サービス開始日: 2020-05-11 (1651日目)
・癒やされたいあなたにオススメのアニメ
とにかくすぐ癒やされたかったら、一話の冒頭だけでも見る価値があります。
映像と音楽の美しさで、やられること間違いなしです。(れんげの下手なリコーダーがまたいい味出してました)
・上手く振り分けられたメインキャラの役割
視聴者の代弁者にして百合要員の蛍、イジられながらドラマを展開させる小鞠、話をかき混ぜるトラブルメーカー夏海、このアニメの最終兵器にして諸刃の剣であるれんげと、とにかく各キャラに与えられた役割が上手いんですよね。
これらの役割をキャラがしっかり果たし、おもしろい物語を構成しています。
・一話と最終話を繋げることで、物語として完成したラスト
一見するとほのぼの系で物語性がなさそうな本作。
しかしそこはさすが吉田玲子女史が脚本を担当しているだけあり、いろいろ仕掛けがあります。
1話1ヶ月ペースで作中時間を進行させたり、一話目と最終話を繋げることで物語として完成させたりと、いろいろな手が使われています。
特にお気に入りのエピソードは、れんげの表情だけですべてを語ってみせた第四話と、過去と現在を見事に並行して描いた第十話です。
・最後まで扱い安かったキャラ小鞠&蛍
この二人は本当に便利で話が作りやすいキャラでしたね。
お互いの属性が正反対なので、そこを活かしたおもしろいドラマがたくさん描かれていました。
視聴前はれんげがメインキャラだと思っていたので、この二人の活躍ぶりには驚いたものです。
・一話で出た疑問『ここは田舎なん?』に対する最高の答え
れんげの疑問に対し、『ここは田舎だけどとても好きな場所』と最高の返しをした蛍。
これぞまさにこの作品における最大のテーマであり、それを視聴者の代弁者的ポジションの蛍に言わせたのがよかったです。
・同じく一話でみんなが見た桜の姿でシメ
一年が経過し、またあの桜が咲く。
物語として最高のシメかただったと思います。
さらにそこから手を振るれんげたちの姿が映り『このお話もこれで終わりか』と少ししんみりした気分に(まだ二期と映画、さらには放送前の三期がありますが)。
・ヴァイオレットが知りたい愛→それは帰ってきたブローチに込められたもの
ギルベルトがブローチをプレゼントしたこと自体が『愛』ですし、クラウディアが給料を全額使ってでもブローチを買い戻したのも、また『愛』。
愛がこもったブローチの意味を、ヴァイオレットいつ知るのか。
続きが気になりますね。
・自動人形として自信がないエリカ→向いてなくても続けるヴァイオレット
このあたりの対比は、さすが吉田玲子女史といったところ。
見事に二人の違いを描きつつ、最期にはエリカを成長させている。
感情がないはずなのに、人の心を激しく揺さぶるヴァイオレット。
本当によく考えられていますね。
・感情を知らないからこそ、人を傷つけてしまうヴァイオレット→感情を知った時、何が起きるか?
今回とても大きなミスをしてしまったヴァイオレットですが、だからこそ今後の成長に期待したいですね。
でも成長して変わりすぎてもヴァイオレットとしてのキャラが変わってしまうし、どこを着地点とするのか気になります。
・『名前』というテーマでこれだけ話を作れる引き出しの多さ!
