せっかく夢が叶いそうなゲーム世界へ来たのに母親同伴であり、自分が決めたい場面でも母親が容赦なくとどめを刺してしまう。その状態はアマンテが言うように自由に冒険しワクワクする可能性が奪われた、と普通なら表現することも出来る。
これに対する真人の返しはこの作品がどのようなものか的確に表しているように思えた
勇者としてゲームに入ったのに母親同伴で想像していたようなワクワクも無いし、何か思っていた冒険ともかなり違う。難敵を倒すのはいつだって母親、思った通りにならないことばかり。
でも、それもある意味冒険ではあるんだよね
結局は母親によって齎される理不尽を「これも冒険の醍醐味だ」と思って受け入れられるか、それとも「こんなの自由がないし迷惑だ」と言って拒絶するかの違いでしか無い
だからアマンテは真々子のように子供の見せ場を奪ってしまう母親に反逆するために今回の騒動を巻き起こしたわけだね。
しかし、やはりというか何と言うか。真々子の理不尽な攻撃にしか見えない叱りつけによってアマンテは戦闘に敗北し、あまつさえ最大の目的のであった母親を消したいという願いすら真々子の卵が足りないという主婦的発想によって掠め取られてしまう
真人にとってはいつもの理不尽だけど、アマンテにとっては許容しがたいもの
この対比はちょっと面白い
最後は勇者真人ではなく、真人の母親真々子の銅像が設置されて終了。
どこまでも息子の見せ場を奪ってしまう真々子の所業には毎回苦笑させられたけど、それがある意味本作の特徴となっている。
あまり類を見ない内容や展開を持つ本作は意外と楽しむことが出来たというのが率直な感想かな
今川義元を雪斎を失ってからは理性を失った獣と評した沢彦。だとすれば信長の方はどうなのかと、そんなことを考えた最終回だった
遂に今川義元との戦いに挑むことになった織田信長。こちらはどうかき集めても2千がやっとなのに相手は1万の軍勢。どうするのと意見が割れてしまうし、これならばと思った服部との交渉だって失敗してしまう。
正しい判断が難しい状況
燕の様子から雨を悟る子供、夢の中で再会した父との鷹狩。それらを通して信長は今川相手にどう戦えば良いのか戦術を見出す。これは信長の才略によるものだね
でも、たった一人の人間が考えた戦術ならその一人の心が折れてしまえば戦術そのものが崩れ勝機すら失いかねない
1万だと思っていた敵が実は4万だったら、もうどうしようもないと思い自分の首を差し出す道を選んだっておかしくないね。この作品の信長はどうにも甘い部分が有るから、自分の首一つで織田家の危機が乗り切れるならその道が最良と思ってしまうのだろうし
ここで信長だけが犠牲になる道を選ばせなかったのが恒興を始めとする家臣たちであったのは、これまでに信長が築き上げた織田家がどのようなものか示しているように思えた
信長を信じて戦うと言いつつ信長にも「戦え!」と言う恒興、和睦交渉に行っていなかった沢彦、出奔しつつ戦いのために戻ってきた利家、一度信長の元を離れながらも別の姿で戻ってきた礼次郎。
こういった支えが有ったからこそ、義元に勝てたということなのだろうね
正直言うと桶狭間が終わった後の話が欲しかったかも。流石に義元の首をとってすぐに終わりとなると突然の印象が強すぎるかも
母親が不要だと証明したいアマンテが家事対決を仕掛けたけど、対して真々子が剣の特殊能力であっさり終わらせてしまうのはあまりに理不尽な描写(笑)
子供からすれば母親のすることなんて何時だって理不尽に見えてしまうもので、真人達に付いてきた母親たちはどう見たって役に立つようには見えなかったし塔を攻略する気持ちも見えてこなかった。
そんな彼女らが本領を発揮する時があるとすれば、それはやはり母親として子供に対峙する時なのだろうね
ポッチ達の凶暴化に対して真々子は彼らの暴力を受け止めることを提案する。でも、ただ殴られる事も良しとしない。破壊不可能のフルマーマーなんて完全防備の上で殴られる。更に思いっきり抱きしめて「判ってるからね」と言って凶暴化を終わらせてしまう。暴力も不満も受け止めながら母親としてのありったけの愛情を注ぎ込み抵抗不可能にしてしまう
そんな方法で凶暴化を終わらせてしまうなんてあまりに理不尽だ。それでもそんな理不尽が許されるのが母親というものでそれを許すしか無いのが子供というものなのだろうね
