サービス開始日: 2024-10-05 (551日目)
制作スタジオが月虹ということで懸念はしていたが、予想を超えて期待を下回ってきた。原作の作画が非常に良く、毎話タイトルを最終コマで回収する構成がエモいのだが、声はどう転んでも声優があてるのだから作画が原作を超えないと話にならない。アニメになればよしという原作じゃないので、これではアニメ化の意味がない。しのぶの声も、キャラ分けのつもりかお姉さん側にふりすぎなのでは?この会社、もしかして手癖で作ろうとしてる?
最初からもう作画ヤバいし、展開安直だしおかしいし…。随分古参らしいがなろう小説原作らしい。まぁいつものなろう系ってことで。
なかなか凝った設定はしているし、アニメーションも気合入っている。面白くなるかはわからないが、十分に期待させる枠なのは間違いない。
原作はいずれのメディアも未読。7人の少年少女の悩み、葛藤、交流を描いた作品で、設定はかなり現実離れしたもの。プロットとしてはシンプルなのだが、こころのいじめ描写は丁寧で、不登校児たちが集った先で隠し事をしながら屯する様は意外とリアリティがあった。
反面、リオンと姉が設定的には非常に特別・特殊なはずなのに大して触れられず、他の7人もアキ以外は最後に少しだけ回想が入るくらいで大した掘り下げがなく、これなら3人ぐらいで良かったのでは?と思わされる。原作ではもっと個々に掘り下げがあったのだろうか?孤城の設定や制約がふわっとしすぎている点も含め、こころとアキにフォーカスして他の描写を捨てた結果、この物語の根幹を成す孤城の奇跡を受け入れるに足るだけの積み重ねの描写が不足してしまい、ご都合主義感が出てしまったのは残念だ。
ミステリー的な部分は若干の既視感もあってわかりやすく、会えなかった時点でほぼ全容の予想はついてしまった。エンディングへの展開は先述のとおり若干ご都合主義で、それを是とするに足るほどの積み上げはないように感じた。ハッピーエンドにつなげるためとはいえ、終盤の唐突な設定破棄はよろしくないと思う。
キャラクターデザインは一般ウケを狙ってあえてだと思うがシンプルすぎてやや魅力が不足。クライマックス付近の演出も全体的に微妙で、カタルシスを絵的に補強しようとして無駄な演出が加えられた結果没入を阻害する部分があった。
全体的に感情を動かすシーンはあちこちにあり、及第点で楽しめはするのだが、あちこちの粗は目について手放しで素晴らしいとはなりにくい、あと一歩感のある作品だった。
この後の展開も考えると好きな作品ではあるのだけど…全体的に粗が目立つ作品でもある。特によくわからないUMAの乱発と、アンディの能力の雑さが…そしてこの周回で次々雑魚死していく否定者たちの扱い。最終ループに入るまでとっ散らかってる感が強いのが色々もったいない。
全てが支離滅裂でもはや真面目に感想書く価値もない…全てが作者のオナニーである。上手いオナニーならまだ何かの参考になりそうなものだが、中学生の覚えたての下手くそオナニーをドヤ顔でずっと見せられている。金払って欲しい。
千歳をかっこよく描く目的を外して考えれば、全部がこうなるはずがない展開。つまりこれは全てが気持ちよくオナニーするためだけに準備されたエロ本だと判断するしかない。エロ本を一般文芸として評価する意味はない。
原作未読、夜は短し歩けよ乙女視聴後。テーマは異なるが、モチーフとしては同じく京都大学での大学生活を扱ったものになっている。こちらは1話毎に異なるサークルに参加した並行世界を描写した構成を取っており、序盤はそれが物語をうまく駆動している。ただ、中盤以降の三択はかなり冗長な描写になっており、TVシリーズ化の構成で苦慮、妥協した点ではないだろうか。リアルタイムで見る分にはさして気にはならないと思うが、一気に視聴する場合はくどく感じたのは惜しい点。
キャラクターは申し分なく魅力的で、特に主人公と小津は捻くれた京大生の描き方としてなかなかに素晴らしい。どの並行世界も新一回生が夢想するような輝かしいキャンパスライフでは決してないのだが、ステレオタイプの理想を外してみればどれも奇妙に魅力的で、記憶に焼き付く忘れ難い学生生活なのだ。閉鎖された四畳半を通じ、世界が変わらず豊かさを湛えていたこと、何より小津が得難い友であったことに気づく展開は、この年頃の内向的な学生に訪れるブレークスルーを上手く描いている。明石さんは、この作者の女性に対する距離感を反映してか、若干描写が薄く舞台装置的なのが惜しまれる。
ループ的な並行世界でありながら、世界は(四畳半を通じて?)互いに影響し合っており、あちこちにその断片が見え隠れする構成もこの世界の奇妙さを演出して興味を引いた。最終的には四畳半引きこもり世界が物語の正規ルートになったのだろうか、それともサークル参加は全て夢想であり、結局は四畳半で引きこもっていただけだったのだろうか?
