パウロの死亡を伝えなければならない重さ。ルーデウスの様相からもその壮絶さは伝わるようで…。シルフィに対しての大事な話、糾弾するノルンに救われた人は多いのではないだろうか。シルフィは聖人すぎるけど、この世界の中だとそういう選択もアリなんだろうな。
2期2クールともなると展開もダレてくるのかなぁと思いきやこれまでとは違った展開を見せてきてくれて駆け抜けたクールだったね。たどり着いた土地でのシルフィとの再会そして結婚、ナナホシとの関係、ノルンとアイシャの問題解決。大人になったルーデウスの物語は本当に順風満帆に進んで行っているように見えたクール前半だったし、随分と成長を感じたよね。それを受けて迷宮編のクール後半。迎えた冒険の結末はパウロを失うというショッキングすぎるものだったけど、絶望してからのロキシーとの再会~結婚までの流れはすごくこの世界について考えさせられるエピソードだった。大きな失敗や過ちを繰り返しつつも、目の前のものに向き合う姿勢が感じられるクールだった。次の展開も楽しみ。
位置付けとしては最終章までの繋ぎであり発射台となるエピソードなのでこれまでのクールに比べると(最後の無惨登場を除き)緊迫感に欠け、シナリオ的な盛り上がりは欠けたけれども魅せるところは魅せるというアニメーションクオリティは相変わらず流石の一言だったかな。
個性爆発な柱たちの修行の中で折れる者もいる中で炭治郎たちは力強く前に進んでいく、その中のキャラの深掘りという意味では絶対必要なクールではあったよね。まあこのあたりのエピソードは単編でやらなくても…ということではあると思うんだけど構成上仕方ない。最後は劇場版らしいので楽しみにしたい。
面白そうな雰囲気は最初から最後まであったし設定自体は正義VS悪という常識を覆す新規性のあるものではあったんだけど、結局最後まで突き抜けるところまではいかずという作品だった。大戦隊内部が一枚岩じゃないのは結構早々に分かった設定ではあるけどそこから内部への潜入の仕方とか共闘の展開とかは面白かった。しかしそこから最後まで序章終了みたいな感じで内部試験だけで終わってしまったので盛り上がるところまで辿り着かず、という全体的な印象かな。2期も決定してるみたいなのでそこに期待かな。
オープニングのキタニタツヤの曲はライブ映えする曲でJJで聴けて楽しかった。
このアニメに出会えなかった人生なんて考えたくない、それくらい大好きな作品。本当にこの作品を生み出してくれた原作者、そしてアニメ化してくれた京都アニメーションをはじめとしたすべてのスタッフおよび関係者に感謝申し上げたい。
3期はこれまでの1期、2期および劇場版で積み上げてきたものをすべて発揮して突き進む…というよりは目の前や横や後ろから現れるあらゆる類の壁にもがき苦しみながらもどうにか一歩ずつ歩を進めていく、そんな物語だった。部内のオーディションシステムの変更、強豪校からの転校生黒江真由(ユーフォで初めて性的な魅力を感じたキャラでもあるのは内緒)、部長という立場で自分らしさが出せず組織のマネジメントに翻弄される久美子。色々なトラブルや不和、それに向き合っていく中で起きた全ての後悔も喜びも全部”音楽”に込める最高のシナリオだったと振り返ると改めて強く思う。
部活というシステムは残酷で3年間毎年メンバーが変わり、それぞれの部活をする動機も異なる。だけどその制約の中からしか得られないものが必ずある、というのは部活をしていた人になら絶対に共感できるはず。吹奏楽部に限らずね。そんな部活としての吹奏楽を最後の最後まで徹底して描いてくれたこの作品が本当に大好きだ。最後の久美子の言葉が全てだった。
俺の中にこの先も響き続けることは間違いない。ありがとう響け!ユーフォニアム。
これで久美子たちの物語も一区切りかと思うと視聴するまでの意気込みがいる回だった。前回のオーディションを受けて距離が縮まったと思われる真由と久美子。自然な表情になったなぁ。
最後のパフォーマンス前の部員同士の気合注入、こういうの本当に部活感満載でいいなぁ。ステージに立つメンバーだけじゃなく、共に切磋琢磨した仲間がいるからこその一体感なんだよな。ソリの演奏シーンも、麗奈の力強さに対して真由がラストピースとなった。過去の回想で全てやってきたことが繋がったことが感じられ感情の昂りが抑えきれないよ…。みんなのやり切った表情だけで満足だったのに、金賞で全てが報われたようで本当に…本当に…。最高の作品でした。ありがとう響け!ユーフォニアム。
珍しく原作読んでる作品。防衛隊入隊し怪獣から街を守るために働きたい、幼馴染のミナと肩を並べて活躍したいと願うカフカの物語。序盤は特に進撃の巨人みたくカフカが怪獣の力を手に入れて怪獣8号になる展開。恐ろしくも強大な力をどう扱っていくかだけど、まずはそこの地盤を整えるまでのストーリーだったかな。
