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良い

レイニの件が解決したことで、ユフィはもうアニスの保護の下にいる必然性はなくなっていた。だからこそ、ユフィは今までの惰性でアニスの隣にいるのではなく、改めてアニスとの関係を定めなければいけなくなっていた。

そして当然、ユフィの思いの中にはもうアニスの隣にいること以外の選択肢はなかった。でも、だからこそ、ユフィはアニスの隣にいる理由をはっきりと示さなければならない。

それが、魔法省での講演会だった。魔法の使えないアニスの突拍子もないアイディアを支えるのは、天才魔法使いのユフィだからこそできること。そんなユフィの心はすっかりアニスの色に染め上げられていたように見えていた。



良い

婚約破棄の夜の真相を突き止めたアニス。それはレイニに埋め込まれた魅了の魔石が、無意識に周囲の人を惑わせていたということだった。レイニ自身も被害者のようなとこがあるということで、彼女の保護も買って出たアニスだけど、既にアニスはそのレイニと因縁のユフィも保護しているわけで。

とはいえ、そんな見境なく魔法の力で人を助けずにはいられないのが、アニスのアニスらしいとこなのかもしれないと映るようだった。



良い

友だちを家に呼ぶところまで西村さんは進むことができたはずだった。でも、準備に張り切りすぎてしまって、体調を崩してしまって。そんな、無駄に空回ってしまう自分がなんだか虚しくて恥ずかしくて、涙を滲ませる西村さん。

でも、お見舞いとしてみんなは変わらずに来てくれて。西村さんにとって、高田くんたちは家に呼ぶくらいに進んだ仲なんだから、それもまた当然のことなのかもしれない。

だけど、その嬉しさと熱に浮かされて、「寂しいから、帰らないで」と高田くんに口走ってしまった西村さん。だけど、それもまた一歩進めた証なのかもしれないように見えていた。



とても良い

迎えた運動会、西村さんは骨折してしまった高田くんのためにも頑張りたいと決意していた。だけど、いくら練習しても足は遅いまま。

だから、西村さんは笠原さんにリレーで走って欲しいと頼み込むことにした。きっと、それは西村さんにとって、自分が走ること以上に勇気が要ることだったように思う。それに、西村さんがそうする心も、ただ高田くんのためだけではなくて、高田くんによって少しずつ変わった西村さん自身の心がそうしたいと言っていた。

だから、運動会当日も西村さんはらしくもなく、声を張り上げて笠原さんに声援を送る。それは、高田くんが戻ってきてからも同じ。そして、何よりもクラスの中心で彼女が映る集合写真が、西村さんの変化を示していたように思う。



とても良い

夏到来。そして、でっかく描いた合宿の青写真。

店の前でビニールプールに浸かってる白丸先輩がかわいい。ビキニを着ける時の曲ちゃんもとてもフェティッシュで良かったです。



とても良い

流星群観測会の夜は雨も雨、大雨だった。そして、心を曇らせた中見だった。きっと、中見はこの流星群観測会を成功させて、それでやっとフツーになれるんだと思っていたんだと思う。観測会の準備の過程でクラスメイトと仲を深めて、最後に本番の観測会を成功させられれば…。

だから、「何か頑張っても、最後にいつもこうなるんだ」という中見の悔しさと虚しさの吐露だったように聞こえた。結局、眠れない憂鬱な夜と同じで、この雨雲が陽を遮る。

そんな時に、不意に曲が「初めて夜に出かけたあの夜から、中見はずっと私の特別なんだよ」と口走っていた。そうやって、中見にとっても同じ様にあの夜から、憂鬱な夜でも雨でも、ふと自分を照らしてくれる曲がいたことを思い出したんだと思う。

そして、中見にとっても、曲にとっても、互いが不安定な心の隙間を埋めてくれることを確かめ合う口づけのように見えていた。



とても良い

魔物のスタンピードと襲い来るドラゴン。そんな強敵にも単騎で挑もうとするアニスは、人を頼ることを知らないのだと思う。だから、せめてできることは、副作用のある魔薬を飲んで強化するといった向こう見ずな戦いだった。

しかし、それでもドラゴンの力には及ばない。所詮、アニスは魔法の使えない魔法使いなのだ。箒が無ければ空も飛べないし、自らの身を痛めつけなければ魔法も十分に使えない。それでも、魔法で人を笑顔にしたいという信念のためにアニスは戦わなければならない。

