サービス開始日: 2017-06-27 (3363日目)
グエルとラウダが示すように、全て一人で背負って独り善がりに罪を償おうとすることこそが根源的な罪。それは、スレッタを一人残して、自身とエリクトだけで家族の問題を解決しようとするプロスペラも違わない。でも、家族のことなんだから、スレッタもそう、やがて同じ家族になるミオリネも、共に同じ罪を背負いながら前に進めば良いじゃない!というのが、迷いの先に光を見つけたミオリネの答え。それこそが愛なんだと思う。
みんなと共に進み始めたスレッタはまずミオリネのもとへ駆け付ける。間違え続けてもう後にも先にも進めなくなっていたミオリネに、スレッタは贖罪を許す。「正しくても間違っても、自分のやったことは取り戻せないから、前に行くしかない」というのはそういう意味なんだと思う。
みんな限界のショットしすぎよ…
でも、葵は確実に覚醒して、姫川は及ぶべくもないけど………
って、え?パパ!?
2期も1話目からアツい展開わね
その一方で、クソ挑発野郎なイヴだけじゃなくて、相手のプレイに「すごーい!」とか手叩いてる葵も気抜けすぎか、準々決勝も葵はキスキス言ってるし
そして、6色目のオレンジバレットだけど、打った直後のイヴの「パパ……ママ……」って反動で幼児退行でもしちゃうの!?
世界観の違いのすれ違いの衝突の中で、彼らは失って失い続けてて、でもまた取り戻さなくちゃいけなくて。その中で、彼らはまたすれ違うことを恐れて忌避した結果、ちゃんと取り戻せなくて、力で奪い返そうとしてしまって、それで取り戻せるものは、さらなる喪失でしかない。
アーシアンもスペーシアンもお互いの世界に引きこもったまま。失ったものは奪い返そうとしても、戻ってこない。失われた命の分を奪い返そうとしても、また命が失われるだけ。
一番じゃないやり方、スレッタが捨てられたのもそういうミオリネの魂胆。でも、その迂回ルートはプロスペラに先を越され、飲み込まれてしまう。しかし、その裏でエアリアルはプロスペラの先を行って、ミオリネを彼女の檻から解き放っていた。
スレッタが得たのは、喪失という解放。失ったのは、束縛する道しるべ。ミオリネが、プロスペラが...、スレッタを導いてきた彼女たちが去ることで、スレッタはようやく自由な世界に産声を上げることができた。
「進めば二つって今は思えない」とスレッタが気付いたように、もう彼女は何もせずに一つを確保することもできない。自分の足で踏みだして、ようやく一つを得なければいけない、しかし自らの意思で望めば何でも得られる世界に解き放たれた。
スレッタにとって、ミオリネは大切なものというのは絶対的な価値。そして、たぶんそれはきっとどんなミオリネでも良いんだと思う。
でも、ミオリネは違う。操り人形のスレッタじゃイヤだ。だから、自分の手でスレッタを何にも縛られることのないように解き放ちたい。そして、今のプロスペラに糸を引かれて差し出したスレッタの手も跳ねのける。そこに潜む想いに、プロスぺラに言われたからではなく、スレッタの心からの想いとして私を選んで欲しいという願いが見えるような気がする。
ちゃんと生きていたいはず、なのにいつも体が勝手に動いてしまう。どうやったら自分のことを考えられるのか。
観察というのは、自分の外へ目を向けて見なさいということなのだと映った。
「理想だけでは叶えられない」というサビーナに導かれ、「地球と宇宙のかけ橋になる夢」をニカは追う。被害者面はもうしない、当事者となる覚悟を携えた姿は、いつまでも現実から目を背けてプロスぺらに言われるまま何も負おうとしないスレッタと違って確かな正しさと人倫があった。
それだけではなく、スレッタだけがゆりかごの上で現実に目を閉ざしている中で、ミオリネも彼女の目指す正義のためにプロスぺラと共犯者になる道へ跳び込んでいく。それぞれがそれぞれの現実の当事者へ踏み出していく。
あの日以来の狼人間からの襲撃で思い出されるウェブスターの悲劇のこと。
ルーシーは兄さんのことが好きなのに、兄さんは魔術師として勝る私のせいで家を出ていかなければいけない。ルーシーにとって、自分のせいで大好きな兄さんと離別しなければいけないことも、それに自分が家を出なければいけない理由でもある自分のことを兄さんは本当はどう思っていたのか……。ルーシーの急に空っぽになったような気持ち、大好きだった兄さんを疑わずにいられない想いが痛切に見えた。
演出上の恋は本物の恋へ。
特に印象的だったのが、打ち上げでのアクアとあかねの場面。あかねが想いをじわじわと募らせるアクアに仕事としての関係だと言われて一度は落胆するけれど、でも女優としては好きだと言われた時のあの抑えきれないような笑顔が焼き付いた。自分が一番自信があって、自分の生き様でもあるその姿を「好き」だと言ってくれたことは、きっとあかねにとって、プライベートとして好きと言われたことと同じくらい、もしくはそれ以上に嬉しいし、認められたという実感があるように映った。
だけど、アクアのその言葉もきっと、アイを演じてくれる姿が好きだと言う意味で、結局その目に黒川あかねの姿は映っていないようにも思えるのが、胸をつんとさせもする。
かなちゃんに対して何か言いたいんだけど、かわいい愛おしいしか出てこない
なんだろ、恋愛感情に振り回されてる姿がとっても愛おしい
グエルが進んだ先に、落ちて、辿り着いたのは大地の星。そこに広がるのは、楽園的な日常の失われた戦場という現実で、戦えば得られるものは死ばかりという原則が支配していた。
そんな地で父を失ったばかりのグエルは、自分と同じ様に父を失った小さな少女の命もまた救えず…。彼は進んだ先に何を求めれば良いのということすら見失っていた。だから、彼はもう何も失わないために、見えない先へと進み続ける。
宙の楽園は失われた。人の死なない決闘場は、命を奪い合う戦場と化し、日常は容易に帰らぬものとなる。そんな現実を突きつけるソフィとノレアが望むものが、まさにその日常だった。
彼女たちとスレッタは見ている世界が何もかも違う。地球で何もない彼女たちは、スレッタが「そんなもの」と言い纏める日常を命懸けで追い求めている。一方で、スレッタは何もかもを与えられて、ガンダムが暴力装置であることも、戦えば人が死ぬことにも気付けない。
プロスペラのもう一人の娘であるエリクト・サマヤでできたモビルスーツというゆりかごの中で、スレッタは全ての悪意から守られていて、その悪意の存在すら知らないという最も醜悪な存在として映っていた。どこまでも無垢であるが故に、自分の邪悪さすら無自覚な様は、まさに魔女だった。
一見すれば、何も変わらない日常が続く。だけど、ソフィとノレアと入寮してきて、漂うのは不穏な空気感。
彼女らの工作を阻止するために、決闘を挑むスレッタだけど、未だなおガンダムは人殺しの兵器なんかじゃないと言い張れるのは、ただの夢想なのか、はたまた狂気なのか、それともあの惨事すら必要悪と言うほどの強固な信念なのか。プロスペラでさえも、ミオリネに戦争のない世界を作る役目を託すが、それは真意なのか何なのか……。