タイトルから始まり、ここまでネタを捻り出せるのは、さすが久米田先生といったところ。
かってに改蔵の頃のおもしろさを失わず、さらにストーリーテラーとしても進化中。
これからも久米田先生の作品に期待です。
・勘違いハーレム進行中→もしかして可久士がいなくなったのって……
もしかして可久士って誰かに刺されたんじゃ……なんて昼ドラみたいな妄想をしてしまいました。
でもこれもミスリードで、実際はもっとすごいサプライズが用意されているんじゃないかなと、こちらも期待しています。
・『視点』からマンガ家あるあるをやりつつ、物語を進行させる技術力
家族パートでもしっかり『視点』を活かしたオチにしているあたりが上手いですよね。
昔は暴走オチや逮捕などの悲惨オチがほとんどだったのに、いい意味で変わったなと、過去作ファンとしては思いました。
メモ
現在パートの姫の目にハイライトがない。
オープニング映像ラストでの可久士と真正面から見つめ合う(姫は睨んでるとも解釈できる)シーンといい、いろいろ妄想が膨らみます。
・シリーズ初の一話丸々使った中編エピソード
蜂蜜館を舞台に、なかなかおもしろい抗争劇を繰り広げていましたね。
抗争と言いつつも、最終的に食欲に負けて争いが終わるところが、実にこの作品らしくほのぼのしています。
・なんでもありの蜂蜜館
蜂蜜館の住人たちは個性豊かでしたね。
初代の主人であるウカイへの複雑な思いを持つ、ヒガキと旋毛丸。
どちらも魅力的なキャラです。
エンディングで明かされた蜂蜜館の契約書も実に『らしい』内容でした。
・作戦指揮のハクメイ、ミントジュレップ作りのミコチ→ちゃんと主人公してる二人
ハクメイとミコチがそれぞれ活躍しているところがいいですね。
それぞれに特技があり、どちらかが片方におんぶにだっこではない。
しっかり主人公二人が活きていて、よく考えられているなと思いました。
・蛍というキャラの魅力
小学生なのに大人っぽくて、都会育ちだから田舎の良さがよりわかる。
蛍というキャラはこの作品の良さをより活かす、いい潤滑油になってますよね。
そこへ小鞠への百合要素も加わり、ひと粒で三回おいしいキャラですね。
・宇宙人ネタからまさかのオチへ
夏海の宇宙人ネタに内心怖そうな小鞠。
また小鞠が怯えるオチかと思いきや、今回は捻ってきましたね。
こういうマンネリを打破する物語展開、とても好きです。
・スキーの講義が抗議に→その後のオチにやられた!
まさか夏海もスキーをやったことがないという強烈なオチ!
よく見るとたしかに手を上げてて、思わず吹き出しました。
夏海のテキトーなイタズラっ子ぶりをよく描いた名シーンだと思います。
・吉田玲子が手がけた作品の中でも高評価な作品
メダロットと若おかみのあまりのおもしろさに、吉田玲子女史の作品を追いかけることを決意して早数ヶ月。
やはりこの作品は外せないだろうと、視聴を開始しました。
・戦場で道具として生きてきた少女ヴァイオレット、愛してるの意味を知るため、代筆の仕事へ
戦場で『道具』『犬』としてあつかわれたヴァイオレット。
戦争しか知らないヴァイオレットが選んだ新たな道は、愛の意味を知ることでした。
この一話だけで涙腺が刺激され、特にヴァイオレットとあの人の最期には思わず涙。
ヴァイオレットがどのような手紙を書いていくのか、非常に気になりますね。
・ヴァイオレットとともに『愛』の意味を知っていく吉田玲子女史、そして視聴者
今まで見た吉田玲子女史の作品は、どれもエンタメを強く意識したものでした。
初期のメダロットでは多数のおもしろ脚本を執筆し、そのエンタメ力はけいおんやガルパンあたりで結実。
そこから脚本家として更にどう成長するのかと思ったら、まさかこういったメッセージ色の強い作品を描くようになるとは。
これから始まるヴァイオレットの『愛』を知る物語。
それを描きながら、吉田玲子女史もまた『愛』について真正面からぶつかり、エンタメ脚本家として殻を破っていくのかと思うと、ワクワクします。
同時に視聴者側も作品自体と作り手側、その両方を見守りながら『愛』について考えていく。
そんな構図になったらいいなぁ、と思いました。
・超高速ハーレム展開
まさかこんな形でハーレム展開を持ってくるとは思わず、吹き出してしまいました。
やっぱり久米田作品の主人公はモテますねぇ。
・今回の暴走枠は六條先生?