だから、ユフィが立ち上がる。アニスのその思いこそが、一人だったユフィを守ってくれたものだったから。それが、「今度は私が…」とアニス自身とその思いを守るために、ユフィを立ち上がらせた理由として映っていた。

そして、アニスはユフィと共にドラゴンに挑み、打ち倒す。それは、まさにアニスにとっての魔法の杖にユフィがなった瞬間だったように見えていた。



とても良い

「ユフィがしたいことをすれば良いじゃん」というアニスの言葉が分からない、それがユフィ。自分は何が欲しいのか、何を望みたいのか分からない。

それでも、アニスは「だったら、ゆっくり一緒に探そう」と言ってくれた。きっとアニスは、ユフィのことをもっと輝かせてあげたくてたまらないのだと思うし、ユフィにとってはそんなアニスこそが眩しくて仕方なかった。

そして、そんなユフィは、「アニスの隣なら、私も役割だけじゃない自分に、アニスのように私らしい私に変われるかもしれない」と感じていたように見えていた。だから、ユフィはそっと寄り添ってくれるアニスの体温を心地よく感じていたのだと思う。



とても良い

ユフィにとって、アニスとは分からない存在であり、ただただ遠い……と感じている。きっとそれは憧れのような不理解で、羨望もできないくらいに羨んでいるのだと思う。

アルガルドに捨てられて、それでもユフィが何も感じないのは、自分がただただ王子の婚約者という役割を演じていただけ。そして、中身が何もないからということを、ユフィは自分でも痛いくらいに分かっていた。

それでもアニスは、そんなユフィを求めてくれた。何もないと感じている自分に、彼女だけは「ユフィはユフィだから、そこにいて欲しい」と言ってくれた、ユフィのことを本当の意味で見つけてくれたのだ。

そんなユフィだけれど、アニスにとっては彼女は憧れ。自分が持っていないものを全て持っていてるのがユフィなのだ。だからこそ、アニスはそんなユフィへの憧れの感情と一緒にいたいという想いを昇華させるために、彼女の綺麗な魔法をもっと輝かせる虹の魔剣を作ったように思う。それに、アルカンシェルの魔剣の虹の意味は、「ユフィは何もないなんてことないよ、私にとってユフィは全部持っているんだよ」というように見えていた。



とても良い

魔法で空を飛びたいアニス。きっとその魔法への憧れは、王族なのに魔法が使えないからというだけではなく、彼女に眠る前世の記憶に基づいた魔法へのロマンの眼差しなのだと思う。

そして、疎まれ追放されて、頂点から蹴落とされた令嬢のユフィリア。その生真面目さ故に見放され、陥れられた彼女に手を差し伸べたのは、まさか真逆な性格のアニスで。

「私が攫ってあげる」というアニスの誘いの言葉は、ユフィリアを広く解放された世界へ連れて行ってくれる魔法の言葉のように聞こえていた。



とても良い

真逆なアニスとユフィの二人。それは才能も、性格も、振る舞いも何もかも全て。でも、そんな二人だからこそ、お互いに補い合って導き合うのだと思う。

ユフィのことを「私が全力で幸せにしてみせます」と宣言したアニスだけれど、そこまで言わせた理由はユフィが完璧だったからだと語る。それは一つに、ユフィの才能であるように思う。アニスが根津を注ぐ魔法科学にとって、ユフィはまさにうってつけの人材だった。

もう一つは、その身分の型にはまって、自分の好きなように笑うこともできなかった彼女を笑顔にしてあげたかったから。そうやって、アニスはユフィを窮屈な鳥籠から解き放ってくれた。二人は導かれるべくして、惹かれ合ったように見えていた。



良くない


とても良い

曲が眠れない理由、それは幼い頃の心臓病だった。もう治っているのだけれど、でも夜に眠りに落ちたまま心臓が止まってしまうんじゃないかという不安が、曲を眠らせてくれない。

それでも昼間は気丈に明るく曲を見て、中見は誰しも悩みを抱えながら生きていると教えられ、不安の中で一人孤独じゃないんだと気付かされてきた。

だから、今度は中見から曲にあげる番。この眠れない夜を曲のために眠らずにいることにした。それが、中見の不眠の使い道。

そして、曲の不安がこの夜から消えるまで、互いの声も息遣いもラジオに乗せて伝える。それは、離れていても同じ月の下、すぐ隣で互いの不安を優しく抱きしめ合っているように見えていた。



