サービス開始日: 2019-01-14 (2575日目)
おじさんと少女で戦う感じの話。ロボットアニメが絆パワー系に展開した類型。髪が光るのは古くはドラゴンボールだが最近だとRFAを思い出す。
クウミは人工の御巫で…だとか巨獣が実は悪い奴ではなくて…とかが透けて見えるが果たしてその辺を超える「世界の秘密」があるのか少々期待を持ちにくい。
姉の後を追い同じ力を求めるアルガルド。なかなか保守派が根強い様子。
ユフィの処遇についての話でも見せたが、政治に通じまた自信に溢れるアニスは正に王者の風格であり、一層「魔法適性があったら」という言葉の信頼度を増している。皮肉なのは恐らくそうした話(魔法に拘らず能力を評価する)を囁くのは恐らくリベラル派の人間であり、一方でアルガルドを支援しているのは明らかに保守派の魔法省周辺である事だ。
アニスフィアであるからこその台詞が詰まった良い回。
今回は三つ編みにパンツスタイルでやんちゃな装い。
相変らず1カット内の芝居が濃い。「一人ゲーム大会決定~」のところなど凡百の作品は2動作くらいしか描かないだろう。
洗い物をする2人とリビングの3人を後ろから映す場面も近景・遠景のどちらかしか動かさないのが恐らくは普通だ。
一方で枕投げの辺りは第6話でもやや片鱗があった戯画的(手塚漫画的)な造形が顕著でかなり異質。そういう意図なのか(円盤で修正されないのか)気になるところ。芝居的にもリミテッドアニメーションのやり方になるので、普段の緻密な芝居とは折り合いが悪いと思うのだが。
内容的にはまひろ側が同性という事で遠慮がなくなるのに対してみはりがなかなか慣れないのが印象的。まひろが全体的な社会性の復活を志向しているのに対して、みはりが一歩退いてプロデュースしようとしていると解釈しても良いだろう。そうすると明示されざる「お風呂はお姉ちゃんと入りたい」的な台詞があったという示唆が一層味わい深い。
「主人公」枠のレイニの力は本作では魔法と説明される。
嫁ぐ気もないとは言え刺青までやりたい放題である。ドラゴンの魔法防御を受け継いで魅了に耐性が出来たという事か?
ティルティの気怠げな美人といった風も珍しく感じて良だが、この「狂える女」も悪役令嬢の一典型なのだろうか。
展開としては少々ついていく行かないの繰り返し感があったか。
アニスは別に「ごめん」などとは言わないのがずるいところ。しかし割とやってる事やばめに描写されているだけにユフィはもう少し怒っても良い。
ラストは殆ど結婚している。
アニスを意識? したり何だかんだで落ち着いてきたユフィ。「私を連れていってください」こういう時意味もなく長考する演出が世に多いが、これはテンポが良くて素晴らしい。
ユフィの両手を重ね握る挙措がモチーフとして描かれている様にも見えるが癖なのだろうか?
コンプレックスを明らかにして功績を求めるアルガルド。回り出す運命の車輪。
暗いカットを挟んでのユフィの「ありがとうございます、素敵な名前です」そこにアニスの両目を開くカットも入る。アニスはそこから説得する様な調子なので、つまり本心では受け入れ難く思っているユフィ、それに気付きどうにか気持ちを伝えたいアニスという場面。台詞でどうこうせずに読ませる演出で良い。エモーショナルな雰囲気ではあるがユフィの心はまだまだ冷たく堅固な様だ。
アニスもだが何しろユフィを可愛く描こうという意志が感じられ良い。
それだけの事で…とは言っているが小さい頃の記憶が挟まれているし実際はそこも動機なのか?
やはり女性主人公だと婚約破棄というフォーマットになるのか。
現代的口調は主人公特有なのかと思いきやモブも「もうほんとそれですわ」などと喋る。
アルガルドのリベラルな思考は姉の影響なのか、しかしその姉に向ける視線はなかなか厳しい。
ティルティの恰好は古典的ではなく現代に生きる魔女のイメージを感じさせて良い。
走り出すガールミーツガールの予感が爽やかな第1話。
ローの恰好良いところがあまりなかったのが残念。しかし魔力を全て捧げたという事は魔術/法を使わずに戦うのか?
演出的にはキャラを可愛く描きつつもプロット的には主人公を推す形なので少々観方が難しい。
あとアバンのは今回の話とは関係ないのか?
EDがTRiNITYじゃんという話だが、歌うまでやってる訳ではないのに何でこんな高音域の大変そうな曲なのかという素朴な疑問がある。
OPのサウンドがまるで10年前かの如き風合いである。
魔術が高等技術で魔法が普及版という世界設定。『乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル』という作品があるが丁度逆となっている。(他作品でも色々とこの手の差別化がある。)
ローはベアトリス(リゼロ)がロリータ控えめで親しみやすくなっているみたいな印象。ホルトはオタクに優しいギャルといった風だがなかなか現代を感じる属性濃度を誇っている。
魔の陣営は差別を受けていてなかなか背景が暗い。しかし獣人が元は贄の動物という話を踏まえるとクドーの尾の扱いは割と気を遣う様に思うが…とんでもないギャグを入れている。
次はローの活躍が観られるのか?