真々子が作り出す母親ワールドに巻き込まれまいとするアマンテの願いが明かされた所で最終回へ続く、と。色んな意味で母親に蹂躙されている作品で母親を消したいというアマンテの願いは最終回に相応しいテーマだね。
この願いすらも真々子に蹂躙されてしまうのか、その蹂躙を味わっている真人が一喝して終わるのかちょっと楽しみだね
前回の話を受けて夾による師匠への想いを語りつつ、由希の変化も感じさせる内容
師匠は夾と関わることになった自分の背景を語る。それは師匠の言うように罪悪心によるものだったかもしれないけれど、交わされた夾への優しさまでエゴになってしまうなんて有るわけないよなぁ
関わりの始まりにあるのが個人的な理由であったとしても師匠のもとで夾が明るく日々を過ごすことができて居たなら、それは仮初であっても親子と呼べるものであるわけで
師匠が夾に相応しい父親に成っていたなら次は夾の番。本当の姿を透に晒して夾は心境が変わったのか、師匠に相応しい息子になると声に出して決意表明。夾は一皮剥けたようだね
同じように由希と楽羅も変わろうとしているようだけど、こちらは夾と違って抱えているものがまだまだ見えてこない。透にも明かされない。だから、この二人が何に悩み何に打ち勝とうとしているのかは判らないまま
それでも由希はまるで誓うように成りたい姿の自分を透に語った。願いは言葉にするほど強いものになる。階段を登りつつ透に自分の心境を語った由希も一皮剥けたように思う
透が言うように夾も由希も素敵な方向に変わっていって、透が居る家には幾つも笑顔が集っていく。けれど、透の知らない場所で由希に興味を示す二人組が居たり、草摩の呪いに抗おうとする者が居る
『これから』に期待が膨らむ所で第一期は終了。この優しさと暖かさに満ちたこの物語の続きが早く見たくて堪らないね
筋肉自慢の女子高生が決勝へ進むミスコンって何なの……?
本作はそもそも痩せたいというひびきの動機から始まった作品なのだけど、それがいつの間にか筋トレ中心になったように、最終回も南国のリゾートで遊ぶよりも筋トレがそこかしこに挿入される展開はなんだか笑ってしまうね
ミスコン決勝戦では朱美とひびきによるベンチプレス対決。長きに渡る筋トレの成果がここで示されるのかと思いきや……(笑)
ひびきは何時まで経っても燃費が悪い点は改善されなかったね(笑)
でも、ひびきも朱美も筋トレを続けてきて、そこでの出会いや変化を充分に楽しんでいると確認しあえたのなら、どちらの筋肉が優れているかなんてはっきりさせる必要はないのかもね
そういや、I'll be backの人じゃないよと言っていたドゲちゃんがやっぱりI'll be backしちゃった点はちょっと微笑ましい
「肛門から飲む」のパワーワード感が凄まじい。命の危機の局面で贅沢なんて言えないから取れる選択肢は何でも実践しなければならない点は判るっちゃ判るのだが、それでもコウモリの糞で汚染された液体をお尻から飲むなんて引っくり返っても思いつきそうにないよなぁ
そういった意味では紫音を連れて島まで戻る行程やこれまでのサバイバル生活はほまれが居なければどうしようもなかったと再認識出来るような描写だった。
帰還後は舌平目ソテーでご馳走。後日にはイノシシを捕まえるためのトラップを用意。その光景のどれも命の危機が差し迫ったサバイバル環境下に有るとは思えないほど穏やかなものばかり
ほまれパパは「甘さは命取り」とほまれに教えたけれど、甘さを切り捨てていたらこの穏やかな光景はなかったのだろうなと思える。であるならば、例え悪手だろうとほまれの決断は何だかんだ正しかったと言えるのだろうね
女性の匂いを何度も嗅いで貴方は今これこれこうですねとか言っちゃう炭治郎ってモラル的にどうなんだろう……
那田蜘蛛山での戦いを経過した炭治郎たち。通常は戦いが終われば日常に帰るものだけど、鬼殺隊士である炭治郎達が帰るべきは次なる戦い。だから炭治郎達にとって必要なのは日常と非日常のギャップを埋めるものでは無く、次なる戦いに向け体を整え直す機能回復訓練となる訳だね
但し炭治郎だけは治すだけでは不十分。自身の言葉の信頼性を高める為に十二鬼月を倒す目標がある炭治郎は更に強くなる必要がある
だから伊之助や善逸が諦めた訓練も諦める訳には行かないし、全集中の呼吸の常時化も目指す
ただそうなると善逸達と目標が違うから行動の共有は出来ず一人になってしまう。でも炭治郎は辞めずに続け、それどころか自分が二人に教える気でいる
そんな有り様はしのぶからはどう見えたのかな?
