1年振り2度目の視聴。
自分の気持ちと大切な人の気持ちを天秤にかけるしんどさがひしひしと伝わってくる作品。選んで、進んで、立ち止まってしまった大人たちと、まだ選ぶ前の、真っ直ぐな子供たちの対比。登場人物それぞれが違う想いを抱えてて、見る度に、そして誰に感情移入するかで受け取り方が全然変わってくる名作。個人的には「あんたになってもいいと思わせてくれ」という"しんの"の言葉が印象的だった。自分も過去の自分に「なってもいい」と思わせられるような自分にならなきゃなという気持ちにさせてくれる大好きなセリフ。
ストーリー以外の部分では作画の美しさが際立っていたと思う。とくに背景の書き込みは本当に綺麗で、現実の秩父と見紛うほど。多くの人が秩父三部作の聖地巡礼をしたくなるのも頷ける。
あいみょんの主題歌も作品の雰囲気にマッチしててとても良かった。
同時期に青春モノのアニメ映画が量産されたこともあって知名度はそこまで高く無いが、老若男女問わずオススメしたい一本。
"アクダマ"と呼ばれる超ド級の犯罪者たちが繰り広げるクライムアクション。犯罪者でも何でもないただの"一般人"だったはずの主人公が、ひょんなことからアクダマ達と行動を共にすることになり彼らの信念や生き様に触れ、残酷な運命を背負った"兄妹"を助けるために"詐欺師"として散っていく。ストーリー中に魅せたアクダマの生き様が本当にカッコイイ。そして全滅エンドには驚いた。ラストで四国がどんな場所か明かさない演出も粋に感じた。
独特な世界観と演出、戦闘シーンの作画などシナリオ以外も素晴らしく、2020年のオリジナルアニメの中でも一二を争う出来だったと思う。
気楽に何も考えずに見られる良作。作画もかなり良かったと思う。
個人的には栄依子と先生のガチレズ感ある絡みがたまらんかった。先生の無自覚なイケメンムーブに翻弄される栄依子が可愛かった。二人恋の行方が気になって仕方ない。
「最強の挑戦者」=稲荷崎高校との死闘を描いた4期の第2クール。相変わらず登場するキャラクターひとりひとりがそれぞれに個性的かつ魅力的で相手チームの選手にもつい感情移入してしまうのが凄い。ストーリーも両チームの何としても勝つんだという気持ちがビンビン伝わってきて本当に胸が熱くなった。願わくばアニメでこの続きが見たい。
「さすがお兄様!」と言いたくなるようなシーンが少なかったのは残念。それでも概ね期待通りの面白さでした。わかりにくい部分も少なくはないが、それはしっかり世界観や設定が作り込まれているからこそ。スピンオフも楽しみ。
続編でキャラクターに愛着が湧いているからこそ最後まで見れた。ウィーネとの出会いだったりゼノス達の苦悩だったりは面白かったけど、ウィーネを謎の魔法で蘇生させる展開は正直萎えた。あれをやってしまったら生死をかけて闘った主人公が滑稽に見えてしまう。最後も負けて終わってしまったし、主人公の活躍をあまり見ることが出来ず消化不良に感じた。
前半を各グループの掘り下げに使い、後半は合同ライブに向けた315プロ全体の話にシフトしていく構成が上手かった。1クールでこれだけの人数を出したにもかかわらず綺麗に纏まっていて面白かった。