千束と真島の戦いは特に熱くぶつかり合う訳でもなく、千束が付き合ってあげる様な形。決着としても特に勝者はいない。どちらかというとミカと吉松の方がエモーショナルに見える。
そしてその吉松も別に思想が断罪される訳ではなく、「狂わされた」と言っている様にむしろ千束に拘ったが故という形なのだ。第1話の語りといいこの回の真島と言い、一見思想的でありながらむしろそれを空洞化するプロットがなかなか興味深い。(まぁ「良い人同士が殴り合う」という相対主義が優勢に描かれていると言えばそうかもしれない)
ある意味この物語の結末もそうした流れになっている。千束は吉松の代わりになど生きられないし、他人にそうさせ(られ)たくもない。千束ははっきりと表明するが、それでもミカはそうするのだ。
ミカが泣きながら、「狂わされたな」と吉松を撃ち、望まぬ心臓移植を受けさせる、それも本当に「自分の信じた良い事」だろうか? 少なくとも千束の思う「良い事」とは大分乖離しているはずだ。そして恐らく、それによって生かされた事も千束は気づいている、いや少なくとも目覚めた時にはそう思ったはずだ。(「こりゃ死ぬな」などと言ってはいるが、手術痕があった訳だし。)「何しようか、これから」というのこそが本音の様に思われる。これは思うままに生きる物語ではない。それでも何をするのか? 例えば、ハワイへ行く。
「私には世界より大切なものがいっぱいあるんだ」
これもまた世界の、「大きな物語」の話ではなく日常の物語なのだ。
昔を思い出す様なたきなの激情が映える。声の演技が素晴らしいAパート。
DAはより伝統があるから法治国家体制に優越するという訳でやはりガチガチの保守思想なのである。
晴れ着を着て喜ぶ千束はもうすぐ死ぬ人と言った風で切ない。
日常の終わり。
「分かりません」それは望むものが変わり始めている徴だ。しかしまだたきなは使命を全うする事と千束を助ける事の差に自覚的ではない。それ故、別れる二人は華々しいというよりも切ない。
「余分な話」って二人の関係の事…?
「たきなが来た日は桜が咲いてた」「あれから吉さんこないねぇ」たきなの話に繋がるのではなく吉松の方に意識が流れるのが(たきな視点で)寂しい場面である。
収支の改善によりミカがレコードを置いて喜んでいるのが地味に面白い。
徐々に明らかになる千束の出自。「才能を世界に届ける」というのは一致しているがその内容(使命)に合意がある訳ではないのだろうか? 信仰が重要な動機の様ではある。
今回でアラン機関がDA全体と敵対する訳ではないらしき事が見えてきたが、そうすると単に千束に才能を発揮させる為テロリストを誘導している事になる。それは異常すぎるのでもう少し背景がありそうなのだが…?
弱々しいがどこか元気を出そうとはしている「待ってます…」など、普段のトーンが安定している分揺らめく千束の声が印象的。
遂にハッキングを白状する胡桃。今のたきなは怒りはしないが、リコリス襲撃の遠因ともなった訳だから今後の倫理的葛藤は大きいかもしれない。
中間管理職の様な役回りになるロボ太。というか実体を曝したり家凸されたりしているがいいのか?
妙にロードキルが好きな真島。ロケット弾(パンツァーファウストIIIらしい)で吹き飛んでもピンピンしている。(そういえば地下鉄でも悪運がある的な事を言っていた。)
ゴム弾しか携帯していないのかと思ったがちゃんと実弾も持っている千束。アーマー越しに打撃武器の如く銃を撃ってダメージを与えるのが印象的。
この世界ではプロならドローンの対処は基本らしい。特注品だと落とされるのが地味に痛そう。
「この社長は何も知らないんだろうな」前話に書いた件を含めると尚更意味深長。
「すごいだろ」人形の様に利用されたサイボーグの件を経てのこの台詞は強烈だ。そしてそれは「本当だった」と言うたきなへのいわば返歌でもある。
三つ編みの日。
アバンのみはりが睨む場面は今回のラストを勘案すると、単に余裕こいているだけではなくクッキーの粗雑な扱いに対してのものでもあるかもしれない。
「贅沢は言うまい」と言いつつやはり男子流のコミュニケーションを求めるまひろ。
クソむかつく後任の女が出てくるが一話内でぶっとばされるのでまぁ耐えか。
フキも荒っぽいが「どこ中だコラァ」などに付き合ってくれて案外ノリが良い。
やや台詞の真意の読みづらい(というか声の情報量に画の芝居が追い付いていないと言うべきだろうか? 芝居も適当なアニメよりは全然豊かなのだが)千束だが「嬉しい嬉しい!」は純粋な表情に見えて印象的。
前話のゴムを撃つ場面がちゃんとここで回収される。飴も行きとの対比を呼び覚ますモチーフであり、この帰りの場面は特に構成の妙が詰め込まれている。
「急所を撃つのが仕事だったんですけど?」以前の自分を揶揄する様な冗談で、非常に過去の自分を客観視している。前話の意識改革の大きさが表れている場面。
千束の服のセンスが随分独特。「悪人にそんな気持ちにさせられるのはもっとむかつく」悪人を悪と信じてはいない事を滲ませる。「人探し」と言ったのとは裏腹にリコリスとの深い思想的乖離が窺われる。(第1話冒頭で語られる様にリコリスは犯罪者を存在から否定する過激な「悪を憎む」組織である。)たきなは段々とよく笑う様に。
殺しの才能などと言い出すアラン機関。第1話の先生のリアクションはそういう意味か。とは言え銃取引に関わっている件までは知らないだろうし、まだ更なる裏がある組織という事だろう。しかしそういえば胡桃は自分で関与しつつ写真の調査をしていたが、3時間前の取引の方は知らなかったのか? だがそちらの目撃者の追跡にも携わっていた筈だ。調査している振りなのかどうなのか。
銃乱射し爆破もする豪快なテロリスト。実際に走っているところを撃つと跳弾でとんでもない事になる?