しのぶは共感できない姉の夢を姉の代わりに叶えようとしている。鬼と仲良くするなんて他の鬼殺隊士に理解を求めるなんて無理だし、その夢を理解できない自分もそれを懐き続けるのは辛い。でも亡き姉の夢だから捨てられない
その無理な状態は他人から歪に映る。善逸が怖がりつつも女神みたいとの印象を抱くように
限界を感じつつも捨てられない夢を持つしのぶ。それでも姉と似た夢を持つ炭治郎を応援する事でしのぶの気は少し楽になったようで
最初は鬼になった妹を助けるために始まった炭治郎の旅は、いつの間にか多くの人の想いを背負うようになったね
モヒカン含む強面お兄さんたちが真々子に籠絡されていく様子は「まあそうなるだろうな」と判りきっていても腹を抱えたくなるくらい面白い光景
ベッド横でサービスしろと言われて性的なことをするでもなくマッサージでもなく、寝かしつけるとか真々子の行動はド天然過ぎるよ!
この作品で描かれるゲーム世界は子供が夢を叶えるべく冒険する世界ではなく、どちらかというと母親向けの世界観なのだけど、今回はその傾向がより顕著だったね
ギルドに仕掛けられた爆弾は爆発すること無く赤子をあやすようにして停止させられ、強面お兄さんによる真々子への強迫行為も子供をなだめるかのような行動で無力化されてしまう
他の母親たちと一緒にダンジョン攻略することになってもまるでピクニックに行くみたいで緊張感がない。それどころか窓を締める為とかとんでもない理由でワイズのMPが消費されていく
真人達は真っ当な冒険をしたくても、母親たちが何処から何処までも支配しているね
となると、気になってくるのがアマンテの存在かな?
彼女は何故か真々子を危険視していて真々子が作る母親空間にも巻き込まれない。混浴もしないし、爆弾も真っ当に爆発している
この世界にあまりに馴染めていないアマンテの存在は何を意味することになるのかな?