戦闘も迫力あるし、シナリオ展開の仕方も王道を押さえつつカフカとミナの関係性にフォーカスして描くことでエモーショナルになっていて良かったね。続編も制作とのことなので楽しみ。
特に語ることがない枠No1かもしれない。どこかで見たことがある異世界転生要素を色々持ってきた感じの作品でキャラクターやシナリオ面の個性もほとんどないかな。唯一の評価ポイントはえーでちゃん演じるティエラが可愛くて胸が大きいところだね。あの子、普段から露出度高めの格好してて”そんな格好じゃお出かけできないよぉ///“って言って着替えてきたのにさほど露出度変わらない服で来たのマジで笑った。どういう理屈やねん。
あせびの雰囲気の変わり方が怖すぎないかぁ!?この人自然に人を傷つけ続けるタイプなのか。悪意は証明できないけどあなたは嫌いだと言い放つ若宮。
ドス黒い感情が渦巻く宮中だったけど、ここまでかはあくまで序章に過ぎないのだろうなぁ。少し時間が空いて新編とのことなので楽しみ。
負の感情を最大限に全面に出したガールズロックバンドアニメ。めちゃくちゃ面白かった。
シナリオ面とキャラクター面の噛み合いが素晴らしくて問題を抱えた少女たちがぶつかり合いながらもお互いに惹かれ合い、過去やしがらみを乗り越えながらバンドとしてまとまっていくさまは痛快でしかなかったね。特に主人公の仁奈の親とのエピソードはブッ刺さった。問題点とされている声優のアフレコは確かにかなり怪しかったけど()、それを補って余りある映像面のクオリティと展開だったと思う。
なによりもこの作品の音楽がよすぎる。トゲナシトゲアリの楽曲は是非ライブで聴きたいね。オープニングは今期の中でナンバーワンだと思うし、名もなき何もかもはトゲナシトゲアリで1番好きな曲。
トータルして本当に期待のはるか上を行ってくれたアニメでした、
認知度は上がっても実再生数にまで繋がっていない。ダイダスへの意識もそうだけど、曲が売れないとバンドの継続につながらない。悩ましいな…。
事務所に対しては相当な不義理だった気もするけど、自分たちで決めたのなら仕方ないか。何一つ後悔してない。清々しいアニメだったね。続きの展開にも期待したい。
さすおに第3シーズン。設定やキャラクター性やアニメーションのクオリティは変わらず高い品質で保たれておりそこは評価ポイント。ただし展開やシナリオの面白さの点で言うと波があるのは相変わらず。1期も2期も毎回面白い系の作品ではなく溜め回と決め回がハッキリしている作品なので決め回が決まりきらなかった3期だったなという感じかな。もちろん面白い回はあったし、むしろ内部での決闘が盛り上がったりもしたので悪くはなかった。
あとはLiSA再登板のオープニング、八木さん3パシASCAでローテしたエンディングなど楽曲面のクオリティは流石だね。
一風変わったヤンキーアニメ…かと思いきや中盤はずっとチーム太対抗で喧嘩してるだけのアニメだった。せっかくの設定が勿体無い…。街を守る不良高校のてっぺん目指して外からやってきた桜が成長していくという筋はあるので本格底な成長はこれからかなというところで終了したけどまぁ2期があるらしいのでそっちに期待かな。徐々に周囲との関わり方を覚えていくのは良かったね。
高校生男子の喧嘩とYouTube配信としてのコンテンツを掛け合わせた、昭和~平成の雰囲気と令和の時代の流行りを取り入れたアニメだったね。ひ弱な男子である志村が信念を元に強くなっていく様は熱かったし、常に1人だった志村がカネゴンや秋と喧嘩独学チームを組んだり、朝宮や扇、新庄みたく交友を広げていくのもその度に世界が広がっていくようで爽快だった。毎回展開的には強敵現る→志村けちょんけちょん→喧嘩独学動画で学習→リベンジ!という流れはほぼ一緒だけど途中の見せ方とかは工夫があって良かったかな。お約束も見せ方次第。
続きがあるなら是非見てみたい。
悲しい雰囲気になりそうでならないで着地したのはよかった。でもなんか全部がスッキリ解決した感はないのは本作らしいかな…w
風呂に入れるシーンまで描いてくれて良かったよ?
怪異ホラーアニメなんだけど、不思議と(いや必然か)全く怖くない。それどころかめちゃくちゃポップに見れてしまうのはこの作品の大きな魅力だと思う。主人公の蓮、妹の乙、ふと出逢う小説作家の菫子さんなど魅力的なキャラクタ×多種多様な怪異たちのエピソードが1話完結~3話構成くらいで区切り良く展開されていき最終回で過去の怪異との再会もあったりと全体的な構成のうまさは光ったね。アニメ全体としてのインパクトというかダイナミズムは少なめだったかもだけどよくまとまっていた。
という真面目な話もあるけれど本作はとにかく菫子さんのおっぱいとお尻がデカすぎて毎回大注目だったのと乙ちゃんがクソ可愛いので評価の半分以上はそこが支えていると言っても過言ではない。