夜は短し…と同じく同時代に同じ場所で紆余曲折の学生生活を送った私からするとこの歳になってすら記憶を刺激して共感させられるところが多く、ストーリーの評価を一段上げさせられた。
アニメーションはどこか化物語を思わせるような実写混じりでデフォルメを多用した独特の描写で、この不思議な世界をうまく描いている。
原作未読、四畳半神話大系も未読未視聴。奇人変人しか出てこない京都の夜の不思議体験を描いたもので、原作では季節が分かれていた春の木屋町先斗町での飲み歩き、夏の古本市、秋の学園祭、冬の雪中行を一晩にまとめているらしい。背景美術に加えて場所のチョイスがいちいちリアルで、作中のキャラクターは皆荒唐無稽な変人であるにも関わらず、どの人物もそこらに居そうな奇妙なリアリティがあり、不思議な出来事もあの時代のあの場所ならもしかしたらギリギリ起きるかもしれないと思わせてくる。気になって作者のプロフィールを確認したところ、同時代に同じ大学で過ごしていて思わず納得してしまった。
乙女が先輩を好きになる理由はまったくもって理解できなかったのだが、これはそういうところに拘る作品ではない。奇妙な人物たちとその繋がりが、現実と幻想の狭間で織りなす奇妙な体験を、京都という舞台で生き生きと描く、それが出来ていれば100点なのだろう。
ただし、これは私個人が持つ京都への思い入れや体験が評価をブーストさせているため、大半の人にとっては一段階下がるのではないだろうか。
原作既読。創作を通じて仲良くなり、創作を通じて別れる…ところまではエモく描かれている。キャラクターも、藤野の思春期らしい尊大さ、ウザさもリアルで良い。ただ、京本が都合良く使われ過ぎに感じる…この物語でこの感情を伝えるのに、あの取ってつけたような殺人展開は必要ないし、そこから謎の妄想if展開もなくて良いように思う。元になった事件から衝撃を受けて描いたのはわかるが、ノイズにしかなっていないように感じる。必然性が薄い展開を経たとはいえ、ある種の喪失、そして絆の再確認と再起は描かれており、綺麗に終わってはいた。普段消費する立場からしか見ていないが、創作側の苦しみが少し垣間見えた気がした部分も興味深くはあるが、全体的に創作者の自己憐憫が情緒的に描かれたような感想は拭いきれない。アニメーションについて文句はない。
前半はほのぼの日常コメディな感じで、雰囲気アニメっぽい。中盤からはシャオヘイの持ち物を狙う妖精たちとの戦いや、執行人試験のために仮想世界の高難易度クエストに挑むなど、アクションの比重が高まっていく。
元々個人制作とのことでシンプルな線と塗りによる作画なのだが、アクションのアニメーションはアングルがグリグリ動く超高速バトルで見ていて非常に気持ち良い。日常描写にも良さはあるがやはり真骨頂はアクションということで、特に終盤明確な目的を持って仲間と挑む描写がエンタメとして良くできていた。
僕の選ぶ未来と似た視聴感で、ストーリーは設定の難解さや日常の若干の間延びも含めて未成熟なのだが、まだまだ子供のシャオヘイの成長や師弟愛、友情が終盤に感じられたのは良い点。
作画は良いけど、全体的にありきたりの域を出てはいなかった。終盤の人を殺す殺さないの葛藤は正直かなり鼻白むもので、殺し合いが当たり前の世界で実際に恩人を殺され、職業が暗殺者となった主人公がここに至るまで人を殺すことにそこまで悩むもの?同級生たちに実力をつけろ的に上から目線で要求しておいて、暗殺者が人を殺すこともできない…?そういうのはチュートリアルで見えないうちに済ませておいてほしい。仲間による全肯定っぷりもよくあるなろう感が溢れていて陳腐であった。もう少し人間関係を面白く描けないものなのか。
オバロは途中できつくなって投げ出した勢で、同じように部下を12人集めるとか言い出した時は、これは無理そう…と思ったのだが、ディーナが変な動きし始めたところからは結構面白かった。全体的に突出した良さがあるわけではないのだが、まんべんなく及第点くらい行きましたという感じで、設定的な引きもあるしキャラも面白いので続きがあればまた見ると思う。
韓国原作の中国作画と聞いているが、作画はかなり綺麗。いわゆるやり直し令嬢モノなのだが、全体的に設定や進行がふわふわしていて脚本的にはテンプレから外れており、どこを目指しているのか一見わかりにくいのだが、それが先が見えない魅力にもなっていた。ストーリー的には本人がある程度成功したはいいのだが、その分の不幸をジェニットがすべて被る形のままなのが気になる。どうせやるならそのへんもうまいことやればよかったのに。また、時を巻き戻したからといって父親の感情・記憶の封印が解ける根拠はなさそうなのになぜうまくいったのか、母親が介入できるのなら初回は何をしていたのか、といったあたりも疑問。話自体は途中も途中で終わっているので、原作は何かしらうまいことやっているのかもしれないが、アニメでは微妙な終わり方なのでこれくらいの評価。
「私…暴力が怖いの…」「それがなんちゃらゆづきなのか」4話引っぱっといてそれ?そこは出発点・前提で、その先に何を見せてくれるかを(一応)見てたのよ。実は私人間でしたぐらい意味ない話に4話。なんなのこれ。死ぬほどありがちなテーマなのはまだしも、信じられないぐらいチープなプロットと脚本の上で陳腐なセリフを振りかざして終始ミュージカルみたいに大げさに振る舞う登場人物たち。男性向けの現代版恋空と思えば理解できなくもないが、どのみちほぼ異界の小説である。