六條先生が大変なことになっていましたが、これからどうなるやら。
名取羽美的なあつかいのキャラになるのか、それとも……。
今後の扱いに要注目のキャラです。
・同じ間取りの家、深まる謎
いろいろ伏線がばらまかれていますが、はたしてどう決着をつけるのやら。
久米田先生ならまちがいないと思うので、このあたりにもさらに期待ですね。
・かわいらしい隣人コハル
コハルがいいキャラしてましたね。
かわいい声にかわいい性格、でも見た目は虫というギャップ。
都会に憧れる姿もまたかわいかったですよね。
・写真家ミミのこだわりと、最高の失敗作
写真家でありながら、自分は撮られたがらないミミ。
そんなミミにとっての失敗作が、最高に幸せそうな写真だったところがいいですね。
写真家としてのスタンスも凝ってますし、こちらも好感の持てるキャラでした。
・エンディングのオマケエピソードがいいっ!
船のバーで出会った二人の物語がよかったですね。
これぞ純愛というか、恋愛の本質でそれだよなと強く思いました。
・大晦日と過去編を同時進行させる超絶技巧
別の時間軸をひとつのエピソードにまとめるには、相当な物語構築力が必要になります。
過去編がフラストレーションにならず、しっかり意味のあるものになっているあたりがお見事でした。
・駄菓子屋がれんげに甘いワケ
なんで駄菓子屋はれんげにだけ甘い(というより弱いら)のかと思っていましたが、赤ちゃんの頃から知っていたからなんですね。
駄菓子屋と赤ちゃんれんげのやりとりに、心を癒やされました。
・成長して変わったれんげ、でも変わらない二人の寝姿
赤ちゃんから女児に成長して変わったれんげ。
でもやっぱりまだまだ子どもだし、最後には駄菓子屋といっしょに寝ちゃう。
二つのエピソードでオチを同じものにし、二人の関係の変わらなさが描かれているところが、実に最高でした。
・たまこがバトン(もち蔵の想い)をキャッチするまでの物語
たまこの部活動と恋心をリンクさせる展開がさすがですよね。
こういう仕掛けかなり好きです。
・変わらない日々を描いたテレビシリーズ、変わりつつある現実を描いた映画版
この劇場版ではみんな変わりましたよね。
高所恐怖症だったのにラストで木に登ったかんな、口下手だったけど留学を決意する史織、最後にはたまこの背中をそっと押したみどり。
なにより恋心を知り変わっていく、たまこの姿が瑞々しく描かれていました。
・デラちゃんという導き手を敢えてカット→悩みまくるたまこともち蔵
テレビではデラちゃんという物語を引っ掻き回す舞台装置があったため、わりとスムーズに物語が進行していました。
しかし劇場版ではデラちゃんがオマケコーナーに左遷。
その結果、悩みまくるたまこともち蔵のかわいい姿が見られたので、結果オーライですね。
便利キャラであるデラちゃんをあえてカットする決意をしたスタッフの皆さんに拍手です。
・辛いとき、悲しいとき、いつももち蔵がそばにいてくれた
このあたりの演出がすごく胸に染みました。
おもちを好きになれたのも、もともとはもち蔵のおかげ。
たまこを構成する最大の要素であるおもちを与えてくれたのですから、そりゃ『大好き!』にもなりますよね。
・キスどころかハグすらない純なラブストーリー
吉田玲子女史の作品って恋愛シーンがほとんどない印象です。
(自分が見たものだとメダロットの『キクヒメの恋』と王ドロボウJINGのカンパリのエピソードくらい? キクヒメの恋はほとんどギャグでしたが。この映画の後の作品だと、かいけつゾロリZZのひみつでBTFをオマージュした恋愛ものを書いてますよね)
そんな中で今回タブーとも言えた恋愛ものにチャレンジしたのは、やはり作中の人物同様にスタッフたちも『成長して変わる』必要があったのかなと、なんとなく思います。
・ギョウザを作ったり、旅先でマンガを書いたり→マンガ家あるあるがおもしろい!
このあたりは久米田先生がマンガ家としてベテランの域に達したからこそ書ける内容ですよね。
これからもマンガ家あるあるに期待です。
・担任の先生と恋の予感?→他にも女性陣の影が……
結構女性キャラが多い作品なので、これからどうストーリーを展開していくのか楽しみですね。
絶望先生みたいなハーレム状態になるのか、それとも新機軸を見せてくれるのか。
・成長した姫が辿る真実→姫もまた秘密を『秘め』ている?