良い

流星群の観測会を行うために人を集める中見。だけど、慣れない協力プレイ、わざわざ手を貸してくれるみんなのことを思うと不安でいっぱいになってしまう。

そんな中見を見兼ねた先生が、「欠点とはまだ
使い道の見つかっていない才能である」という言葉を教えてくれた。中見のその面倒くさい性格も、いつか花咲かせる日がくるかもしれないと。

そんなみんなと住む世界が違うように感じている中見だけど、同じ悩みを抱える曲を介しながら、この観測会のために、クラスメイトたちと関わりを作ってきた。そして、それは先生の言う花咲く日というのも、実は近いのかもしれないと感じさせる姿として見えていた。



とても良い

臨海学校。どうしようもなく痛感させられるのは、みんなはフツーに眠れる中のに自分だけが眠れないこと。「やっぱり自分は普通じゃないのか…」という思いが中見の胸を刺す。

そんな夜の七里浜の午前4時、曲は約束通りに待っていた。そこは、二人以外の他には何も水面を揺らさずに、空の星を海に映している二人だけの砂浜で。そして、眠れない二人が休める場所のない世界の中で、今この瞬間だけは中見と曲の二人だけの世界が広がっていた。

そんな夜空の下で、二人は互いに曲と眠る時が、中見と眠る時が一番よく眠れると打ち明け合う。それが示すのは、二人にとって互いに二人だけがこの世界で息をする居場所をくれるということだったように見えていた。



良い

今度は西村さんか高田くんの助けてあげる番にならなくちゃ、貰ってばかりじゃなくてあげる番になりたいという想い。



良い

天文部の活動を通して、眠れない二人でもフツーの人みたいになれたような気がしていた。でも、街中で別々の友達といる中でふと出会した二人のドギマギした反応や、深夜徘徊を咎められたことに激昂する中見を見ていると、やっぱり違うと思わされる。

どこまで行っても結局、中見も曲も夜寝て昼起きるみんなとは違うのだと確かめさせられるようだった。そして、だからこそ二人は寄り処を求めて、惹かれ合っていくように見えていた



良い

とりあえずの天文部の活動を立てるために、中見と曲は、天文部の先輩である白丸へ会いに行く。そして、彼女から教わった夜空の撮影で、二人の夜はもっと楽しいものになっていく。

でも、それは二人だけではない。高校ではずっと一人の天文部だった白丸も、同じ夜を楽しむ仲間を得られて、孤独の趣味から解放させられていた。だから、七尾城跡の星景写真を二人に共有できた時の嬉しさと気恥ずかしさだったんだと思う。



良い

不眠症な二人の隠れ家の天文台のことがバレてしまって……。

でも、二人は逆に天文部として認められた。それは居場所が認められたということであり、もうこそこそ隠れるように息を潜める必要もないということ。徐々にだけど、二人はこの世界の中で、気の休める場所を獲得していってるように見えていた。



良い

眠れなくて退屈で憂鬱な夜を楽しくしてくれる。それが中見にとっての曲だった。

中見と曲は不眠症という悩みで繋がって、天文室や夜の町と二人だけの世界へ飛び込んでいく。その中で、中見は寝なきゃいけない夜を楽しんでも良いと知っていく。それはきっと、曲に寄り添うことで、抑圧的な世界の中で、少しくらいちゃんとせずに甘えても良いと気付けたことのように見えていた。



全体
良い
映像
普通
キャラクター
良い
ストーリー
普通
音楽
良い

原作既読

悪くないんだけど、パッショーネにしては作画がちょいへたれ気味?
あと一番気になったのが、お客さんのリアクションに感じる痛々しさとか限界さで、声が付くと仕方ないのかなぁという印象。そこら辺に引っ張られてか、一番の肝であるとこのシリアスも薄味に感じられてしまった。

構成としては、上手く12話にまとめたな〜という感じ。キャスティングもハマってたし、陽芽ちゃんcv小倉唯さんは可愛さと裏の顔はもちろん、コメディさも上手く演出されていて良かったです。



良い

笑いに全振りエピローグ回おもしろすぎた

矢野ちゃんの制服おっぱい見て、ストレートに「エロくね!?」って陽芽のリアクションがかわいすぎる、顔真っ赤だし。
「やらしいから隠せって言うんですか!?」ってキレてる矢野ちゃんもおもしろすぎるし、これをすみぺが言ってると思うともっとおもしろい。



