サービス開始日: 2023-07-02 (447日目)
これまで冷酷で狂気的な面が強調されて描かれてきた魔女シャーデーは、この回見た後だと一気に印象が変わる。ヴィクトルのことが好きだったけど想いを伝えられず、シャロンへの妬みから呪いをかけるという行動に出た、不器用なキャラだなと思う。祖父母に出会って、そしてシャーデーの過去を知って、あらためてシャーデーを死なせずに呪いを解く決意をする坊ちゃん、重要な回だった。
早々にルーデウスと良好な関係を築けたアイシャに対して、ノルンとの関係は中々うまくいかない。ノルンとアイシャのことを気遣い、悩みながらもできることをやろうとするルーデウスは立派な兄だと思うし、同時に少し父親のようにも見えた。ルーデウスもシルフィもまだ学生なのに、夫婦になって、そしてノルンとアイシャと住み始めてより大人としての面が際立ってるように思えるけど、アリエル王女にカマをかけられて動揺する姿を見て、年相応の学生としての面も何となく見られた。学校でもうまくいってないっぽいノルンに対してルーデウスがどう向き合うのか、次回も楽しみ。
ここまでの描写から分かってはいたけどレッドキーパー、かなりヤバい奴だろうな。神具取られてるのに依然として強敵であることには変わりないだろう。そして戦闘員Dと桜間くんはこの回で入れ替わるわけね。OPとEDで桜間くんが中心に据えられてた理由が分かった。
月永求くん、彼にスポットが当たるのをずっと待ってた。姓で呼ばれるのを頑なに嫌がってた理由、その詳細もようやく判明した。最後、川島緑輝と2人で一緒に演奏する様子は求くんのお姉さんが望んだ楽しい吹奏楽の形だと思う。川島緑輝×月永求の美しい師弟関係に感動した。
恋愛的な意味での「好き」が分からないひまりだけど、自分の気持ちを自分なりに自分で整理して依先輩に伝える、すごく健気で素直な子なのがよく分かる。依先輩が好きであることは事実であるひまり、ひまりを惚れさせるために頑張ることを決める依先輩、2人の恋愛はここから始まるってことかな。
4人が対面したことによってそれぞれの掛け合いが増えて、作品の面白さが一気に増した気がする。健気で頑張り屋だけど天然なとわちゃんと、森太郎と友達になってめちゃくちゃアクティブになってるのえるちゃん、どちらもすごく面白いし可愛い。
オスカーがティナーシャを大事にしてることは、今回ルクレツィアの術でオスカーの夢に出てきたのがティナーシャであることからも分かる。ティナーシャの側もこれからのオスカーとの関わりを通じて少しずつ気持ちの面での変化があるだろうね。
召喚魔術の研究がうまくいかずに取り乱し憔悴するナナホシの焦りとか苦悩が、作画から、そして若山詩音さんの熱演から伝わってくる。そんなナナホシの研究をルーデウス達友人皆でサポートし、研究を1歩前に進めることに成功させた。前回と同じようにキャラクター達の絆と優しさを感じさせる内容で感動したし、ナナホシの楽しそうな笑顔も見れて満足。キャラソンも素晴らしかった。ルーデウスとシルフィの甘いやり取りもまた見れたし今回も最高の内容だった。
ひまりの言動1つ1つに対してすごく初心な反応を見せる依先輩がめちゃくちゃ可愛かったけど、2話にしてもう告白するのは予想外だった。初心な反応からして積極的に動けるようになるのはもう少し先かなと思ってたからビックリ。告白されて悩んでるひまりの様子も少し描かれたけど、ひまり自身が思ってる通り、多分今はまだひまりの気持ちと依先輩の気持ちは違うもの。けど今がそうなのであってこれからどうかは分からない。今回の告白が2人の関係にどう影響してくのか次回からも楽しみ。
「人から受けた好意に対してちゃんと返そうと頑張る」「悪いと思ったら素直に謝る」「自分が持たないものを持つ人を妬まない」、ほたる本人はこれを普通のことと言ってるけど本当にこれができる人は多くない。だからこそそれができるほたるは普通じゃなくて特別だし、そこを好きになった花野井くんは、誕生日をほたるだけの特別な日にしようとした。その人にとっての特別を感じられるのも恋愛の魅力ってことかな。
特別であろうとしたけどそれが理由で周りの人間とは馴染めずに引き籠もり、けどまひるには見栄を張って嘘を付くようになった。キウイのこのエピソードからも、特別な人間であろうとすることの難しさが伝わる。そのキウイに対するまひるの気持ちを、天岩戸の芝居の内容に合わせて表現する構成は見事。
色々と気苦労が耐えない森太郎、森太郎と同居中で反応が一々可愛いとわちゃん、森太郎への想いで悶々とするつむぎ、今回から本格的に登場して森太郎と友達になった雪女ののえる、4者が一堂に会したから次回は絶対面白いことになる。