グリッドマン陣営とダイナゼノン陣営、さらには敵だった新城アカネとアレクシスまで参戦した文字通りの総力戦が最高に熱かった。映画なだけあってテレビシリーズ以上の迫力で見応えあったし、両シリーズのopをそれぞれ流すタイミングも完璧だった。ストーリーも面白かったし、何よりテレビシリーズでは最後までは描かれなかった裕太と六花のその後を観れて大満足。最後のシーンは最高だった。蓬と夢芽の方も、こっちはテレビシリーズの中で描かれたから裕太たちに比べれば控えめではあったけど、新しい関係性になった二人を観れて良かった。
グリッドマンはウルトラマンっぽかったけど、こっちはどちらかというと戦隊モノのロボ戦をアニメにしたような感じで、いずれにしろ迫力あって見応えがあった。ストーリーも、特に蓬と夢芽の関係や夢芽の姉関連の話とか色々な要素が本筋のストーリーとうまく絡んでて面白かった。恋愛模様といえる程、ガッツリと尺を使ってたわけではないけど、蓬と夢芽の関係もこっちが満足のいく結末で良かった。グリッドマンもダイナゼノンもすごく面白かったけど、個人的にはダイナゼノンの方が好みだった。
ウルトラマンがアニメになったらこんな感じなのかなと思った。特撮の戦闘シーンとはまた違う、アニメとしての良さがあった。戦闘シーン以外の雰囲気で、全体的に何ともいえない違和感があったような気がしたけど、終盤で作品の世界の秘密が明かされた時に成程なと思ったから、雰囲気づくりもうまかった作品だった。裕太の六花に対する片想いがどうなったのか気になる。
魔法バトルに格闘戦、形式は違えどそれぞれ迫力ある戦いが描かれて、満足感がすごかった回。やっぱり自分の中で、今期作品の中でも頭一つ抜けて面白い作品だってことを最認識した。
お互いの想いを相手に預け、互いにそれを負担に感じず、つり合いが取れた関係こそが理想の関係。「両重い」=「両想い」という言葉が深いなと思った。