絵コンテ・演出: 奥田佳子
これまでの話数で沢山詰め込まれていた大喜のモノローグが一切無く、すべて雛のモノローグになっていたな。
大喜の心情表現もできるだけ排除されていた…?相手の考えていることががわからないことってこんなに怖いことだったんだ……と実感。雛はずっとこれと戦っていたんや……
そうやって完全に雛に感情移入させる舞台を整えた上で、この拒絶を見せられて、めちゃくちゃつらい…………でもそういうところを好きになったんだもんな。つらいな……つらい……
自分より上手ければ惨めになり、自分より下手になっていてもすごく悲しい気持ちになってしまう。どこまでも人間っぽい夏江杏が大好き。
幸薄そうな普段の喋り方の芝居と、溜まっていた感情が溢れ出るときの芝居がすごく良かった。市ノ瀬さんの芝居がすごく好き。