良い

行き場のない果乃子の想いを受け止めてくれる特別に橘がなってくれた。それに、それが陽芽を誰かのものはもちろん、自分のものにもできないししたくないという果乃子を泣かせないために、橘ができる唯一の方法だった。



良い

笠原さんも良すぎる



良い

西村さんに嫉妬しちゃう笠原さんかわいいなぁかわいいなぁ

西村さんが安達さんと仲良くなるチャンスのために、高田くんが気を使ってあまりぐいぐい来ないようにしてたの、すれ違いって程でもない本当に微笑ましい行き違いで、あぁ〜〜もお〜〜



良い

「今はまだ子どもだから、おもちゃの指輪しかあげられないけど」って言いながら、西村さんの左手の薬指に指輪を嵌める高田くんは、「大人になったら……」という暗示のようで、もう……もう……!!

それに、「宝物ができちゃったよ…///」って西村さんも、「いつか大人になって高田くんがちゃんとした指輪をくれるその日までは、このおもちゃの指輪を大切にしよう」ってこの関係がずっと続いていってほしいって意図が見えるようでたまらない気持ちになってしまった。



全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

ちっちゃな子どもたちのおっきな夢を、子どもらしい世界観の中で描き出し、そしてそれを大人の世界へ羽ばたかせていく素晴らしいシンデレラストーリーでした。やっぱり夢と現実はどこかで繋がっていて、それを渡るために悩んだり、汗をかいたりしながら懸命にもがいて輝いていきたいと思わせてくれるパワーを受け取りました。

大人たちの描かれ方もさまざまな側面があって、それぞれにちゃんと意味があって、部長の存在も良い意味でU149の野心をより輝かせてくれるコントラストをくれた存在で良かったです。



とても良い

夢を見せてくれるものたち

会長の鶴の一声で決まった、U149のサマーライブ出演。でも、それは決して職権に物を言わせただとか、結局は大人の力学だったとかそういうものではないと思う。会長が示しているのは、ありすのパパやママと同じように、「みんなの夢を影から応援してるくれる大人」であり、そしてプロデューサーのように「みんなの夢が夢な大人」なんだと思う。

そして、そこから一気に動き出す現場。ドームのステージという大きな夢に向かって、練習に励むU149のみんなも、調整に奔走するプロダクションの大人たちも、その姿は光る汗を散らしながら最高に輝いていた。決してスマートじゃないかもしれないけれど、がむしゃらにみんなが夢へと駆けていく光景は、どこまでもクールでカッコよくて、見ている人にも夢へ駆けるパワーをくれるものだった。

無限の空に広がる夢

そんな夏のステージで披露する歌は、U149のみんなの夢を歌詞に込めることになった。特に、ありすは込めたのは「夢を見るのに、早すぎるも遅すぎるもない」という言葉。大人でも子どもでも、夢を願った時こそが夢を見て走り出す時という思いは、まさに「アイドル」という一つのシンボルに全力を注いで関わっている全ての人を表していたように思う。

そして、ステージは終わり、小さな彼女たちの大きな夢は一つ叶った。やりきったという達成感と充足感に満ちた夜。だけど、U149のみんなが上り始めた階段はまだ終わっていない。

だから、「夢を見るのに、早すぎるも遅すぎるもない」というように、みんなの夢はまだまだ続くし、もっともっと大きく膨らんでいく。さらに、その無限に広がった夢はU149に新たな仲間を誘った。それが暗示するのは、この物語を通して、その夢がぼくらのところまで広がってきたということ。ぼくらにもその夢の階段を駆け上がれ!と言いたげに見えていた。なぜなら、早すぎるも遅すぎるもなく、願ったその時こそが夢を見る時だから。



とても良い

小学生、夏、田舎、初恋……………最of高

お母さんの墓前で「高田くんのおかげで大好きなお母さんに初めて友達を紹介できた」って西村さんの笑顔が、恋愛とかそういうのを超えた、報われたとか救われたとかそんな感情を見たような気がした。



良い

高田くんが「水着似合ってる、超かわいいね」って一言を普通に言うんじゃなくて、敢えて西村さんの耳元でひっそり囁くのがとてつもなく良い。こう、特別感を感じるようだったり、高田くんもちょっと照れくさいのかなとか思ったり。

それに、「僕はいつでも味方だから、西村さんがどんな風に笑っていても」って台詞は、もう好きになっちゃうとかそういう次元を超えてるよ……。



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