今さら気づきましたけど、姫って名前は『秘める』の意味も込めてつけられているのでしょうね。
姫はなにを秘めているのか?
さまざまな面から期待できる作品なので、観るのが楽しいです。
・商店街が主役の物語
商店街を主軸に物語を描ききったのが、この作品のすごいところですよね。
さまざまな人々の人間模様を描きつつ、たまこという少女の幸福を物語る。
とても見応えある作品で、くり返しみたいと思えました。
・デラちゃんという語り部
デラちゃんのキャラが実にいいんですよね。
リアルタイムで見た時は若気の至りで『このキャラうざっ』と視聴を断念する理由になってしまったのですが、年を多少重ねてから見ると見方が変わります。
尊大でウルサイ上にトラブルメーカーだけど、思いやりがあってお節介ないいヤツ。
この作品で友達になりたいキャラは、個人的にデラちゃんがナンバーワンです。
・部活ものから群像劇への進化
けいおんでは部活を中心に物語を作り上げた山田監督&吉田玲子女史。
それが今回は商店街を描く群像劇に進化しているあたり、クリエイターとしての向上心を感じます。
群像劇は作り手だけでなく視聴者にとってもハードルの高い作品なので、けいおんほどのヒットには至りませんでした。
でも自分の中では、しっかりこの作品は『けいおんの次』として意識しています。
・ひっそりした商店街に過去を思い出したたまこ→最初に抱きしめたのは……
ここで一話でも見せたデラちゃんの優しさが活きてくるんですよね。
すごい伏線、というかリフレインです。
自分はやっぱりデラちゃんのことが好きだなぁ。
・けいおん(一期)では最終回に唯を走らせた吉田玲子。たまこまーけっとで走ったのは……?
そう、走ったのはまさかのデラちゃん!
スタッフもやはりデラちゃんを主人公の一人として見ていたわけですね。
その後、たまこもしっかり走るわけですが、今回はデラちゃんのシーンに軍配が上がりましたね。
あの泣きながら走る演技、すごいです。
・伝えるメッセージは変わらず、しかし届けるための物語は形を変えて
『変わるようで変わらない日常がある』はけいおんから続くメッセージですね。
『たまこまーけっと』としてはここでおしまいですが、この作品にはまだ続編の『たまこラブストーリー』があるわけで。
劇場版ではどのような結論を見せてくれるか、期待です。
・登場人物に『職人』が多いお話→髪を切る『職人』美容師ジャダ
この作品に出てくるこびとさん達って、みんな職人的な特技を持っているんですよね。
特技、もしくはやりいことをして生きているところを見ると、元気と共に勇気までもらえます。
・出てくる食べ物や酒がどれも美味しそう!→イワシとの楽しい休日
前から思ってましたが、この作品って酒盛りのシーンが本当に楽しそうなんですよね。
旨い酒を飲んで、美味しいごはんを食べる。
すごく健康的でステキな生き方だと思います。
イワシがハクメイを飲みに誘うようになるのも納得です。
・エンディングのあとにまさかのCパート→楽しいレモンチェッロ作り
エンディングでの解説をまさか本編で活かすとは思わず、びっくりしました。
ハクメイとミコチに次々友人ができていくところも、この作品の見どころですよね。
・前半は突発的な文化祭回
文化祭のがっかりぶりが楽しい回でしたね。
なんとなく『ピューっと吹くジャガー』のガッカリイリュージョンを思い出しました。
オチの伏線がしっかりしているあたりが上手いです。
・後半の懐かしいもの回→こんなおもちゃあったなぁ
出てくるものがどれも一度は子どものころさわったことのあるもので懐かしかったですね。
今の子どもたちがこれらのおもちゃを見たらどう反応するのか、そんなことを考えてしまいました。
・めずらしく二回連続オチで痛い目みる夏海→特に二個目のオチは……
夏海にも無邪気な少女時代があったということですね。
特に『お兄ちゃんと結婚する!』は佐倉綾音さんの名演技が光る、最高のかわいさでした。
・昭和のシティポップ的な雰囲気がステキ!→エンディングも大滝詠一!