良の清らかな期待の前では真実を言えなくなる桃が案外可愛らしい
間違いが裏返って逆に正しくなる構図が面白い
街中で変身するなんてありえないとシャミ子は拒絶するが、全力でシャミ子を鍛えようとする桃から逃げるためシャミ子街中だろうと変身した。正しく危機管理している
しおんは当初シャミ子にヤバげな改造を施そうとして桃にNGを食らうが、ご先祖の魔改造は許される。ご先祖は動けるようになるし、桃はご先祖の弱味を握れるようになるしで一挙両得の様相
シャミ子は自分が魔法少女と一緒にいると良が知れば失望すると懸念するけど、それを知った良は魔法少女を子分にしているのだと勘違いし更に尊敬されてしまう
そんな調子だから桃も隠し事をされるのはキツイと反対していたのに、良の笑顔を守るために嘘を付く羽目に(笑)
シャミ子からすれば良の解釈は間違ったもの。でも、桃は良の解釈こそ正しいのではないかと呟く
魔法少女と魔族は本来は敵対するもの。だというのにシャミ子と桃は今もこうして仲良くしている。
敵対関係が正しい筈が間違いに間違いが重なった結果、何だか正しい関係性のように思える。なら、シャミ子が桃の事を倒すためではなくもっと仲良くなるために知りたいと思うのだって今となっては正しいことなのだろうね
まあ、シャミ子の場合は桃に握られている弱味があまりに多すぎることがまず問題なのだけどね(笑)
少し前の話で神と称された街雄が神職だったとかいうおもしろ展開。というか、初日の出前の神社にほぼ全裸のマッチョ共がたむろしている光景は衝撃的すぎますよ
いや、元日から公園で筋トレしてる女子高生というのも充分異様な光景だけどさ
それにしても首ってああいう方法で鍛えられるんだ。知らなかったな
禰豆子が顔を反らす流れが原作から微妙に変更されていた点が印象に残る
原作では炭治郎の声を切っ掛けに家族と信念を思い出す形だったのが、アニメでは炭治郎の声を聞きつつも禰豆子が自分の意志でじっくり考えどう在りたいかを決める流れになっていたように思える
禰豆子はほぼ台詞が無い為に何を考えているか判りづらい人物だけど、このシーンでは覚悟と変化を強く感じさせる描写になっていたね
と、このようにして禰豆子の無害さを証明できたわけだけど、炭治郎の言葉は聞き届けられなかったし禰豆子は話せないままであり、自分達の証言が採用されたわけではなかった。結局はお館様の発言が全てを左右する
お館様が言うように実力の低い炭治郎ではその言葉にまだ説得力がない。大見えきった発言も柱に笑われてしまう。炭治郎の言葉に説得力があると思わせるには実力をつけて禰豆子と共に十二鬼月を倒すしかない
そうする事で炭治郎の言葉には人を納得させる力が宿るし、禰豆子が安全だと誰もが認めるようになるということだろうね
蝶屋敷で善逸・伊之助と再会した炭治郎。善逸の鬱陶しくて情けない喚きが聞けると戦いが終わったのだと感じられる(笑) ある意味これは善逸の言葉の力か(笑)
一方で伊之助は声どころか態度まで小さく。彼は彼で実力不足を痛感したから、自分の言葉に力を乗せることが出来ないでいる
最後に炭治郎は禰豆子に向けて幾つもの言葉を発する。それはもっと強くならなきゃという覚悟であったり、助けてくれた鱗滝への感謝であったり。何よりも禰豆子を人間に戻さなければという目的を改めて言葉にする
言葉にすることで力となる。まだまだ十二鬼月との戦いでは実力不足を感じさせられた炭治郎。これからの彼の成長の指針が定まるような回だったね
お館様は誰も居なくなった部屋で「何としてもお前を倒す」と鬼舞辻に向けて呟く。病気で満足に動けない彼が発する言葉には実力を超えた覚悟が備わっているように感じられた
杞紗がはとりを「おじちゃん」呼びした点にちょっと衝撃。まあ、そうだよねあれだけ年が離れてれば仕方ないよね……
第一期もそろそろ終わりの段階であるためか、透や夾の支えについてフォーカスした回であるように思えた
透は赤点を取ってしまったけどその際には皆が慰めてくれるし、由希は追試対策を一緒にやろうと言ってくれた。また体調を崩した際には紅葉がバイトを変わってくれるし夾はおじやを作ってくれた
そんな状況を透は当初、申し訳ない情けないなんて項垂れる。透からすれば自分の不調は皆に迷惑を掛けていると思えてしまうのだろうね。また、調子が悪ければ思考もネガティブになってしまう悪循環に透は陥る
だけれど夾は透の現状を「調子が狂う」、由希は診察を受けた透に「元気になったら…」と言う。そこから読み取れるのは透が不調になって生じた穴を埋めようとしているのではなく、いつもの元気な透に少しでも早く戻って欲しいという願いが込められていると伝わってくる。
なら透も彼らの優しい想いに報いる為に元気になりたいと思えるようになる。まさしく好循環
透が彼らの支えとなり、彼らも透の支えになろうとする。そういった目に見える支えが描かれたAパートだった
一方で支えの構造があることは判るがそれがどのような支えか見えて来ないのがBパート
夾大好きな楽羅は偶に会いに来ては猛烈な勢いで夾を誘うけど、もっとペースを頻繁にして何故勢いを弱めないかは見えて来ない
高校生でありながら親戚の家で暮らしている由希と夾は本家からお金が口座に振り込まれているという。透には彼らの事情はやはり見えて来ない
草摩一族から嫌われている夾。彼からすれば普通は自分を避けて距離を置くという。ならそれでも関わり続ける楽羅の存在は何だかんだ夾の支えになっているように思える。でも夾には楽羅の態度の理由が見えて来ない。
そんな見えない支えの中にいる彼にとって見える支えである師匠の訪れは夾に何を齎すのかな?
