単独での降下訓練のシーン、ダイナミックな映像で恐怖感があったし、見ごたえがあった。
無事にパラシュートを開けた時は自分も「よしっ」と思っちゃった。
喜びから抱きつこうとしたレフを止めたところは笑ったw やっぱり素直じゃないなあw
しかし、よくないタイミングでよくないものを見てしまったなあ。
イリナの両親が殺された時の記憶もひどい……
笑いに涙、それに歌、いろいろなものが詰まった、それらが融合した見事なエンターテイメントだった。
もちろん、吉浦監督なのでSF要素もふんだんに。大満足だった。
最初はギクシャク、ギスギスしていた高校生の少年少女たちが、ポンコツAIの乱入?によって少しずつ変わっていったり、元の関係を取り戻したり、爽快だった。
その過程で唐突にシオンが歌いだす、ミュージカルシーンも素晴らしかった。
歌はもちろん、ダイナミックで美しい映像、歌うシオンの表情。音楽と映像で引き込まれた。
そして、急転直下からの、少年少女たちの「シオンにまた会いたい」という思いからの、少しの冒険。みんな幸せになってくれ!と最後まで目が離せなかった。
クライマックス付近は映像的に楽しませてくれるシーンもあり、とても楽しかった。
今作は共同脚本ということで、吉浦監督らしさが薄れてしまうのではないか?と心配したけれど、杞憂だった。「サカサマのパテマ」や「アルモニ」を連想させるような要素もあるし、AIといえばもちろん「イヴの時間」
吉浦監督らしさもありつつ、誰にでも薦められるエンターテイメント作品。鑑賞後の気分がとても気持ちいい……