とにかくオシャレなアニメですよね。
ひとつひとつの場面がセンスにあふれています。
特にエンディングで歌詞に『隠していたから』と出た場面で『かくしごと』のタイトルを見せるのは、にくい演出だと思いました。
・作家の書きたいものを書かせないのが編集の仕事→そういえばジャンプで最近……
このエピソードを聞いてからジャンプの某打ち切りマンガのことを思い出すと、この作品って本当のことを語っているんだな思えました。
作者の書きたいものを書かせない、これ大事です。
・冒頭の時点で物語のラストが決まっている巧みな物語構成→あの久米田先生の作品だけに、どんな仕掛けがあるやら
過去に久米田先生が手掛けた作品はオチとその伏線がすごいことで有名ですよね。
自分はかってに改蔵のオチにやられたタイプの人間です。(まさか一巻の頃から載っていた裏表紙のアレが伏線なんて!)
今回はどんなオチを見せてくれるか、非常に楽しみです。
・当たり前が突然変わる恐怖
お妃候補に選ばれてしまったたまこ。
そのことによる環境の変化と、それに戸惑う人々(たまこ本人も含めて)の様子が描かれた回でした。
みどりたちが語る『急に当たり前が変わることの怖さ』がより物語をリアリティあるものにしています。
・王子との玉の輿より、自分が積み重ねてきたメダル!
このあたりの対比がおもしろかったですよね。
それだけにラストで無くしたメダルを見つけたのが王子さまだったという展開が、ひねりが効いていておもしろいです。
・けいおんでは『変わるけど本質は変わらない』ラストを描いた山田監督&吉田玲子→ではたまこまーけっとでは?
今回はお二人がどんな結論の物語を描かれるのか、期待ですね。
けいおんを経た上で、二人は何を語るのか?
最終回が楽しみです。
・思わず見入ってしまった、面白すぎる5話目
最初は工事への参加を認められなかったハクメイ。
そんなハクメイが試行錯誤してがんばる内に認められる姿が、とても心に残りました。
これぞ王道にして良質な物語ですね。
・ナライに認められた時のハクメイの表情
嬉しさのあまり涙ぐみ、すぐに顔を隠すハクメイ。
その様子が実によく描かれていました。
となりで見守るミコチの表情も印象的です。
・厳しくもやさしい人、ナライ
人を試すようなこともするけれど、優しいナライのキャラがいいですね。
かけ声の中に『仲良し!』というのがあるあたり、人間関係への気づかいが感じられました。
ちょっと怖い奥さんとの関係もよかったです。
・秋をテーマにした回
食欲の秋、芸術の秋などをネタにした『秋』回。
小鞠の残念っぷりがさらに発揮された回でもありましたね。
・れんげの特技は一発ネタで終わらず、のちの展開に活かしてほしい……
めちゃくちゃ絵が上手いれんげ。
このネタはぜひ今後に活かしてほしいですね。
れんげのキャラづけとしてはかなり使える要素だと思うので、今後に期待です。
・『自分は大人』だと思っているうちは、まだまだ子ども
大人っぽくなりたい小鞠。
でも『自分は子ども』だと思っている蛍の方が大人っぽいところが、ユニークですよね。
でもこれってある意味現実的な話かもと思いました。
・弱みを見せられないみどりの苦悩
『部長だから』『頼られてるから』『たまこにいいとこ見せたいから』といろんな理由で弱みを見せられないみどり。
みどりの苦悩ぶりがリアルで(特に悩み過ぎて熱で倒れるところ)胸が痛みました。
・それを支え、受け止めるたまこたち
そんなみどりの苦悩を察し、最終的には受け止めるたまこたち。
いい友達を持ってよかったねと、心から思えました。
文化祭での晴れやかなみどりの顔を見て、ホロリときました。
・たまこがまさかのプリンセス?→次回はどうなるやら
と思ったらラストで急展開。
残り二話でこの物語をどうまとめるのか?