幽霊でシニア扱いで世界一の貴重品と言われた直後に忘れられてしまうシャミ先可哀相。でも成績優秀とは意外な能力を持っているのね
桃に認められたいシャミ子はパワーでも魔力でも勝てないから頭脳戦を挑むことに。
相手に認められたいというのは負けず嫌いな感情から来るものかもしれないけど、シャミ子の場合は桃と並び立ちたいとの感情が強いように思えた。でも、二人が持てる力を出し切って勝負できる機会ってそれほどないわけで
筋力では桃が圧勝、家事スキルならシャミ子の勝ち。二人がそれほど得意という訳ではない世界史のテストだから勝負が成立するわけだね。
勿論その為には正々堂々と戦わなければならない。一時はシャミ子もシャミ先の誘惑に負けてしまったけど、無事に自分の力だけで勝負できたね。今回は負けてしまったけど、このように桃と対等に勝負しようとするシャミ子というのも良いね
Bパートでミカンが桃に内緒でびっくりに慣れようとゾンビ映画を見たのもシャミ子と似たような理由か。ミカンも桃の期待に応えようと、そして桃に並び立てる人間になろうと努力している。
努力の方向性はともかくとして、自分から苦手なジャンルの映画を見ようとしたり、事前に人の居ない時間帯を調べたり、失神しつつも逃げずに最後まで鑑賞した。これは自分を成長させるための立派な努力
だというのに、その行動は桃からすれば「自分をハブって遊んでる」ようにしか見えないのは悲劇としか言いようがないけど(笑)
ポージングが一種のトレーニングというのは目から鱗な知識。街雄が事ある毎にポージング取るのはそういう理由があったり……するんだろうか?
クリスマスを一緒に過ごす相手を見つけるために必死なひびき達。いつもと違うメンツが集まるからってあのシルバーマンジムで彼氏を探すのはどう考えても悪手だと思うんだ。
まあ、朱美だけは自分の望むタイプが筋肉マッチョだったから問題ないのだろうけど(笑)
そしてデートに街雄を誘った朱美。この二人の組み合わせなら色々と需要がマッチしているように見えるしお似合いのようにも思えるのだけど、恋愛的な意味での彼氏彼女にはなりそうにないなぁ(笑)
どうにも甘ちゃんな部分が抜けない紫音に再び変化が訪れる回
無人島でサバイバル中にスイーツが食べたいなんて言い出す紫音はいつものことなんだけど、サバイバル熟練者のほまれからしても自分達に糖分が足りてないことは明確。紫音の我儘をきっかけに蜂蜜を採ろうとする
ただ、そうすれば必然的にミツバチの大群に襲われるわけで。ほまれならまだしも、ミツバチの群れに飛び込んで巣を運び出すなんて並大抵の勇気で出来ることではない。
ここでほまれが飛び込んだのは勿論行動力と決断力があるからだけど、でも直前にはほまれ自身が蜂に刺されるリスクを語っていた。リスクを充分に理解しているほまれが飛び込み、刺されながらも巣を差し出したのに何もしないなんて流石にあり得ない。ほまれに応えた紫音の行動からは彼女の成長が見えたね
それは自信を付ける経験になるわけだから、彼女がこれまでしていなかった魚捕りに志願するのはある意味当たり前の経験。でも、初心者が魚捕りのことしか考えず動くなら、そりゃトラブルだって発生してしまう
離岸流の可能性を考慮しなかったのはほまれにしては珍しいミスだね
紫音が遭難ということは、次回は遂にあのシーンが描かれるのか……