ……、視聴者も楽しませてくれよ……
しかし、最後の引きがちょっと気になったので、とりあえず2話までは引っ張る
報われない過去に頑張り方を忘れてきてしまったカメラマンの主人公・眞賀孝哉と、楽しいだけで頑張れて次こそは行ける!と信じてレースに参加するF4レーサーたち。そんな冷めた空気と燃えるような熱のコントラストが、グッと交わる瞬間が印象的な物語の幕開けでした。
この物語でフューチャーされる小牧モータースは、中でも金のない信念と渇望だけでやってるようなもの。だから、きっとレーサーの浅雛悠の一つハンドルを切る手にも全部の思いを懸けるような集中力があって、それ故の「応援なんていらない、一人で走るんで」というツンとした発言だったのかと後から振り返ると思ったりもする。
でも、そんなに本気だからこそ、ミスってバーストしてしまった悔しさも本気のものになって、心を打たれるとかそういう前に「美しい……」「綺麗……」という感情が前に出てくるような彼の泣き姿だったように思う。
一人で文化祭の料理の準備をしようとする民子は、もう完全に意地を張ってしまっていた。ところが、緒花たちもやってくると、なんだかんだと揉め事の発端であるオムライスをお昼に作ることに…。
そして、緒花たちみんながアイディアを出して作ったオムライスを食べてみると、民子の舌にも美味しい味。すると、それなら何とか教室の設備でも美味しくオムライスを作ってやろう!と途端に民子もやる気も出したようだった。そして、そんな民子の姿は、不可能を可能にするまさに彼女の目指すプロの料理人の姿に見えていた。
そして、これらの文化祭を巡るクラスメイトとの衝突と仲直り、恋愛、将来の夢はまさに青春の光る1ページを刻んでいた。
やはり古賀葵さんの突っ込みは良すぎるし、水樹奈々さんの子供っぽいキャラが新鮮すぎて楽しい
そして、フェニックスの放つ異彩さよ
EDでサビ前に次回予告入るのもめっちゃ好き
終盤のクライマックスの怒涛の展開、特に二転三転をめくるめく繰り返すような白熱さは3部さえ上回るような最大瞬間風速だった……!!!!無能力者のハヤトくんが決定的なとこで吉良吉影を追い詰めるとこなんて、本当に絶叫してしまうようなアツさがあった………。
とはいえ、序盤から中盤はかなり物足りなさに欠けていると思わざるを得なくもあった、1話1話のパンチの弱さが全体として足を引っ張ってしまったのは確かでもあると思う。
ハヤトくんのバイツァーダストの回避方法、吉良に自ら喋らせる方法、生身の子供が最強無敵のスタンド使いを出し抜く姿に絶叫してる
そして…そして……、億泰〜〜〜〜〜〜!!!!!!
しかし、結局は旅行雑誌による喜翆荘の評価は低く…。納得いかないみんな、そして特に緒花は雑誌社に乗り込むことにしてしまう。なんだか無茶にも思える緒花だけど、きっとそこにはみんなの頑張りを認めて欲しい、頑張ることが輝けることに繋がると証明したいという思いがあるように見えていた。
そして、東京まで来た緒花だけど、あの評価記事を書いたのはそもそも喜翆荘に来てもいない母・皐月だった。「大人の事情だからしょうがないし、今までだってそうやって仕事をして緒花を育ててきたんだから」というお母さんだけど、緒花は今までお母さんに我慢してきたこと全部とまとめて怒りを爆発させてしまう。
でも、お母さんからの言葉に緒花も頷ける部分があるのだと思う。「人に胸を張れる立派なものだけが仕事じゃない」と自分で言いながらも、それで緒花を育ててくれたお母さんの頑張りと優しさまでは、緒花も否定できないはず。でも、自分の頑張りが報われてくれないことへの悔しさも確かにあるから、その二つの間で割り切れずに余計に悔しくなってしまう。
だから、そんなどうしようなくなってしまった時に、民子と徹さんが現れて、緒花は思わず泣き出してしまったんだと思う。今も昔も頑張りが報われてこなかった東京の中で、頑張れば頑張った分だけ認めてきてくれた喜翆荘という居場所を感じることができて、どこか安堵感といっそう際立つ悔しさとが涙に溢れてしまったように見えていた。
ここまでいっぱい頑張ってきた緒花だけど、遂に頑張りすぎで熱に倒れてしまって…。
すると、みんなも緒花ちゃんがいない分、そして緒花ちゃんが今まで頑張ってくれていた分に習おうと、喜翆荘全体がいっそう頑張ろうと意気込む雰囲気になっていた。
しかし、それを見た緒花は逆に自分ももっと頑張らなくちゃとしてしまって、見兼ねた菜子から「緒花ちゃんがいなくてもちゃんとやれるから」と言われてしまう。もちろん、菜子の言葉は緒花を安心させたいがためのものだけど、ひたすら頑張ることで喜翆荘の中での居場所を見つけられた緒花にとっては、自分がまるでいらない子みたいに思えてしまっていた。
そんな風に落ち込んで泣き出す緒花だけど、民子は不器用ながらも「あんたがいなきゃダメなの!」と言ってくれて、菜子も「それは違くて、早く帰ってきてっていうか」と必死に本心を伝えようとする。そのうちに緒花は安心したのか、再びに眠りに落ちてしまっていた。
そんな緒花とみんなを見ていると、倒れた緒花にみんなが「大丈夫だよ」と見舞いに来てくれることこそが、それまでの緒花の頑張りがみんなに響いていたことの証明だったように思う。それに、緒花がいなくても大丈夫というのは、緒花の日頃の頑張りがみんなに力をくれていたから、たまには緒花本人がいなくても大丈夫というようにも受け止められるようだった。