期待です。
・今回はミコチのお仕事の話
てっきりハクメイの話の続きをやるのかと思いきや、今回はミコチのお仕事話。
ミコチ作の料理がどれもおいしそうに描かれていましたね。
ドヤ顔するミコチもかわいいです。
・少し抜けてるけど、いいヤツなコンジュ
とろ火を知らなかったり、カギを忘れたりと、抜けてるところがあるコンジュ。
でも『次はとろ火を覚えてきますわぁ〜』と前向きな言葉を残したり、カギがなければお隣さんの家のお世話(と言う名の侵略)になったりと、なんか憎めないんですよね。
すごくいいヤツです、コンジュ。
・フクロウに恐怖!→だからこそこのオチには思わず笑みが
こびとさんたちを食べる存在がいること、それが示唆された回でしたね。
死の恐怖を感じてミコチに抱きつくハクメイのシーンが印象的です。
平和的なオチが実にこの作品らしく、最後までほのぼのと鑑賞できました。
・れんげの子どもらしさ、爆発!→『宇宙』『肉球』の発想力
前回の感想で書いた『れんげというキャラの扱いづらさ』それにスタッフが真正面から挑んでいて、好感が持てました。
ちゃんとれんげの感性が子どもらしく描かれており、これを描くのはさぞ大変だっただろうと、スタッフを労いたくなります。
・飼育小屋に閉じ込められるれんげと蛍→ニヤリと笑うウサギのシーンがツボ
ウサギのバカにする顔がやけにリアルに仕上がっていて、のんのんびよりでたぶん一番笑いました。
お姉ちゃんが助けにくるオチも、伏線がしっかりはられていて納得です。
・れんげと駄菓子屋→見事なタイトル回収
最初タイトルを見た時は『せんべい汁みたいにせんべいカレーを作る話かな?』と思ったら、こう来るとは思いませんでした。
お姉ちゃんと駄菓子屋の関係もさりげなくいいです。
・ポケモンのMV『GOTCHA』を観て
『GOTCHA』はポケモンを初代しかプレイしてない自分にも刺さる傑作MVでした。
その『GOTCHA』を作った松本理恵監督の監督デビュー咲くだと聞き、早速拝見。
・『花の都』を探していたら見つけた出合い→まさかの伏線回収に涙
『花の都』というギャグとして使われたらワード。
それがラストシーンに伏線として繋がり、描かれた光景には『これはすごい!』の一言でした。
・オリヴィエとつぼみたち→各キャラのコンプレックスと今
各キャラのコンプレックスを劇場版でもしっかり描き、さらにそこへ前向きな答えを示しているところもいいですよね。
特に好きなのがいつきの『可愛いもの』のシーン。
自分の『好き』を前に出してもいいんだと、勇気をもらえました。
・オリヴィエとサラマンダーの孤独→『ボクの世界にはサラマンダーがいた』
サラマンダー男爵は歪んだキャラでしたが、オリヴィエにとっては本物のお父さんなんですよね。
そんなサラマンダーを演じたのは、父親キャラを演じさせたら右に出る者はいない藤原啓治。
今回もしっかりいい味出してる父親を熱演してました。
・敵の憎しみに染まった『ハート』を『キャッチ』して『キュア』する→まさにタイトル通りのすばらしい展開
タイトルの意味をしっかり活かしきり、物語として描いた終盤。
本当にすばらしすぎて、ため息が出ました。
ぜひ『GOTCHA』の物語性にビビッときた人に見てもらいたい映画でしたね。
(映像ももちろんすばらしかったですよ!)
・冒頭の豆大のエピソードに胸キュン→かっこ悪い恋ってステキ
豆大の魅力があふれた回でしたね。
二人の出合いにキュンときました。
豆大だから『ダイナマイトビーンズ』やっぱるちょっとかっこ悪いけど、そこがステキ。
・あんこ、豆大、もち蔵の恋愛エピソードが並行して語られる超絶技巧回
三つの恋を同時に描き、さらに視聴者にしっかり感情移入をさせる。
これは匠の技としか言いようがないですね。
これだけのドラマを描ける吉田玲子に感服です。
・報われたもち蔵の涙にこっちまでホロリ
モチの日と誕生日がかぶってしまい『どうせたまこは誕生日なんて忘れてる』と拗ねるもち蔵。
そんなもち蔵に待っていた結末には、思わずもらい泣きしました。
あのシチュエーションは自分でも泣くだろうなと、つい考えてみたり。
もち蔵をこれからも応援したいと思えるエピソードでした。